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5月20日 小原信治の草の根広告社
レギンスを履いてみました。
 
 まずはお礼から言わせて下さい。
先週「レギンスやトレンカが理解できない、いや、嫌い!」と勇気を出してカミングアウトしたところ、予想以上の反響メールを頂きました。さすがは打てば響く魂ラジリスナーの皆さん。これからもよろしくお願いします。

 で、本題に入ろうと思うんですが、まず驚いたのは、意外にもレギンスが好きではない、という女性も数多く存在しているのだと言うこと。いくつか代表的な御意見を紹介すると、

「私もレギンスが嫌いです。自分でも何本か購入して試してみたのですが、鏡の前に立つとどうもしっくりこなくて結局タイツに変えてしまうことをずいぶん繰り返して来ました」(匿住所 山本さん)

「私もあまり好きではありません。可愛く着こなしている人を見ると、これもアリだなと思いますが、うまく着こなしてない人の方が断然多いです」
(神奈川県 さつきさん)

「トレンカはそれタイツでよくない?と同意見です。ドリフの仲本工事さんの体操服ズボンにしかみえません」
(大阪府 たけちゃん)

 このレギンスやトレンカ、そもそも防寒や様々なコンプレックスを隠す為のアイテムでもあるそうなんですが、意外にも着こなすのが難しいアイテムなんだそうです。
 もちろん、反対に「レギンス大好き!」「なんでこの可愛さがわからんがじゃ!」「投獄じゃ!」「腹を切れ!」とまでは書いてませんでしたが、レギンスが好きだと言う女性も数多く存在しました。

「レギンスは女の子の強い味方なんです!レギンスを履くと少しだけですが、足が細く見えて、しかも駅の階段や満員電車でも安心なんです」
(福島県 ゆうさん)

「レギンスもトレンカも可愛く思います。肌色の露出のバランスだったり、適度にホールドされてなんとなく足が長く見えたり…でもレギンスの終わり地点までがスカートの一部という意識になり、気分的に楽をしているのは事実です」
(横浜市 あきさん)

「気分的に楽をしているのは事実です」
 彼女の低姿勢なこのひと言が、それまでレギンスに対して固く閉ざしていた僕の心の扉をゆっくりと開けました。そして、極めつけだったのが、千葉県なおこさんからのこのメールでした。

「確かに男性目線で考えるとナシなんだろうなとは思いつつ、一度あの楽チンさになれてしまうと、ついつい履いてしまうのです」
(千葉県 なおこさん)

「一度あの楽チンさになれてしまうと、ついつい履いてしまうのです」
 僕は瞬時に、どこかで聞いたことのある台詞だと思いました。放送でも言ったことがあったでしょうか。そう、このところ、ラジオに来る時はいつもジャージな大河俳優・福山雅治さんです。
「ジャージは楽だよ。一度履いちゃうと細いパンツとか履けないよ」

 おしゃれジャージ。一般女性には不人気ファッションのひとつらしいですが、実は芸能人の間では、プロ野球選手のセカンドバッグと同じくらい伝統的なスタイルのひとつになっています。朝、シャワーを浴びたままの洗い立ての髪とノーメイクで現場に入り、ヘアメイクをし、衣装に着替え、仕事を終えたらメイクをシャワーで洗い流して帰ってゆく。そんな芸能人の多く(特に芸人さん)は脱ぎ着の楽ちんなジャージ姿です。実際に見たことはありませんが、舘ひろしさんに至ってはバスローブで現場に来るという話も聞いたことがあります。
 そんなわけで、このオシャレジャージ。僕も何本か購入しましたが、芸能界には昔から「仕事場にジャージで来て良いのは、現場で衣装に着替える芸人さんだけ」という暗黙のルールがある為、僕たち裏方は基本的にジャージ姿で仕事に行ったり、仕事の後にジャージ姿のままフレンチレストランに行ったりすることはありません。というわけで僕がジャージになるのは自宅か、ちょっと近所のコンビニまで、くらいしかありませんが、でも、楽チンなのは理解できます。と、話が少し逸れましたが、この「楽ちん」という目線で、改めてレギンスについて考えてみました。
 人間が楽には勝てない動物であることは長い歴史が証明しています。楽には勝てない人間性が、服を作り、家を作り、自動車や飛行機を作り、と文明を作って来たのです。すべての文明はもっと「楽」になる為に生み出されて来たと言っても過言ではないのです。
 つまりは、レギンスも人類が「もっと楽になる為に」生んだ新しい文明のひとつなのでしょう。と、つらつら書いていると、もうひとりの僕が耳元でこう囁きました。

「ぐたぐだ言ってないで、履いてみろよ」

 昔から嫌い嫌いも好きのうちと言います。目につき過ぎるということは、僕が日頃レギンスを意識し過ぎているからなのです。どれだけ楽なのかを知れば、レギンスに対する偏見も少しは変わるかもしれない。大体このままじゃ見てもいない映画や読んでもいない本を嫌いだと言ってる人と同じじゃないか。それは同じ作り手として、レギンスを作った人に失礼じゃないか…。

「いいから、履いてみろよ」
「はいはい」

 僕は、仕事帰り、とあるセレクトショップに行きました。
「すいません、レギンスを探してるんですが…」
「プレゼントですか?」
「いや、僕が履くんです」
 最近はそういうお客さんも多いのでしょう。女性の店員さんは嫌な顔ひとつせず、男性用のレギンスコーナーへと連れて行ってくれました。
 驚いたのは、その種類の多さ。黒だけでなく、ボーダーにスカル柄まで。モモヒキと言えば白一色、バイクに乗るようになって下に履くようになったヒートテックモモヒキでさえ黒一色しかなかったことを考えると、ずいぶんな進化です。明らかに「見せて履く」ことを前提としています。モモヒキなのに。
「これ下さい」
 僕は、スカル柄の男性用レギンスを購入すると、家に帰って早速履いてみました。

「…モモヒキだね」

 もうひとりの僕も笑っていました。確かに防寒には優れていると思いました。心なしか足も長く見えるような気もします。柄だってオシャレなスカルです。でも、短パンか何かでこのスカルを見せつけながら街を歩けるのは、志茂田景樹さんくらいだろうと思いました。
「いや、しばらく履いてたら慣れるかもしれない」
 僕はレギンス姿のまま、原稿の続きを書き始めました。頭を切り換えようと、嫌いな男性ファッションについてのメールに目を通します。

茨城県 ななくささん
「こんファッション。私がどうしても理解できないのは”チョイ悪オヤジ”です。年相応の服を着て欲しいです。無理してる感じがするし」

そうなっていないように気をつけます。

横浜市 葉子さん
「スパッツを履く男子です。江頭さんとバレリーナダンサー以外はNGです」

同感です。

大阪府 たけちゃん
「理解できないのは筋肉自慢の男性のタンクトップです。テレビで意味もなく脱ぐ人もいらっしゃいますが、すぐにチャンネルを変えます」

その割に皆さん、福山さんには「脱ぎ」を期待してらっしゃると思うのは僕だけなんでしょうか…。

愛知県 渚さん
「マニキュアをする男性です。最近TVで目にすることが多いですが理解できません」

一度、黒いマニキュアを試してみたい、と思ったことあります。もうしません。

 等々、色んな「男性のこのファッションが嫌い!」というご意見がありましたが、一番多かった「理解できない!」「やめて!」という男性ファッションが
これでした。

「腰パンはやめて!!!」

「なぜパンツを見せながら歩くのか?汚らしい!」(富山県のともともさん)

「パンツ見せて街を歩くの恥ずかしいですよ。NYでは法律で禁じられてますよ」(綾瀬市 ひろ子さん)

「制服やデニムパンツ、腰まで下げているのは許せません。いつも後ろからあげてやりたい気持ちで死にそうです!」(大阪府 せつこさん)

 男性同士の間では一時期、腰パンしてなきゃ恥ずかしいくらいの空気もありましたが…そっか、女性たちの間では不評だったんだな、と思いながら、我が身を振り返っていた時のこと。ワードローブの中に、もはや腰パンでなきゃ履けないくらい股上の浅い、しかも、オフクロが見つけたら「穴が開いてたから布当てしといたよ」と勝手に修繕してくれちゃいそうなクラッシュジーンズがあったのを思い出しました。
 お店の人に勧められるがままに買ってしまったものだったんですが、一度履いてみて、「こんな風に、膝の穴からスネ毛みたいのが見えるのって女性は嫌なんだろうな」と自主規制して履いていなかったものでした。
 その時です。僕の頭の中に豆電球がピカッと光ったのは。
「そうだ、レギンスがあるじゃないか!」

 すでにレギンスを履いていた僕は、そのまま長いこと履いていなかった、股上の浅い&膝とかに穴の開いているジーンズに足を通して、鏡の前に立ちました。
「レギンスすげえ!」
 クラッシュジーンズの穴から覗くのはスネ毛ではなくオシャレなスカルさん!腰パンであるにもかかわらず、見えるのはパンツではなく、レギンスです!
 僕は叫んでいました。
「これなら腰パンでも、クラッシュでも文句言われずに済むぞ!」と。

 というわけで先週のレギンス嫌いは撤回します。
 レギンス、アリです(^_^)v

 結論。
「腰パンをする男はレギンスを履け!」

 なんて、ちょっと違う気もするけど、オチがついたんで、ま、いいか。

小原信治
投稿時間:2010-05-20 01:05:26
 
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