小澤雄太と鈴木伸之が、舞台の感想や「スマホ時間」について語る

3月31日(火)に放送された「SHE THREE presents 劇団EXILEのREPROFILE」に小澤雄太さん、鈴木伸之さんが登場! 番組では、リスナーからの質問や「第一印象」について語っていただきました。

※2020年3月に収録したものです。

 

小澤:舞台終わって初のラジオですよ!

 

鈴木:東京大阪と合わせて3万人のお客さんに観に来ていただいて。笑顔を目の前で見させていただいたのですごく充実した期間になりました。

 

小澤:そして新しい劇団EXILEの姿も見せられた気がして、こっちとしてもお客さんとしても喜ばしいことなのかなと。本当にみんなで幸せな気持ちになれたのでハッピーな時間でした!

 

荘口:次をやるとしたらどんなことがやりたいですか?

 

小澤:次は、派手派手しいのもそうなんですけど…みんなが会社のサラリーマンだったらみたいな。一見地味だけど、全然関係ないエンターテイメントが入ってきてそれをやらなきゃいけない、みたいなのが面白いんじゃないかな?っていうのは思いますね。

 

鈴木:今回ゲームの世界観でやらせてもらって色々面白かったことがたくさんあったので…また皆さんの期待を裏切るようなシチュエーションで何かやりたいですけどね。

 

舞台で苦労したこと

荘口:「この舞台で一番苦労したこと、大変だったことや、ご自身も含めメンバーのここが良かったなと言うシーンや台詞を是非教えて下さい。」まず、苦労したことは何でしたか?

 

小澤:僕は、見た目は髭があるワイルドな感じの役だったんですけど中身は中学生っていう、すごくギャップのある役だったんですよね。

 

荘口:ネットの中のキャラと本人は違いますからね。

 

小澤:そうなんですよ。それを一番象徴しなきゃいけない役だったので、ゲームの中でおっさんがおっさんって言ってるところとか、節々に見せる子供っぽいところにこだわったんです。どこを参考にするか考えた時に、自分は中学生の時こんな事やってたかな、でも中学生だと伝わりづらいからもっと幼くして小学生くらいの頃を参考にしようかな…とものすごく考えて今回は表現しました。

 

鈴木:僕は甲冑を付けたまさに勇者のような格好だったので、その人にどう見えるようにするかと、物語を引っ張っていくような台詞も立ち回りも多かったので、とにかく汗がすごかったですね。汗が止まらなくて、裏でずっと酸素スプレーを手に持ってました。衣装も重いですし、武器も今回世界観に合わせて特注で作ってもらった大きい剣だったので、最初は1回振るのにもすごい筋肉痛になりました。そのあたりはすごく苦労しましたね。

 

荘口:この人のこれ良かったな!っていうところはありましたか?

 

小澤:小野塚が役柄で今流行りの言葉をかき集めて喋ってるんですけど、僕なんか特に昭和から生きてる人間だから今の子達の言葉が分かんないのもあって、どこが面白いのかっていうのが分からなかったんですよね。一生懸命芝居のこと考えてやってるのも分かってるんですけど、なかなか笑うタイミングは分からなくて。

でもそれが本番明けたらドッカンドッカンうけてて。それは圧巻でしたね。若い子たちが作り上げていくものってこういうことなんだなって空気をすごく感じられました。

 

荘口:昭和世代からするとどの辺が面白いんだろう…っていうところも超ウケてるな?!ってなっていたんですね。

 

小澤:僕らもあらかたどの辺りでウケるだろうというところは予想は出来てたんですけど、それにしても予想外の反応で。ものすごいなって。若い子たちに着いていかなきゃいけないのはこういうところなんだなって思いましたね。

 

鈴木:今の若い子達って「ぴえん」とか「〇〇しか勝たん」とか使うじゃないですか?

小澤さんが高校生の時ってどういう言葉使ってました?

 

小澤:「チョベリグ」だよ。「チョベリバ」とか。

 

荘口:鈴木さん意味分かります?

 

鈴木:超ベリーバッド…ですよね。

 

小澤:あとは「まいうー」とか「ナウい」だったね。

 

鈴木:僕は秋山さんの恐らく最後の台詞で、「みんなでこの景色を見れて本当に良かったですね」みたいな、自信が全くないキャラクターの人が最後に自信をつけて言う台詞があるんですけど、それがすごい素敵な言葉だなと思って。秋山さんが言うっていうのもまた、劇団EXILEに掛かってる気もして、舞台がすごく締まった一言だったなと改めて思います。

 

荘口:もう一つ。「衣装がとっても素敵で目を奪われたんですが、物語同様皆さんの意見なども反映されていたんでしょうか?舞台の裏話なんかも聞けたら嬉しいです。」

 

小澤:衣装といえば青柳さんですよね。あの衣装を作家さんが提案してくるなら分かるんですけど、彼の場合話し合いの時点から「こういうのどうですか?短パン、タンクトップで光GENJIみたいなやつやったらめっちゃ面白いと思うんですよね」って。

 

荘口:短パン、タンクトップで光GENJIって言われても若い世代は、それは何だ…?ってなりそうですね。

 

小澤:僕が小学1年生とかの頃で、ローラースケート履いて…映像は頭に残ってるけど、青柳さんがやったらっていうのが全然想像つかなかった。それを衣装さんが汲み取って、ザ魔王っていう格好を用意した中でそれを出してくるっていう演出と組み合わさって爆発したんじゃないかなって思いますね!

 

鈴木:登場の時すごかったですもんね、お客さんの笑い声が(笑)

 

荘口:特に初日なんて誰も見たことが無いわけだから、なんじゃこれー!ってなりますよね。

 

鈴木:こういうのやるんだ!みたいな(笑)多分青柳さんにそういうイメージがなかったと思うので、反応はすごかったですね。

 

小澤:それもすごいメンチ切って出てくるわけですよ、ドヤ顔で。

僕らは出てなかったし、魔王が一番後ろから出てくるから後ろが向けるから笑いを堪えててもバレなくはあるんですけど、舞台の稽古で初めて見た時はみんなで大爆笑してました。

 

鈴木:みんな椅子から立って腹抱えて笑ってましたもんね。

 

 

荘口:まだ舞台について話足りないそうですね。

 

鈴木:僕と小澤さんは師弟関係のような間柄で、俺のことをすごく尊敬してる中学生の役を小澤さんが演じてたので基本出てるシーンもほとんど一緒でした。一番最後にHIGH & LOWみたいなカードゲームをするところがあるんですけど、そのシーンは結構頭も使うしお芝居としてもかなり集中しなくちゃいけないシーンで。なので将康さん、小野塚、小澤さん、僕で毎回円陣を組んで気合を入れてから出ていってたんですけど…オー!って円陣やって出た3秒後にはもう小澤さん台詞飛んでたんですよ。

 

小澤:もう飛んだんですよね。

 

鈴木:僕の顔を産まれたての赤ちゃんのような顔で、どうすればいい?みたいな感じでめちゃめちゃ見ていて(笑)

 

小澤:JACKが「うまなり見せ場だぞ!」って言って僕が「ただの最悪なおっさんじゃないってこと、見せつけてやってくれ!」って言うシーンなんですけど、「見せつけてやってくれ」を「見守ってやってくれ」って言おうとしちゃったんですよ。あれ?なんで見守ってやってくれなんだ?ってよぎった瞬間に頭が白くなっちゃって。

 

鈴木:お客さんにもバレてる間だったので、大丈夫か?言い直してもいいから落ち着いて何を伝えたいか教えてくれ、みたいなことを言おうかなと思ってたんですけど、これ以上ここを広げられるの嫌だったんでしょうね。次の台詞はすぐ出て(笑)すぐ次のところに行こうとしたのが面白かったですね。

 

小澤:無いものにしたいぐらい恥ずかしかったですね。

 

キーワードトーク「スマホ時間」

荘口:一つキーワードトーク行きましょうか。「皆さんは何時間ぐらいスマホ見てますか?私は彼氏といても友達といても黙ってスマホを観ている時間が多くて、これはいかん!と最近はスマホを見る時間を制限するようになりました。皆さんはスマホやパソコンを使いすぎだなと思う時はありますか?」

 

鈴木:スマホもかなり見てるんですけど、最近僕iPadを新しく買いまして。漫画がすごい大きな画面で見れるし、映画を観るときも便利で、英語も勉強しているんですがiPadだけで勉強出来るんですよ。なのでiPadは相当見てると思います。移動中でも持ってますし、iPadすごいですね。今まで何で持ってなかったんだろうってくらい優秀です、彼は。

 

荘口:今更iPad良いって言われても、リスナーさんもそうなんだ!とはならないでしょう!知ってるよ〜って。

 

小澤:今気づいたんだそれに。みたいな(笑)

 

鈴木:それに最近気づいて。遅かったですね。素晴らしいなと思って(笑)もう依存しちゃってますね。

 

小澤:最近メールアドレスがなくてもLINEとかで簡易的になってるじゃないですか。しかも今の子はLINE離れするらしいんですよ。写真や動画もBluetoothで送れるし、インスタグラムでダイレクトメッセージが送れるからそれで済ませてる。

 

荘口:インスタのDMしか使ってないって子もいるみたいですね。連絡したかったらそれでいいみたいな。

 

小澤:そんな事言われても僕らは昭和だから一生懸命LINEで返してるんですけどね。

 

鈴木:今日めちゃくちゃ昭和をおしてくるんですね。

 

小澤:最近本当に時代を感じちゃって。

若い子たちの話をわざわざ聞くってこと無いじゃないですか。でも地元に帰ったりすると後輩やその会社の部下に会う機会があったりするんですね。僕も今の世代のことを聞きたいなっていうのもあるんで話したりするんですけど、さっきの「ぴえん」とかみたいに僕らが使ってた言葉はもう使わないし、そもそもあんまり喋らないで大事なことだけ言う感じですよね。問い詰めても、「そうですか」って。僕聞いてるんだけど?って感じで…

 

荘口:それもしかして単に小澤さん慕われてないんじゃないですか?

 

小澤:あ、そういうことか?そういうことなのかなぁ…そっか、じゃあ関係なかったわ(笑)

 

荘口:冗談ですよ。そういえば、そういうデジタルデバイスから距離を置く「デジタルデトックス」、最近はツアーもあるんですよ。ホテルのパッケージツアーがあって、最初に貴重品ボックスにスマホやiPadは入れて鍵だけ渡されるんです。泊まってる間は預かってもらう。温泉入ったり美味しいもの食べたりしてる間はスマホとかは触らないでくださいっていうツアーですね。もちろん部屋にはテレビやラジオなんかは何もないそうです。

 

鈴木:え〜!俺無理だ。小澤さん出来ます?

 

小澤:俺は出来ると思う。

 

荘口:鈴木さんは最近iPadが良いことに気づいちゃったから。

 

鈴木:そうですね…ちょっと手離せないなぁ。

 

荘口:最近はキャンプも流行ってますもんね。一人でキャンプに行ってスマホとかを全く触らなければそれもデジタルデトックスですから。

でも圏外になったりすると不安になりそうですよね。

 

小澤:確かにそうですね…なかなか難しそうですね、デジタルデトックス。

 

荘口:そうですね。えー、無理でした(笑)

 

Photographer:Kyota Hashimoto

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