SUN SET SWISH
石田順三(piano)/佐伯大介(vocal)/冨田勇樹(guitar)降り注ぐピアノサウンド、ハイトーンヴォイス、メロディックギターでちょっと懐かしく、優しい音楽を奏でる大阪府枚方市出身の3人組。2005年6月、シングル「明日、笑えるように」でデビュー。2006年3月にリリースした3rdシングル「マイペース」がCD売上20万枚を超え、着うた(R)は100万ダウンロードを超える大ヒットとなる。同年7月メジャーデビューし、10月には映画「天使の卵」の主題歌「君がいるから」、翌月11月に1stアルバム「あなたの街で逢いましょう」をリリース。
 
HEIWA
パチンコ機・パチスロ機メーカーである平和は、戦後の復興期である1949年の創業以来、技術面・サービス面の様々な工夫や独自の技術革新に努め新鮮で魅力的な娯楽として提供し、パチンコ産業の健全化と発展のために貢献してまいりました。また、経営の基本理念のひとつである社会貢献として、スポーツ・文化活動への協賛等、地域への支援活動に取り組み続けています。
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3月30日の放送は
渋谷陽一がお送りしているこだわりの音楽番組『HEIWA REAL BEAT』、
3月30日は曜日を変えて、1時間の拡大スペシャル・バージョン!
ゲストはウルフルズのトータス松本さんです!
渋谷「1時間という枠組み、どのゲストを呼ぼうかと考えて、トータス松本を呼べば、俺はそんなに仕事をしなくても済むんじゃないか(笑)、1時間楽しいトークができるんじゃないだろうかと」

ロック界一の喋り上手に、おんぶにだっこをもくろむ渋谷。また、トータスさんは渋谷とのラジオにちょっとした感慨を抱いていました。地元大阪にいた頃、渋谷の番組を熱心に聴いていただいていたそうなのです。

トータスさん「渋谷陽一さんのラジオに出てるっていうのは、変な感じでね。目の前でリアルに生声が聞こえてるのが、変なんですよね。スピーカーから聞こえてくる声っていう風に決まってるんで。渋谷さんの声は」
渋谷「だって、何度も会って話してるじゃない(笑)?」
トータスさん「そうなんですけど。最初に会った時も、ああ、スピーカーから聞こえる声が目の前に聞こえる!っていうね」
二人「あはははは!」

ニューアルバム『YOU』はラヴソングに照準を絞り、ダイレクトな歌、ダイレクトな演奏が爆発、いかにもウルフルズらしい、ウルフルズにしか出来ない傑作に仕上がりました。渋谷は成功の理由をこう分析します。

渋谷「最近のトータスといえば、俺がウルフルズだ! という主張を強く出すようになった、その変化が大きいと思うんですけれども。ただ普通の人にしてみれば、当たり前じゃんみたいな。曲も書いてるし詩も書いてるし歌も歌ってるし、何もかもやってんだからという。なぜその当たり前のことを当たり前に主張できなかったんですかね、昔は」
トータスさん「えーっとね、バンドのありようっていうので、ちょっとまあ、間違って考えてた部分はあるんですよねえ」

もともと民主的なやりかたを取っていたウルフルズ。バンド、スタッフ全員が参加して新作の方向性について会議を開いたり、トータスさんが書き上げた歌詞を見ながら意見を言い合ったりしていたそう。

トータスさん「で、意味がないと思ったんですよね、そんなことしても」
渋谷「俺が作るんだからよお、お前らに決められるかみたいな」
トータスさん「そうそうそうそう。そっちはそっちでスケジュールとかやってくれたら、後はこっちでやりたいことやるんでっていう風にした方が面白いもんができる」

さらに、リーダーであるウルフルケイスケさんへの遠慮を健全に解消し、本来
気を使うタイプのトータスさんが意識的に自分を出すことで、結果としてバンド全体の個性が強靱なものになりました。

ウルフルズは『YOU』に先駆けて、出世作『バンザイ』(シングル“ガッツだぜ!!”“バンザイ”を収録)の10周年記念エディションをリリース。当時を振り返ることで話はディープゾーンへ。

渋谷「『バンザイ』のウルフルズって言われることに抵抗あった時期もあったじゃない?」
トータスさん「ありました、ありました」
渋谷「それをあえてこのタイミングで出すのは凄いなあって思ったんだけど」
トータスさん「2年ぐらい前から抵抗がちょっとずつなくなってきたんで、まあいいかな思ったって言うかね」
渋谷「人気が爆発して、コンサートでも“バンザイ”、宴会でも“バンザイ”、結婚式でも“バンザイ”、俺はカラオケかジュークボックスか?みたいな状態になっていたわけですよね」
トータスさん「そうそうそう(笑)」
渋谷「その時はかなり荒れてました?」
トータスさん「うーん、やっぱりね、なんかこう、素直に受け入れられるほどお調子もんでもホントはなかったんですよね」
渋谷「実は性格暗いですもんね」
トータスさん「暗いですよ」
渋谷「はははは!」
トータスさん「で、世間は僕をお調子もんやと思ってる人がやっぱ多いですよね、今でも。ガッツだぜ!とか言われたら、なーにー?って(笑)言いそうなキャラに見えてるんですよ」
渋谷「ははは!」
トータスさん「でもやっぱ、なかなかそうはなれなかったですよね」
(中略)
渋谷「イメージがどうのこうのと言いながらも、やっぱりステージに出るとタイツ姿で。結局、自分のそういうイメージにターボかけて」
トータスさん「ははははは!」
渋谷「おんなじじゃん(笑)。じゃあ渋いカッコでさあ、ブルースミュージシャンみたいなカッコでやるっていう手はあるけれども」
トータスさん「いや、違うんです」
渋谷「ピチピチのタイツで奥田民生に正視に堪えないとか言われて(笑)」
トータスさん「あはははは! いやもう理想はね、変なカッコしてて、かつねじ伏せたいわけですよ! なかなかそうはいかないですね」
渋谷「別にさ、変なカッコしなくってもいいじゃないの(笑)」
トータスさん「(笑)うーん、僕の好きな人は変なカッコしてるんですよ」
渋谷「なるほどね。ジェームス・ブラウンだって変だしね、プリンスだって変だしね」
トータスさん「変なカッコしてるじゃないですか! その変なカッコをしつつ、その実力でねじ伏せてる感じってのが、憧れとしてあるわけですよ」

実像とイメージのギャップ。そして、変なカッコでねじ伏せたい、というソウル、ファンクの巨匠に根ざした哲学。ウルフルズの核にあるものが見えたような気がします。この後、トータスさんはルーツになったアーティストとしてサム・クックを、最近聴いているものとしてスライ&ザ・ファミリー・ストーンのトリビュート・アルバムを紹介。サム・クック、スライともに、音楽面に加え、いつも笑顔で写真に映っているのが好きだそうです。その点も、人に強力なエネルギーを与えるトータスさんに、見事、引き継がれています。「サム・クックばりの笑顔でお願いします!」という注文にご覧の表情。

渋谷は収録中も収録が終わってからも何度も何度も言いました。「いやあ、ホントにトータスを呼んで良かった!」。1時間スペシャル大成功です。
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