Spotify

2016年9月22日に日本上陸した音楽ストリーミングサービス「Spotify」の魅力に迫ります

「Spotify」を選ぶ理由は、ずばり「レコメンド機能」!

2016年10月6日 9:00

9月29日(木)音楽ストリーミングサービス「Spotify」がついに日本上陸。翌9月30日(金)夜にはニコニコ生放送で「yoppyスペシャル 吉田尚記 Spotify Night」という特別番組が放送されました。

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吉田尚記アナウンサーが番組MCを務めたこの番組には、パートナーとして「スポティファイジャパン」の野本晶氏が出演。さらに個性的なアーティストが続々ゲストに登場して「Spotify」について語り合いました。

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◆地球で最もユーザーの多い音楽発見サービスついに来日!

「Spotify」とは、世界で既に1億人を超えるユーザーを持つ、音楽のストリーミング配信サービス。スウェーデンのベンチャー企業が2008年に開始し、日本では2016年9月ついにサービスが開始されました。

ちなみに音楽配信サービスといえば、現在日本では「AWA」、「LINE MUSIC」、「Apple Music」、
「Google Play Music」、「Prime Music」などがあります。有料利用していないという人でも、無料試用期間で3ヶ月だけ利用したことがあるという人も多いのではないでしょうか。

◆「Spotify」には無料プランがある!

番組内で吉田尚記アナは「まだ音楽配信サービスの覇者はいない」と分析しました。

気になって調べてみたところ、今年4月に行われたあるトレンド調査では、音楽配信ストリーミングサービスを利用していて不満に感じる点として、「楽曲数」、「好きなアーティストの楽曲が配信されていない」などが上位に並んでいます。今後新たな定額制音楽配信サービスが登場した場合、現在利用中のサービスからの乗り換えを検討するかどうかという質問には、79%ちかくが「検討する(と思う)」と答えたそうです。ネットユーザーの多くがYouTubeを利用しているこの時代、もしかしたら若者にとって「音楽が有料になる」ことは抵抗があるのかもしれません。

しかし、「Spotify」のすごいところ、それは音楽聴き放題のサービスが「無料」で利用できるプランがあるというところなのです!

◆Spotifyのダニエル・エクCEOがスゴイ!

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「Spotify」はスウェーデンのベンチャー企業と紹介しましたが、起業した人物の名前は「ダニエル・エク」。このダニエル氏がなかなかスゴイ人で、初めて会社を作ったのはナント13歳の時。そして今から10年前、23歳の時にSpotifyを起業しました。当時、スウェーデンの音楽業界が違法ダウンロードで瀕死に陥ってしまい、違法から音楽を救うために音楽配信をビジネスにしたのがダニエル氏なのです。今から10年前といえば日本ではiPod nanoが流行っていた時代。そんな時から音楽ストリーミングサービスは存在していたんですね。ちなみにダニエルはメタリカとONE OK ROCKが好きだそうです。

◆「Spotify」を選ぶ理由は、ずばり「レコメンド機能」!

数ある音楽配信ストリーミングサービスの中で、あえて「Spotify」を選ぶとしたら、その理由は何でしょうか。それが今回のニコ生特番「yoppyスペシャル 吉田尚記 Spotify Night」でハッキリと証明されました。

それは「レコメンド機能」です!

野本氏によると「Spotify」は使えば使うほど、「あなた、この曲も好きなんじゃない?」とおススメの曲を出してくれる機能が精密になってゆき、ユーザーが新しい音楽に出逢えるチャンスが増えていくのだそうです。

さらに誰でも個人でプレイリストを作成し、公開することも出来るので、センスの良い人を見つければ良い曲に出逢える可能性も広がります。吉田尚記アナが「プレイリスト作成はDJの選曲のようなものなので、すごくラジオ番組っぽい!」と言っていた通りなので、ぜひDJ気分を味わってほしいです。

プレイリストは、ソーシャル上で友達に送ったり、共有して一緒に作ったりすることもできるそうなので、
野本氏曰く「友達とパーティーの選曲などに使えます」とのこと。なんてオシャレな話でしょうか。

さらに吉田アナいわく、「ドイツではSpotifyをきっかけに、Milky Chanceという、ドイツのマニアックだったアーティストが世界でブレイクしたという事例もある。なのでSpotifyで曲を配信することはアーティストにとっても世界で音楽を聴いてもらえるチャンス」とのこと。音楽との出逢いの可能性を無限に秘めているだけあって、何が起こるか分からないものですね。

◆個性派アーティストたちの「Spotify」の使い方

◎BANTY FOOT・JUNの場合

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まず1人目のゲストとして登場したのは、日本とジャマイカを行き来する、レゲエをこよなく愛するアーティストBANTY FOOTのJUNさん。幼少期からずっとサッカーをプレイし、「サッカーと会社員とレゲエ」の3足のわらじで活動。名古屋グランパスエイトのチームソングを手がけるなど活躍中のアーティストです。

もちろん「Spotify」にBANTY FOOTの曲が入っているのですが、そんなJUNさん自身は「Spotify」をどう使っているのでしょうか?。

JUNさん曰く、「Spotify」はヒップホップ、RB ジャンル分けがあるので聴きやすいのだそう。その中からレゲエたっぷりのプレイリストを作成してもらいました。

JUNが作成したプレイリスト
1 THREE LITTLE BIRDS / BOB MARLEY
2 WELCOME TO JAM ROCK /DAMIAN MARLEY
3 BAM BAM / SISTER NANCY
4 CHEERLEADER / OMI
5 MY LEAGUE / MANADO
6 TRUE TO MYSELF / ZIGGY MARLEY
7 ギフト feat.NEOHERO / BANTY FOOT

ボブ・マーリー一家が多いですね…!こんな感じでプレイリストにジャマイカの曲が入っていたら、全く知らなくても流れに身をゆだねて聴けちゃいそうですね。

◎DJ YURiAの場合

2人目のゲストは電話でご出演。うさ耳をつけてDJをするDJ YURiAさん。幼稚園でDJをして、園児たちにEDMを聴かせたこともあるという強者です。DJとして曲をミックスするコツは、「強弱の波をつくること」だとか。そんな彼女によると「Spotify」は、音声で音楽を検索できるアプリ「Shazam」で出た曲を、そのまま「Spotify」にも出せるようリンクされているところが便利だと話してくれました。

◎風戸蘭七の場合

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元「天才てれびくん」のてれび戦士で、現在18歳。短大に通いながら自分で作詞・作曲をするアーティストの風戸蘭七さん。トークで興味深かったのは、今ドキの女子短大生の音楽事情についての話。学校ではみんなが好きな音楽を教え合っているそうで、最近は、昼休みになるとクラスがRADWIMPSの「前前前世」を
みんなで合唱しているのだとか…。楽しそう…!

風戸蘭七が作成したプレイリスト
1 Into You / アリアナグランデ
2 Work / リアーナ
3 丸の内サディスティック / 東京事変
4 STAELIGHT / 福原美穂
5 STUCK / ステイシーオリコ
6 Doesn’t Really Matter / ジャネット・ジャクソン
7 Adventure /[Alexandros]

こうして数人のプレイリストを見るだけでも知らない曲を見つけたり、意外性のある組み合わせに出逢えたりするのではないでしょうか。無料で、音楽を発見できるサービス「Spotify」。興味が湧いてきたという方は、ぜひチェックしてみてください。

 

この番組の模様は、アーカイブ動画でご覧頂けるので、こちらも要チェックです。

【取材・文:大塚早貴】