第263回 ノンスタ石田さんとM-1答え合わせ!

『バカリズムさんが結婚!』

岡村「2019年最後の放送・・・スペシャル3ウィークス3週目ですけれども。そんな中また度肝を抜かれるニュースが飛び込んで参りましてですね。バカリズムさんがご結婚されたということで、激震がはしりました。」

そうなんです、バカリズムさんがクリスマスに結婚を発表!先日、オードリー若林さんが結婚して、ストレスが溜まり人生初パーマをかけた岡村さんの心境やいかに!!

岡村「僕の場合はどうしていいかわからなかったんですけれども、アローン会会長の今田さんがバカリズムさんの結婚を知って、初めてのホワイトニングをしたそうです!」

どういう心境なのかは解りかねますが、動揺されている事は間違い無いでしょう。岡村さんも同じ風俗野郎Aチームぐらいに思っていたため、衝撃はあったようです。若林さんの時と同じパターンで、岡村さんは「おめでとう」は口にできず、タイトルコールとなりましたが、バカリズムさん、おめでとうございます!

『NON STYLE 石田明 登場!M-1答え合わせ!』

M-1も終わり、今年もノンスタ石田先生、いや石田教授が来てくれました!

石田さん「前も言いましたけど、先生とか教授とかマジでやめてください・・・あと“答え合わせ”っていうのも。答えなんてないから!」

岡村「いやいやこの日だけはそう呼ばせてください。答えないけど、自分が思ってた事しゃべりたいやん!感覚ずれてんのかな?とか、違う考え方もあるやろし。今回見て石田教授はどう思われました?」

石田さん「めちゃくちゃ面白かったです!ホンマに勘弁してくれって思った芸人がいっぱいいたと思います。こんなクオリティのもんを何組も持ってこられたら、どうにもなりませんと」

めまぐるしく進化しているという漫才界。以前はナシとされていたものが、一周してアリになっていたりしているという事からまた新しい時代に突入しているのだそうです。時間ももったいないので、さっそくニューヨークからざっとおさらいしていきました!一部コメントを書いていきますが、今回の放送は是非タイムフリーでお聞きいただければと思います!

http://radiko.jp/#!/ts/LFR/20191227010000

各所に漫才テクニックのみならず、日常生活でも使えそうなしゃべりの解説などもあり、聴き応えがあります!是非フルで聞いてください!

岡村「ニューヨークに関しては流れを作ったなっていう。今回のM-1の空気作りをしたなって思いました」

石田さん「トップバッターで高得点とったっていうのはM-1をメイクしたっていうのはあるんですけど、歌ネタをやるっていうのにトップだけは引きたくなかったと思うんですよ」

歌ネタをやるのは決まっていたと思うのだけど、トップバッターを引いてしまったのではないかと推察。本来であればトップバッターを引きたかったのはインディアンスとかすゑひろがりずではないかと石田先生は見たようです。

岡村「でもニューハーフのお店にニューヨークが出入りするようになってネタの幅が広がったんちゃうかっていう話よ」

…と今回から岡村さんの謎のひとくちメモが挟まるようになりました。ちなみに2人ともニューヨークは受けトークの「最悪や!」で、その後のネタバブルが始まったのではないかという事でした。

岡村「かまいたち!面白かったな~!一本目!」

石田さん「基本的に漫才師は言い間違いをネタにする人が多い。でも言い間違いからスタートしたトラブルからコントが始まるっていう」

どうやら2年前に完成していたネタだったようですが、これを10分まで伸ばしてできるようにしていたというアノネタ。それをまたギュッと4分にしたという超熟成されたネタだったのだそうです。そして、かまいたちの鋭角な表情がスゴイと石田先生も絶賛。

岡村「そしたら、次は敗者復活からの和牛や!かまいたちと和牛ってこの10組の中では別格じゃない」

石田さん「やっぱり甲子園大会にプロ2組入ってるみたいなね(中略)やっぱりM-1って1塁ベースにヘッドスライディングして欲しいんですよね、漫才で。普段の寄席とかはいいんですよ。で、和牛もめちゃくちゃ頑張ってるんですよ!でもあのスタイルやから(ヘッドスライディングしてるように)見えないんですよ」

和牛も信じられないぐらい頑張っているコンビ。しかし、漫才のスタイルやキャラクターから、その一生懸命さは見えづらいということ。それでも和牛の漫才はすごいですけれどもね。確かにM-1で優勝するコンビというのは独特の勢いと流れがあるとよく言います。

『M-1答え合わせ!』

岡村「すゑひろがりずも面白かったで!」

石田「やっぱりM-1の出囃子にあわせて鼓を叩くのは可愛かったですね~。ここまでが結構グーってなってるんですよ、そこをチャラにしてくれた」

もとのキャラがコントなので、どうやって漫才に見せていくかというものだったので、ほかの人たちと違う方向性だったので緊張が解けたのではないかという分析。

岡村「そして、からし蓮根!これお客さんはどれぐらい理解してたのかな?」

石田「お笑いファンは知ってますけど、スタジオにいるお客さんはほとんど知らないってことですよねー」

岡村「でも得てしてM-1ってみんなが知らない方が、バーンってはねるときあるやん」

石田さん「あったんですけど、今回伊織くんがキャラが先行してるタイプなんですね。でもその前にすゑひろがりずっていうモロキャラもんがいて。ちょっとキャラが薄めに見えたんですよね」

関西では、ツッコミの青空くんにも注目が集まるくらいなのですが、キャラが強いコンビの後だったため、なんとなくフォーカスが合わなかった状況になってしまったため、自分たち的にもなんだか違うなと思ったのではないかということでした。

岡村「見取り図も面白かったですね~」

石田さん「だいぶキャラクターも浸透して…盛山くんが手のことを指摘されてたじゃないですか?」

岡村「俺は気にならんかってん!逆にリリーの目線が下になってる方が気になってん!」

石田さん「盛山ってどっしりしてるイメージじゃないですか?なんで、あんな風に鼻を触ったりしていると、すごい弱い人に見えるんです。だからああいう喧嘩漫才に適してる感じではないので…そういう事が塙は気になったんやと思いますよね」

石田さんいわく、ぶつ切りになってるので“つなぎ粉がボソボソ”な事が見取り図の改善点なのではないかと石田先生は解説。さらに

石田さん「でもパワーワードを生み出せるタイプは、魅せ方手抜きがちになるんで。でも挑戦できてるから、また次の課題でもありますね」

『M-1答え合わせ!ミルクボーイ』

岡村「そして、ミルクボーイ!」

石田さん「もうお手上げ!おもしろすぎた!」

岡村さんも噂は聞いていましたが、M-1で初めて見たというミルクボーイ。面白かったのは当然ですが、内海くんの声がすごい良かったのだそう。

岡村「俺、あの後YouTubeとかでさらってんけどミルクボーイって山下達郎さんと一緒やねん!CDとコンサート全く一緒!それとおんなじ!YouTube見ても変なアレンジないし全く一緒やねん!」

石田さん「すごいPOPなテーマじゃないですか?あるあるとナイナイで構成されていて。このアルアルとナイナイがめっちゃポップなんですよね。で、このナイナイに対してめちゃくちゃどぎつい偏見を言っていくっていう。それでファニーに見えるんですよね」

すごく冷静にミルクボーイのネタ分析をする石田さん。それを最初から考えてたらと思うと、恐ろしいなという岡村さん。もうびっくりするしか無かったミルクボーイさんのネタだったようです。

岡村「そしてオズワルド!」

石田さん「これはオズワルド大健闘です。あんだけミルクボーイがうけたあとにこのタイプが出てきて平常心でできるなんてなかなか無いです。ツッコミの伊藤くんがよく待ったと思います」

否定をしきらないツッコミの適切な間をしっかり解説してくれた石田さん。なかなかのストロングスタイルだという事に岡村さんは気づかなかったようですが、今後のオズワルドにも注目したいところです。

岡村「さ、インディアンス!これは恥かきました私は。インディアンス行くと思いますよ~って言うてて。ほんだらしゃべり早くなって何いうてるかわからへんし。なんやねんこれって思ったらどうやらネタ飛んでたらしいな」

石田さん「またネタが飛びやすい作りなんですよ、彼らの漫才は。おもろいやつをどっからでも入れられる仕組みになってるから、これ入れとこうって色々入れれるからわからんようになるんですよ」

インディアンスがネタ終わりに言われた事にも言及し、そのコメントが出てきた原因についてもしっかり分析してくれました

岡村「ほんで、ぺこぱですよ!おもしろ荘で優勝した言うてたけど、正直忘れてたからね。パンケーキばっかりで。で後で思い出したんや!でも化けたんちゃう?」

石田さん「そうですね~松蔭寺くんね。あの松蔭寺くんのツッコミきらないというスタイルを支えてるしゅうぺいの…あんなに長いツッコミ待ってられないですよ。で耐えるためにあんなアホなキャラ設定してるじゃないですか。でもあのツッコミを待つためにはあんなこにならんと無理じゃないですか。あれできるのはいま漫才師のなかでしゅうぺいとパラダイスだけやと思います!」

石田さんが松蔭寺くんを素敵だと思う事は、“名詞や動詞を一音ずつ立てて喋る事”なのだそうで、それを自然にやっているので、リズムが生まれるのだそうです。そのアクセントよって言葉がとてもはっきりと聞こえるのだと教えてくれました

決勝の話もしましたが、もう全然時間が足りない!しかし最後に石田さんがどうしても労いたかったコンビがいました。

石田さん「これだけはどうしても言いたかったんですけど、ラストイヤーやった天竺鼠なんですよ。ホンマ面白くて。和牛が行ったことに対してさすがやなと思ってますけど、ホンマに天竺鼠に一回決勝の舞台たって欲しかったなって思うくらいの出来やったんですよ」

天竺鼠のラストイヤーにかけた思いが見える漫才をみて石田さんは素敵やなと思ってグッときたのだそうです。岡村さんは毎年恒例ですが、この時代じゃなくて良かった~と言っていました。石田さん、また来年もよろしくお願いします!

『番組ではネタハガキを募集しております!』

岡村隆史のANNは皆さまからのおハガキが頼りの番組です!各コーナーでおハガキ大募集中です!ネタはおハガキでお送りください!通常インパルスのみメールでも募集をしています!

PN 心の折れたエンジェル「M-1チャンピオン」タペストリーネタ・・・「俺の今年のグッズやないか!こんなんすぐ書いてくるの偉いな~。お!ポスター!」とミルクボーイネタをキレイに書いてきてくれた心の折れたエンジェルにポスター進呈!!ポスターは残り4枚!(すいません、もともと在庫が少ないもので…)

PNダラスマブス「1年を短歌で振り返っていました」岡村 「1年経ちましたねー。あっという間でした。来年オリンピックイヤーですから。色々とどさくさに紛れてとは思ってますが、なかなか難しいかなとおもっています」もう2019年も終わり!2020年の岡村さんは一体どうなる?

まだ決算忠臣蔵のスタッフさんに作っていただいた特製千社札もあります!しばらくスペシャルグッズが出るのでハガキ職人の皆さんは是非おハガキたくさんお送りください!

「次回は2020年1月9日!新年一発目は恒例の帰省トークやると思います!」

岡村隆史のANN、次回は1月9日になります!

1月2日(木)は「東京スカパラダイスオーケストラのANN」です!

年始の放送一発目はまた毎年恒例の話になると思いますが、これも季節の風物詩という事でヘビーリスナーは楽しみにしてくれていると思います!こちらもお楽しみに!

2019年も『岡村隆史のANN』をお聴きいただき、有難うござました。

2020年も『岡村隆史のANN』を何卒よろしくお願いいたします。

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この日かけた曲●

1曲目・I Feel The Light featuring Earth, Wind & Fire/Little Glee Monster

EDTM月夜の星空/ホブルディーズ

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岡村ANN歌謡祭in横浜アリーナ2019写真

※こちらは徐々に増えていく予定です。歌謡祭前の楽屋での様子などもアップしていきますので、またチェックしてみてくださいね!

岡村隆史のANN歌謡祭2019① オープニング

岡村隆史のANN歌謡祭2019② 知念里奈さん、秋山先生

岡村隆史のANN歌謡祭2019③ 岡ー1グランプリ、高須先生

岡村隆史のANN歌謡祭2019⑤ 岡村隆史スーパーライブ

岡村隆史のANN歌謡祭2019⑥ 東京スカパラダイスオーケストラさん、オカパラ

岡村隆史のANN歌謡祭2019⑦ 鍛冶マネージャー、ホブルディーズさん

パーソナリティ