
12月27日(金)に放送された「SHE THREE presents 荘口彰久のREPROFILE」に藤原希さんが登場! 番組では、「日本から台湾へ拠点を移した理由」や「台湾でおすすめな場所、グルメ」「台湾と日本の合作映画」について語っていただきました。
いつから台湾へ拠点を移そうと思ったんですか?

荘口:藤原さんは日本で女優さんとして活動していて、いつから台湾で活動しようと思ったんですか?
藤原:25、26歳の頃なので3年ほど前ですね。
私は子役から活動していて、10歳からこのお仕事を始めて今年28歳になりました。
荘口:では一般的な学生時代とはちょっと違う生活だったんですか?
藤原:でも全然鳴かず飛ばずだったので、普通の学生生活を過ごしていて、部活もやっていました(笑)
ずっとやってきたんですけど、25、26歳ぐらいのときに、このままではいかん!と思ったんです。
同じような悩みを抱えている同期の子がアメリカに演技の勉強をしに行っていて、私も遊びに行ったんですけど、そこで頑張っている姿を見て刺激を受けて、私も大きく環境を変えようと思いました。
荘口:なぜ台湾にしたんですか?
藤原:中国や台湾などの中華圏との合作作品が最近増えているので、英語か中国語ができたほうがいいと聞いて、希少価値のある中国語を勉強しようと思いました。
以前、台湾に旅行で行ったことがあって、すごく気に入っていて、元から海外に住みたいという思いもあったので、中国語勉強しに行っちゃえと思って、事務所には長い間お世話になっていたんですけど、一旦辞めさせていただいて台湾に行きました。
荘口:ブログなどを読ませていただいたんですけど、本当にいきなり行っちゃったんですか?
藤原:最初は語学留学が目的だったんですけど、どうせ行くならやっちゃえと思って(笑)
荘口:今も拠点は台湾なんですか?
藤原:今年は日本が拠点でした(笑)
お仕事で何回か台湾に行かせていただいたんですけど、一旦留学を終えて帰ってきて、2019年はほぼ日本で過ごして2020年はまた拠点が台湾になります。
台湾が日本でブームになっていますね

荘口:そうこうしているうちに、台湾が日本で超人気になっていますよね。
藤原:すごくビックリしました(笑)
タピオカ屋さんがすごくいっぱいで。
荘口:以前からタピオカはありましたけど、今年は激しく流行しましたよね。
沢山お店ができて、行列になっているタピオカ屋さんを見てビックリしました?
藤原:ビックリしました。
台湾では行列ができないので、えぇーってなりました(笑)
荘口:それぐらい台湾の人は慣れているんですか?
藤原:台湾の人はあんまりお茶にタピオカを入れてないですね(笑)
荘口:ちなみに12月に発表されたランキングによりますと、年末年始を海外で過ごす旅行先人気ナンバー1は台湾だそうです。
ガッツリ1週間などの休みが無くても楽しめるし、飛行機も長時間乗らなくて行けるから楽なのもありますよね。
藤原さんは台湾に行ってどんなことを感じましたか?
藤原:行きやすいですよね。
やっぱり活気がすごくあるなと思いました。
みんな元気で、街を歩いていると大声で話しかけられます(笑)
荘口:台湾の人だと思われたんですか?
藤原:台湾の人だと思われているときもあれば、日本人と分かってて話しかけられるときもあります。
すごく皆さんフレンドリーでめちゃくちゃ親切です。
荘口:台湾の人って親日家の人が多かったり、親切な人が多いイメージがありますよね。
藤原:イメージ通りですね。
でも普通にぶっきらぼうな人もいます(笑)
日本にいるとちょっと怖いと思うようなことも台湾だと受け入れられちゃうところがあります。

荘口:あと、台湾って意外と四季がちゃんとあるんですね。
南の方にあるので、一年中温かいのかと思っていました。
藤原:そうなんです。
私も一年中温かいのかと思っていたんですけど、冬は普通に寒いです。
でもダウンを着るほどではないみたいなんですけど、台湾の人はダウンなどの厚手のジャケットを着ることに憧れがあるみたいです(笑)
荘口:ちなみに藤原さんの好きなお店とかってあるんですか?
藤原:ディーホアジェという街があって、日本統治時代の古い町並みがあって、オシャレなお店が沢山あります。
かごで編んだバッグやキッチン用品が売っていて、日本よりもだいぶ安いです。
よく行くご飯屋さんはグーティンというところにある、朝ごはん屋さんです。
荘口:日本はみんな家で朝ごはんを食べますけど、アジアの国って朝から外食ですよね。
藤原:そうなんです。
私が住んでいたところはキッチンがなくて当たり前な感じでした。
朝ごはんは台湾で有名なシェントウジャンという豆乳スープを食べていました。
あと、大根餅を一緒に食べることが習慣化していました。
荘口:プロフィールを拝見したら、中国語の能力検定というのをみかけましたが、英検みたいなものがあるんですか?
藤原:台湾バージョンの中国語検定があって、私が持っているのは下から3番目ぐらいなんですけど、日常会話は問題なくできます。
荘口:あと、武術太極拳と書いてありました。
これは我々が知っている太極拳とはまた違うんですか?
藤原:どうやら武術太極拳というものの中に色々種類があって、台湾でも公園や記念堂でみなさんがゆっくりの太極拳をやっています。
以前共演した方が武術太極拳をやっていて、アクションができる方なので、私もやってみたいと思っています。
台湾と日本の合作映画に出演されているんですよね

荘口:藤原さんが出演されている台湾と日本の合作短編映画のタイトルが「多日想果(タピオカ)」と言うんですね。
これはどういうお話なんですか?
藤原:「多日想果(タピオカ)」というタイトルなんですけど、タピオカは2回ぐらいしか出てこないんです(笑)
台湾の高雄に留学している日本人の男の子と屋台で働いている台湾人の女の子のラブストーリーになっていて、私は屋台で働いている台湾人の役をやらせていただいています。
荘口:全編中国語で話されているんですか?
藤原:はい。
台湾の人なので、中国語で話しています。
荘口:それはかなり難しいですよね?
藤原:最初は日本人の役って聞いたので、台本を頂いたときにビックリしました(笑)
周りの人にも支えてもらいながら中国語を練習しました。
荘口:向こうの人がみても違和感がないようにするのはいいチャレンジですよね。
藤原:本当にいいチャンスをいただきました。
荘口:クラウドファンディングも行われていて上映会もされたんですよね?
藤原:クラウドファンディングの方は9月で終わって、10月からカフェとコラボレーションをしました。
短編映画って業界の方が見ることが多くて、なかなか一般の人が見るチャンスがないということで、一般の方々にも広く観ていただけるようにゆるくカフェでお茶を飲みながらの上映会です。

荘口:この先も観られる予定はあるんですか?
藤原:まだ決定はしていないんですけど、この先もやっていく予定ではあるので、私のInstagramや「多日想果(タピオカ)」のSNSで発表されていきます。
荘口:もう一つ。
来年の2月22日から順次公開予定の映画「恋恋豆花(れんれんどうふぁ)」
これも日本と台湾の合作映画なんですね。
こちらも台湾が舞台なんですか?
藤原:台湾が舞台になっています。
主役の2人が台湾に旅行に行くお話で、今回私は日本人役で日本語も中国語も喋ります。性格的に自分と似ている役でした。
荘口:どういったところが似ていたんですか?
藤原:結構思い込みが激しいところが…(笑)

荘口:確かに台湾に行くと決めたらガーッと突き進んでいくところがありますもんね(笑)
この映画も台湾のグルメだったり、観光スポットが出てくるんですよね?
藤原:旅の記録なところもあるので、観てから台湾に行くと「あっ!」ってなるかもしれないです。
荘口:2020年に軸足を台湾に移すとのことですが、どんなことをやっていきたいですか?
藤原:2019年は合作などでお仕事をいただけていたので、台湾の作品に出演することを目標にしています。
荘口:プライベートではなにか目標はありますか?
藤原:プライベートでは中国語の検定がギリギリで受かったので、そっちの方にももっと力を入れて、ブラッシュアップしていきたいと思います。
Photographer:Kyota Hashimoto