やまもと です。
前回は、AppInventorをPCにインストールして『新規アプリ作成』ページを開いたところまででした。
今回はまず、再度 GoogleAccount でログインするところから始めます。
AppInventorのサイトにアクセスすると、下の様なログイン画面が表示されますので
GoogleAccount(Gメールアドレス)とPasswordを入力して Sign in します。
しばし待っていると、前回見た『新規アプリ作成』ページが開きますので、ここからはまた、
多田さんの連載「誰でもAndroid開発できるApp Inventorの基礎知識」を教科書変わりに、ひたすら書かれている通りになぞっていきます。
「ただ書かれていることをなぞる。」という行為に意味があるのかとお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、
予備知識がほとんどないことを試してみる場合、
書かれたとおりになぞって、確かに書かれたとおりの結果になることを確認することで得られる安心感が、先ずはとても大事だと思います。
加えて、結果に繋がる過程を実際に経験することで得られる、そこはかとない自信の様なものが次なるステップに踏み出すためには欠かせないものではないでしょうか。
ということで、当然ではありますが、あっという間に Viewer への部品配置が完了しました。(敢えて、「click」ボタンを「クリック」ボタンとしてみました。)
ここまで来たら、一気に動作確認に突入します。
先ず、「New Emulator」をクリックしてエミュレータを起動します。
下の様な確認画面が表示されますが、邪魔なので「OK」をクリックして消してしまいましょう。
待つこと….30秒….1分は掛からないかもしれませんが、結構待たされた後、なんとも味気ないエミュレータが立ち上がりました。
(ちなみに時刻表示はグリニッジ標準時で設定されていて、ちゃんと+09:00のTokyoに設定し直すこともできます。)
ブロックエディタの「Connect to Device…」をクリックして、フルダウンメニューに表示された「emulator-….」を選択すると、アプリの転送が開始されます。
ここでまた、1分近く待たされます。
「Connect to Device…」ボタンの右横の転送アイコンが「黄色の点滅」から「緑の点灯」に変われば転送終了です。
気が付くとエミュレータの画面に「クリック」ボタンが表示されていて、このボタンを文字通りクリックすると「Hello My App」が表示されました。
実機での動作確認も、エミュレータの場合と同様に教科書通りの手順で可能です。
一点、実機をUSB経由で認識させるためのドライバを、PC側にインストールしておくことを忘れないようにしてください。
認識されていれば、「Connect to Device…」のフルダウンメニューに新たなDeviceが追加されているはずです。
追加された実機を表すと思われるDeviceを選択すると、接続先の切替を確認するアラートが表示されますので、「はい」(なぜかここだけ日本語)をクリックして下さい。
目の前のAndroid端末に実際に意図したとおりの画面が現れてみると、ただそれだけのことで?と思われるかもしれませんが、
明日への気力が湧いてくるように感じるのは私だけでしょうか。
次回は、いよいよ多田さんの連載第二回「App Inventor for Androidで使う基本的な部品を知る」に突入します。