SUN SET SWISH
石田順三(piano)/佐伯大介(vocal)/冨田勇樹(guitar)降り注ぐピアノサウンド、ハイトーンヴォイス、メロディックギターでちょっと懐かしく、優しい音楽を奏でる大阪府枚方市出身の3人組。2005年6月、シングル「明日、笑えるように」でデビュー。2006年3月にリリースした3rdシングル「マイペース」がCD売上20万枚を超え、着うた(R)は100万ダウンロードを超える大ヒットとなる。同年7月メジャーデビューし、10月には映画「天使の卵」の主題歌「君がいるから」、翌月11月に1stアルバム「あなたの街で逢いましょう」をリリース。
 
HEIWA
パチンコ機・パチスロ機メーカーである平和は、戦後の復興期である1949年の創業以来、技術面・サービス面の様々な工夫や独自の技術革新に努め新鮮で魅力的な娯楽として提供し、パチンコ産業の健全化と発展のために貢献してまいりました。また、経営の基本理念のひとつである社会貢献として、スポーツ・文化活動への協賛等、地域への支援活動に取り組み続けています。
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5月29日の放送は
渋谷陽一がお送りするこだわりの音楽番組『HEIWA REAL BEAT』、
5月29日は、4月23日に行なわれた公開ライヴの模様をお送りしました。
ライヴ・ゲストはbonobos!
大阪出身のbonobosは、2001年に結成、2003年にメジャー・デビュー。
レゲエ、ダブを軸にした強靱なグルーヴ、ジャンルを越えたポップなメロディを合わせ持ち、マニアから一般層まで幅広いファンに支持されています。bonobosのライヴは確かなスキル、音の快感とともに、彼らの人柄からにじみ出るピースフルな感覚が最大の魅力。この日は彼らにとっても、久々のライヴだったのですが、そのちょっとした緊張、大きな楽しみ、喜びを表現してくれた素晴らしいライヴでした。演奏されたのは全9曲!

M1.午前の光
M2.春の嵐
M3.運命の人(番組でオンエア)
M4.あたらしいひ
M5.衛星
M6.メルトダウン
M7.Beautiful(番組でオンエア)
M8.Floating
〜アンコール〜
M9.THANK YOU FOR THE MUSIC(番組でオンエア)

さらに、この日は渋谷が蔡忠浩さん(ヴォーカル、ギター)にインタヴュー。ニュー・アルバム『あ、うん』を軸に、渋谷流bonobos論をぶつけます。というか、ひとまず独走トーク。

渋谷「bonobosっていうのは、世間的にはちょっと和んだ、わりとリラックスできる、レイドバック系のバンドというイメージがありますけれども」
蔡さん「はい」
渋谷「まあ、僕は勝手に、怒りと絶望、闘いのバンドだと思ってるわけですよ」
蔡さん「あはははは。ああ、はい」
渋谷「それは聴いてれば、わかるんですけれども。わかりにくくないか、怒りと闘いが? というフラストレーションを持っていたわけですよ。で、アルバム聞かせていてだいたんですけれども、これがなかったらですね、どうしてそういうの出さないんです?っていう話をしようと思ってたんですよ」
蔡さん「ははは。はいはい」
渋谷「そしたらこれが届いてですね、えっ!これは怒りと闘いのアルバムになってらあ、みたいな(笑)」
蔡さん「ははははは」
渋谷「ようやく、ここでかあ、みたいな感じが私なんかはしてるんですけれども。一人で喋りましたが、いかがでしょうか?」
蔡さん「そうですね、あのー、怒りと闘いかあ……(笑)」

蔡さん、渋谷の論旨に飲まれません。渋谷がアルバムの中で最も気に入っている曲であり、最も論旨に沿う曲が“Sunshine In The New Life”。これがギタリスト佐々木康之さんの作詞・作曲さあることから、蔡さんの表現姿勢が見えてきました。

蔡さん「コジロー(佐々木さんのこと)はわりとダイレクトというか、そういう作り方をするんですけれども、僕はわりと苦手で。そういうのは、あのー、それぞれ好きに読み取って欲しいというか、いろいろ含みを持たせた方がいいかなあと。あんまり遊びがないと、何ていうんですかねえ、こう、上手く言われへんなあ。何か、変に宗教みたいになっちゃうのがイヤなんで。わりとこう、どっちでも取れるようにはしてるというか、曖昧過ぎるとは言われるんですけど(笑)」
渋谷「曖昧過ぎると思うんです。それがねえ、徐々に徐々に、徐々に徐々になくなってきてるなあ、という」
蔡さん「ああ(笑)」
渋谷「もっと振り切れないとダメですよ」
蔡さん「よく言われるんですけどねえ」
渋谷「はは」
蔡さん「あの、そこはでもねえ、悩みどころで。それ振り切ったものがいいのか…」


渋谷「振り切ったもののがいいです」
蔡さん「どうでしょうねえ」
渋谷「だって、そうじゃないですか。ダブにしろレゲエにしろ基本的にレベル・ミュージックじゃないですか?」
蔡さん「そうですねえ」
渋谷「だから、そこに惹かれていると思うんですけれども」
蔡さん「うーん。はいはい」
渋谷「あれは物凄く言葉が直接的ですよねえ。ああいう音に乗ってはいますけれども」
蔡さん「そうですねえ。逆に僕はその、言葉を直接的にパッと言うのは簡単ですけど、でも、何ていうんですか。定型の言葉ってあるじゃないですか?」
渋谷「うん」
蔡さん「あのー、そういうものになるのが、凄いイヤなんですよ」
渋谷「そうですね。闘えとか、明日に生きろ、とかそういう言葉はまあ、イージーですからね」
蔡さん「はい。そうじゃないものをやりたいっていうのを考えてるので。でも、どっちの良さもわかってるので、それはまあ、さじ加減で何とかやってますけど。わかりにくいっていうのが逆に僕はメッセージだと、ちょっと思ってるところがあるんで」
渋谷「ああ、なるほど、なるほど」

バキバキ攻める渋谷、粘り腰の蔡さん。ここまで平行線だと、渋谷もかえって頼もしく感じたそうです(笑)。最後は蔡さんが気を使ってくれました。

渋谷「怒りと闘いの人なんだから、怒りと闘いで行ってくださいよ」
蔡さん「……はい(笑)」
二人「あははははは!」
蔡さん「わかりました」
渋谷「しょうがない、言っとくかみたいな。オヤジうるせえからみたいな。ここで議論してもしょうがねえやみたいな(笑)。そういう「はい」でしたね」
蔡さん「いえいえいえ(笑)」
渋谷「でも、ほんとにこの新作、そういった意味で僕はね、ああ、だんだんbonobosが全体像をようやく表してきてくれたなあという、そういう手応えがあって嬉しかったです」
蔡さん「ありがとうございます」
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