2月22日のご相談メール 今回のショートストーリーはこちら! Na高校受験も無事終わり、中学校生活は 残り少なくなった。放課後、忘れ物を 取りに教室へ戻ると、同じクラスの気 になるアイツがいた。 彼にはよく宿題を見せてあげた。お互 い意識はしているんだけど、結局それ 以上の進展はないまま。高校も別々だ し、もうすぐ離ればなれだ。 男)お、どうしたんだ? 女)忘れ物しちゃって。 男)俺も。 女)そういえば、宿題忘れるたびに、アタ シの見せてあげたねえ。ちゃんと感謝 してる? 男)ホントありがとな。 女)ふ〜ん。ホントに感謝してる? 男)ホントにホント、感謝!感謝です。 Naいつものやりとりで、いつものよう に笑った。でも、その後一緒にため息。 2人)はぁ〜 女)こんなこと言ってられるのって、あと 少しだねえ・・・ 男)そうだな・・・ 女)あのさ、アンタ忘れっぽいんだから、 高校でも、ちゃんと宿題見せてくれる 女のコ探すんだよ! アタシみたいに 親切な人、そうはいないんだから! Na微妙に下がった空気を変えようと、冗 談を言ってみた。すると彼がマジな顔 で言った。 男)オマエにじゃなきゃ見せてもらわない って。オマエにじゃなきゃ・・・ 女)えっ・・・ Naいきなりの告白に固まる私。 女)えっと・・・あの・・・ 男)一緒に・・・帰ろうか。 女)う、うん。 Na別々の高校に行ったらどうなっちゃう かは分からないけど、今という幸せを 大事にしたいと思います。
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