福井で発見した伝統の和菓子、なぜ県民にも知られていない?

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俳優・モデルとして活躍する敦士がパーソナリティを務めるインターネットラジオ『敦士のオールナイトニッポンi』第80回が配信され、ディープな和菓子を発掘するテレビ番組のロケで福井を訪れた敦士が、福井県民も知らないという絶品の和菓子を紹介した。

福井で発見した伝統の和菓子、なぜ県民にも知られていない?

今回、NHK福井放送局の番組「ニュースザウルス」企画のロケで初めて食べたという3つの和菓子が、うなるほどの美味しさで驚愕したと語る敦士。ところが、その和菓子はどれも発祥地の人々にしか馴染みがなく、福井県民でも食べたことがない幻のお菓子なのだという。

1つ目は、勝山市を代表する『勝ち山おやき』。小豆のあんをよもぎ餅で包み、こんがり焼いた伝統和菓子だ。こうばしい香りと甘さを一緒に味わえる。

2つ目は、お酒の生産地、今庄宿(いまじょうじゅく)の『酒粕』をじっくりと焼き、砂糖につけて食べるという、“名前も無い”伝説の和菓子。敦士は、その酒粕に新たな組み合わせを提案した。

「今庄のお酒は今庄でしか作れないので、『“今庄でとれた酒粕を使った、今庄の酒粕入りのチョコレート”を出してみたらどうですか?』みたいなので提案させていただいたんですが。ウイスキーボンボンってあるから、お酒とチョコレートって合うはずなんですよ。ということは、アルコール分が残った酒粕を、チョコレートに混ぜて作ったら、絶対美味しいんですよね」

3つ目は、芦原(あわら)温泉周辺の地域などに伝わるという『とびつき団子』。茹でた白い団子に、ささげの種が飛びついたように見えることから、その名が由来しているそうだ。『勝ち山おやき』や『とびつき団子』はあまり日持ちしないため、お土産などで広く知られることはなかったという。

「知らないお菓子があるってことは、地元で愛されている伝統菓子ってことなんですけど、全国津々浦々、いろんな作物がとれますよ。それを使った、例えば珍しいお菓子っていうのは、日本を掘ったら、とんでもなく出てくるんでしょうね。絶対その百貨店には並ばないような。

だから僕が今回、行って思ったのが、地元のお菓子、『持って帰っちゃうと固くなっちゃうんでここで食べてください』っていうお菓子って、そこでいただいて、そこの地元の風景を見ながら、そこの空気を感じながら、その作った人とお喋りしながら食べるのが、一番美味しいのかもしれないですね」

知られざる和菓子には、その地元でしか堪能できない美味しさがあると語った敦士。スタジオでは福井からお土産に買ってきた『水羊羹』と『芋きんつば』を試食しながら、「皆さんの地域にもあるんじゃないですか。地元に根付いたお菓子。もしあったら、ぜひ教えてください」とリスナーにも呼びかけた。

このエピソードの全貌は、『敦士のオールナイトニッポン』第80回で聴くことが出来る。

<番組概要>
番組名:敦士のオールナイトニッポンi
パーソナリティ:敦士
第80回(2月6日配信分)URL:https://i.allnightnippon.com/p/e_anni_atsushi_080

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