82通目『役を生きなさい ― 騎士物語物語・大阪編』

PS、ココミより。10月もおしまいと聞いて

『早っっやっ!。振り返ったら、10月は大阪で過ごしてましたねぇ』

と萌音ちゃん。今週と来週の2週にわたって「騎士物語物語・大阪編」をお話してくれるそうです。

 

『まず、役名について。なんで萌音だけ役名がないの?と言われていたけど、実は”牢番の娘”は、”フラヴィーナ”という名前があって、それは舞台の中で大事な名前になっているから、舞台で初めて聞いてもらいたくて、ずっとひた隠しにしてきました。大好きな名前。フラヴィーナとして五か月半生きたんです。

台本をもらった時に、ずっとミュージカルが大好きな私への”ご褒美”かと思ったのと同時に、越えられないかもしれないと思った”壁”でもありましたね。もがき苦しみました。大先輩との力の差を思い知って、泣きそうになりながら家に帰ったこともあったし..』

『でも、フラヴィーナとして演技をする度に大好きになっていった。命がけで生きている子で、その純粋さ、ひたむきさに力をもらって、二人三脚でやってこれた。一生誇りに思える役です』

 

そしてお話は、演出のジョン・ケアードについて。

『私、(お芝居のことが)心配で、ことあるごとに「私大丈夫?」と聞いていた。そしたらジョンが「萌音は、芝居をしない子だね」と言われた。私は演技ができてないのかと不安だったけど、「芝居はするものじゃない。役を生きなさい。萌音は生きてるからOKだよ。生きている限り、噛もうが、間違えようが、大丈夫だ」って言ってくれたの。』

『78回もやっていると、セリフが”リズム”になってしまいがち。そうなりそうな時は、ジョンからの言葉を自分に言い聞かせてました』

 

そんな、素敵な言葉をくれたジョンをはじめ、カンパニーの皆さんが本当に大好きだ、と何度も何度も言う萌音ちゃん。

『宝物をたくさんもらいました。この舞台を通じて、やりたいことがたくさん出来たんです。こういう役をやりたい。こういう風に歌いたい。こういう人になりたい。だから…忘年会・新年会は毎年やってほしい(笑)』

 

そんな思いを語って、今日は歌ってくれました。

『泣いちゃうんじゃないか、と思うくらい大好きな歌』

というのは、ミュージカル「コーラスライン」から「What I Did For Love(愛した日々に悔いはない)」。今の私の気持ちだというこの歌を、素敵に歌い上げてくれました。最後のアカペラ、ココミも鳥肌たっちゃった!

 

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それでは「PS」もここまで。また来週お会いしましょう。来週は「騎士物語物語・大阪編~オフの”あたい”」だって。楽しみー。

じゃあまた来週まで。「かしこ」。

 

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