人気シンガーソングライター、フェスの“アウェー感”は嬉しい!?

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3月6日(火)深夜放送の、ニッポン放送『ミュ~コミ+プラス』(パーソナリティ:ニッポン放送アナウンサー吉田尚記、火曜日レギュラーアシスタント:田所あずさ)に、21歳の女性シンガーソングライター、さユりが出演し、音楽フェスに出演する時の気持ちを語った。

人気シンガーソングライター、フェスの“アウェー感”は嬉しい!?

10代の時から路上で歌い始め、その時の経験が自分の中で大きいと語るさユり。最近では数多くのフェスや音楽イベントにも出演しているが、そこでも、路上で歌っていた際に持っていた気持ちがライブに反映されているという。

吉田:最近、さユりさん『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』とか出られてましたよね。

さユり:そうですね。

吉田:今まで、自分を知らない人がたくさん居る場所でのライブじゃないですか。そういうところで歌うのって、どういう気持ちなんですか?

さユり:なんですかね。言葉にすると不思議なんですけど、”人”ってそもそも色んな人がいるじゃないですか。人が多ければ多いほど、なんかたくさんの人が居るってことが分かるし分からなくなる感覚が面白くて。遠くなりそうじゃないですか、人がたくさん居たり、フェスって場所でやると。初対面だし、どんな人が居るか分からないし。だけどそれがなんか逆に「そういうもんだよな」っていうか、フェスは路上ライブやってた感覚に近いので、1番嬉しいですね。アウェーの方が歌ってる意味があるので、自分の中では。

田所:うわ~!

さユり:フェスは1番楽しいなって思える場所です。

吉田:ワンマンライブはファンの人が来てくれるけど、そういうフェスみたいに、歌声に惹かれて足を止めてくれる人が居るようなところが、やりがいを感じるってことですか?

さユり:そうですね、それが人生みたいな。偶々居合わせて、何かが重なって、その時一瞬の喜びが生まれたりとか、そんな風にしてまた違う場所に歩き出して、また出会ってみたいな。自分はそもそもあんまり期待しない人間なので、この先ずっと一緒に居られるとか……。そういうもんじゃないですか、フェスって。偶々出会えてみたいな、逆にそれが安心できるというか。保証が無いという、安心できる余地が無いという感覚が、自分の歌の本質に合ってるように感じるので良いなと思います。

この話を受け、今年の1月26日~28日に武道館で開催されたアニメソングを中心としたフェス、『リスアニ!LIVE 2018』にも出演したさユりを、実際に客席から観戦したという吉田は、そのときに「何かを突き刺してやろう」という雰囲気で、さユりが登場したのを見て、衝撃を受けたと語った。アウェーの場所でこそ、自分の歌う意味を見出せるという、新世代のシンガーソングライター・さユりにこれからも注目だ。

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