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関ジャニ∞錦戸亮、共演者の指摘に思わず赤面?

2017年12月14日 16:45

 

12月13日(水)、都内にて、2018年2月3日(土)公開の映画『羊の木』の完成披露試写会が行われ、錦戸亮や木村文乃ほか豪華キャスト陣が舞台に登場した。

『羊の木』は、原作が山上たつひこ、作画がいがらしみきおという、漫画界に君臨する2人の巨匠がタッグを組み、2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した傑作コミック。

さびれた港町・魚深市で、ある日6人の男女が受け入れられることになるが、実は彼らは全員“元殺人犯”。それは、受刑者を仮釈放させ過疎化が進む町で受け入れる、国家の極秘プロジェクトだった。受入れ窓口を命じられた市の職員・月末一(つきすえはじめ)と、得体の知れない恐怖に揺れる住人たち。さらには、月末の同級生・石田文(いしだあや)をも巻き込み、平穏な小さな町の日常は、少しずつ崩れていく。

この度の映画を手掛けたのは『紙の月』『桐島、部活やめるってよ』などで知られる、俊英・吉田大八監督。原作のセンセーショナルなテーマはそのままに、強烈な個性を持つオールスターキャストを配し、誰も想像し得ない衝撃と希望の結末を創り上げる、心揺さぶるヒューマンサスペンスとなっており、ワールドプレミアとなった第22回釜山国際映画祭では見事キム・ジソク賞に輝くなど、大変な期待作となっている。

舞台挨拶に登場したのは、キャストから、錦戸亮、木村文乃、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、そして監督の吉田大八。主役・月末一役を務める錦戸が登場し話し始めると、会場は一気に大歓声に包まれ大盛り上がり。錦戸は「まだ、こんばんはしか言ってないんで」と笑いを誘いながらも、集まった観客に対して挨拶を行い、それに続いて共演者たちも各々コメントした。

この度の映画化の理由について吉田監督は、「設定の強さと面白さですかね。それで何が起こるのかっていう。僕が作り始めた頃は、まだ原作が完結してなかったんですけど、この設定だけで何かできないかなと思って始めたんです。」と語った。また、「映画になってパワーが落ちたと言われなくなかった。」とのことで、2年という長い準備期間を経て撮影に臨んだことを明かした。

今回、過去に殺人を犯した元受刑者たちの受け入れ役・月末一として、常に彼らに翻弄しつづける役柄を演じた錦戸は、撮影時の気持ちについて、「僕自身は月末として思いっきり翻弄されてやろうと思って臨んでいたので、撮影地の富山に行く電車の中も気持ち的にしんどかったです。」と正直な気持ちを話し、「なんか、もう…ね?」といろいろ話したい感情を滲ませたが、まだ上映開始前で観客一同映画を観ていなかったため踏みとどまり、「観た上でまた話したいです。まぁ、もう(映画終了後には)出てこないんですけど。」と話し笑いを誘った。

月末の同級生・石田文役を演じる木村は、月末ともにバンド演奏をするシーンがあることを受けて、「撮影はちゃんと弾かなければ!とそこに向けてやっていました。プロの方のポジションを奪って弾くくらいに!」と気合いを伺わせるコメント。
自身の役柄については、「都会に馴染めず、かといって田舎にもなじめない役柄の気持ちはわかる。あまり気負わず、監督の演出通りにやっていこうと思った」と共感を寄せつつ演じたと語った。

元受刑者で隙のある介護士役の優香は「色気も、むき出しにする色気ではなく、“隙のある色気“出てしまう色気”と監督から言われていて。生々しさを大切に演じました。難しかったけれど、監督のお陰で終えられました。」と笑顔でコメント。

極度の人見知りで清掃員の栗本清美役を演じる市川が、「どこまで言っていいんですかね?」と何も把握していない様子で話し始めると、危うさを感じた錦戸が「核心は絶対言っちゃダメですよ?」と釘を刺す場面も。「清美はなぜか死骸に会ってしまう。死骸を見つける役でもあって、(接するのは)錦戸さんか死骸役の方?方っていうか死骸。なんですけど、私とっても死骸が苦手で…」と“死骸”というワードを何度連発しながら話したが、本編を見ていない観客は終始戸惑いモードで、再び錦戸が「本編観たら分かると思うので、ちょっと待ってください。」とフォローを入れた。

お酒を飲むと性格が変わってしまう酒乱の理髪店員・福元宏喜を演じる水澤は、気弱でありながら人を殺めている福元の人生はどういうものなのかを感じながら演技に臨んだそうで、役柄と同様にお酒を控えていたことを話した。顔に大きな傷を持つ、強面で寡黙なクリーニング屋・大野克美役を演じる田中泯は、「ちょっと運命が違っていたら、僕の人生も大野みたいになっていたのかもしれない。」とシンパシーを感じながら演じたことを明かした。

一方、天真爛漫な宅配業者・宮腰一郎として、月末や石田とも関係を深めていく役柄を演じた松田は、「何も考えず、撮影しながら。月末とのシーンが多かったので。」と説明すると、錦戸も「空気を探りながらですね。」と同調。
初共演のお互いの印象について「お仕事も、会うのも初めてだったんです。探り探りなんですけどちょっとずつ喋って、ちょっとずつセリフを交わして、何度か飲みにも行きました。今は緊張しませんが、撮影当初は緊張していました。」と打ち明けると、松田も「僕も緊張していて、探りながら。映画の中でも、冒頭のシーンではその戸惑いがいい感じに出ている。」と初共演の感想を語った。

また、映画の内容にちなんで「衝撃を受けたこと」を話すゾーンもあり、錦戸は、「この映画が釜山国際映画祭でキム・ジソク賞を受賞したことに衝撃を受けました。その衝撃がどんどん広がってほしいし、観客の反応が僕たちに衝撃を与えるくらいに、この映画が一人歩きしてくれればいいと思います。」と作品についてPR。

木村は、「錦戸さんの右側の顎に、凄く長い“福白髪”がある」と、錦戸自身も知らない白髪の存在を指摘。これを受けて錦戸は、「え?何それ?毛が生えてるの?抜いて!」と赤面しながら必死に抜こうとし、その後も気になってしょうがない様子だった。

最後にこの映画について錦戸は、「本編を数回は観たけれど、整理できない部分があって、なんとも言いようのない感情があった。皆さんにとっても、色々な後味があると思う。それは甘いかもしれないし、苦いかもしれない。その味を隣で観ている友達と確かめ合ったら、きっといい友達になれるはず。真っ白な気持ちで見てください。何色にも染まれると思います。」とメッセージを送り「面白い映画なんで楽しんでください!」と期待を煽った。

映画『羊の木』は、2018年2月3日(土)より全国ロードショーとなる。

映画『羊の木』

<STORY>
素性が知れないものたち、信じるか?疑うか?

さびれた港町・魚深(うおぶか)に移住してきた互いに見知らぬ6人の男女。市役所職員の月末(つきすえ)は、彼らの受け入れを命じられた。一見普通にみえる彼らは、何かがおかしい。やがて月末は驚愕の事実を知る。「彼らは全員、元殺人犯」。それは、受刑者を仮釈放させ過疎化が進む町で受け入れる、国家の極秘プロジェクトだった。ある日、港で発生した死亡事故をきっかけに、月末の同級生・文(あや)をも巻き込み、小さな町の日常の歯車は、少しずつ狂い始める・・・。

出演:錦戸亮 木村文乃 北村一輝 優香 市川実日子 水澤紳吾 田中泯/松田龍平

監督:吉田大八 『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』

脚本:香川まさひと

原作:「羊の木」(講談社イブニングKC刊) 山上たつひこ「がきデカ」、いがらしみきお「ぼのぼの」

© 2018『羊の木』製作委員会
©山上たつひこ、いがらしみきお/講談社

配給:アスミック・エース

http://hitsujinoki-movie.com/

 

取材:allnightnippon.com 編集長 長浜純
文:allnightnippon.com 編集部 高野光一

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