わずか3か月の「ライブ配信」で地上波出演を叶えた、大人気アプリ「17 Live(イチナナライブ)」の魅力とは

2019年2月15日 20:02

2月6日(火)、オリエンタルラジオの中田敦彦がパーソナリティを務めるラジオ番組「オリエンタルラジオ 中田敦彦のオールナイトニッポンPremium」(ニッポン放送・毎週水曜18時~)に、歌手でライブ配信アプリ・17 Liveで17 ライバー(ライブ配信者)として活動する鈴水ひかりさん(https://17.live/profile/r/1774775) が、ゲストとして生出演。それまで全くライブ配信と縁がなかったという彼女が、3か月前に17 Liveを始め、どのようにして地上波出演まで至ったのかを鈴水さんに話を聞いた。

世界で4000万人以上が利用する17 Liveは、“ライブ配信”といわれる撮影しながら動画を生放送する仕組みで、リアルタイムで世界中の人たちとコミュニケーションを取ることが可能な体験型アプリだ。「17ライバー」と呼ばれるライブ配信者は、世界で累計100万人以上、歌・ダンス・トーク・絵描きなどそれぞれが自由にライブ配信を行っている。視聴者はアプリ上でポイントを購入し、それを応援したい17 ライバーに電子ギフトを贈ることができ、17 ライバーの収入は、ライブ配信を見ている人からのギフティングによって成り立つ仕組みになっている。

アプリ内では、このギフトポイントの数を競う様々なイベントがあり、今回は話題のラジオ番組「オリエンタルラジオ 中田敦彦のオールナイトニッポンPremium」とのコラボ企画を初めて開催。13日間の期間が設けられ、オリラジ中田との共演権を賭けてそれぞれがギフトの数を競い、鈴水さんが激戦を勝ち抜いて優勝した。

てっきり、ベテランで何年もイチナナライバーとして活躍している方かと思っていたら、鈴水さんがライブ配信を始めたのは3か月前だという。プロで歌手として活動し、オリジナル楽曲も出したが、思うような手応えがなくて落ち込んでいた時、友人に誘われて17 Liveをスタート。オーディエンス(視聴者)は40~50代が多く、男女比は少し男性の方が多いとのこと。固定ファンは徐々に増え、メイン活動は17 Liveに移行し、今回のイベント最終日が鈴水さんの誕生日に重なっていたこともあり、誕生日プレゼントとして多くのギフトが贈られて優勝、そして地上波出演を叶えた。オンエア直前、鈴水さんにインタビューした。

Q.17ライバーになったきっかけを教えてください
ライブ配信アプリは全くやったことがなくて、名前は聞いたことがあるけど見たこともなかったぐらい。もともと歌手をやっていて、17ライバーの友達に『絶対にヒットするからやってみなよ』って言われて、最初はお小遣い稼ぎ程度の気持ちで始めました。

Q.ご友人は、どうして『絶対にヒットする』と感じられたのでしょうか?
ぶっちゃけた話になるんですけど……17 Liveって素人の子がすごく多くて。歌手じゃなくて、歌手を目指している学生さんだったり主婦の方が多くて。“やっぱりプロでやっていくのは厳しいのかな”って自信をなくしていた頃だったので、プロとして活動していたことが強みになると思ってくれたんだと思います。

Q.ライブ配信ではどんなことをしているのでしょうか?
基本は歌で、夜の時間になったらトーク中心の“スナックひかり”という企画をしています。私のファンは40~50代が多いことが判明して、(バックミュージックに)昔の曲を流してお話しして。曲は70~80年代のもので山口百恵さんとか。

Q.17 Liveを始めたばかりの頃はどんな状況でしたか?
一番最初は2、3人の方とずっとおしゃべりしたり歌ったり、機材も1,500円ぐらいで売っているようなカラオケマイクを使っていました。(オーディエンスが)2、3人の状況は10回ぐらい続きました。そこから、見た目が大事ということでヘッドホンをつけて、コンデンサーマイクを使ってレコーディング風景みたいな配信をしたら、ばっと増えて。

Q.17 Liveでどれくらい稼げるのかが気になります
ライブ配信は基本毎日で1回30分~2時間。17 Liveだけで生活ができるくらい、サラリーマンくらいの金額です(笑)

Q.今後の夢や目標は?
最近決めたんですけど、17 Liveで“世界大会”があって……そこで優勝することです。日本のオーディエンスだけじゃなくて台湾の方にも見てもらえるような。台湾への営業活動もしているんですよ。台湾のランキングを参考にしたり、自分の配信にたまにいるんですけど、台湾の方が私のライブ配信を見に来たときはその方をフォローして、どんな17 ライバーを応援しているのかなど、研究しています。

10分弱の出演を終えた直後にも鈴水さんに話を伺うと、「あっという間でした……緊張しました」と少し緊張疲れした様子だったが、「凄く貴重な体験をさせていただきました!」と笑顔。番組内では、中田が鈴水さんの活動や17 Liveに関心を持ったようで次々と質問をしていたが、初共演した印象を聞いてみると「凄くかっこよかったです。優しい方で」と語り、本番前も緊張しないように中田が声を掛けてくれたそうだ。

インタビューで話にあがった17 Live世界大会について、 9カ国で展開している17 Liveが、年に不定期で開催しているもの。昨年2月に台湾で行われたイベントには約800人の17 ライバーが参加したそうだ。

見て楽しむのはもちろん、叶わなかった夢を実現したり、これまでは無理だろうと思っていたような経験ができたり、新しい自己実現のツールとなっているライブ配信アプリ。もちろん、ラッキーだけで何かを手にすることは無いだろうが、今すぐにでも始められ、好きなことをコツコツと続け、それがわずか数か月で大きな経験や対価を得られる可能性があると思うと、なかなか夢の詰まったアプリだと感じた。

なお、17 Liveと「オリエンタルラジオ 中田敦彦のオールナイトニッポンPremium」のコラボイベントで鈴水さんらと接戦し、2位にランクインした美香さん(https://17.live/profile/r/264582)、3位の藤巻勇気さん(https://17.live/profile/r/381267)の2人が、2月13日(水)18時から放送の、同番組への生出演を果たした。さらにイベントの好評を受け、 17 Liveにて「vol.2」が開催中。ライブ配信・視聴は基本無料、アプリをダウンロードして登録するだけで簡単に利用できる。いま話題沸騰中の現場を、まずは覗いてみては。

・17 Live公式HP:https://17media.jp/
・「オリエンタルラジオ 中田敦彦のオールナイトニッポンPremium」番組HP:https://www.allnightnippon.com/premium-nakata/