★千葉県 あんな

09年12月25日午後6時。

私は、ニューヨークのロックフェラーセンターの
輝くクリスマスツリーを見ながら、ある人を待っていた。

今日は、約1カ月ぶりに、映画「バタフライエフェクト」そして、キャメロンディアスと共演した映画「ベガスの恋に勝つルール」などのヒット作でおなじみのイケメン俳優アシュトン・カッチャーとデート♪
久々の再会に心が躍る♪

アシュトンと会ったのは、今から半年前だった。

    ☆ 半年前に巻き戻しっ ☆

大学の図書館で、最上段にある本を取ろうと一生懸命手を
のばしていた。でも届かないっ!!!

すると、横を通りかかったイケメンが話掛けてきた。

アシュトン  "Which book?"
私 "The red one!!"

アシュトンは、私が取ろうとしていた本をひょいと取って手渡してくれた。

私 "Thank you so much!!!"

これがきっかけで、私はアシュトンと付き合い始めた。

☆ 現在に早送りっ ☆

もう半年も経ったのか・・・なんだか忙しかったけど、
楽しかったな〜と物思いにふけっていると、携帯電話が鳴った。
アシュトンだった。

どうやら・・・インフルエンザにかかったらしい。

なら、仕方がないけど・・・よりによって、デートの日にぃ〜。
アシュトンのバカバカバカぁ〜!!!!!

優クン「あの・・・すみません、日本の方ですか?」

不意に背後から声を掛けられ、振り向くと・・・Oh My God!!!!
アシュトン?でも何で日本語しゃべってんの?私に内緒で
練習して、今日驚かそうと思ってたのかな♪

私「アシュト〜ン!」

私は駆け寄って、アシュトンに抱きついた。何故か、アシュトンは動揺している。

優クン「え?!あ、あの、スミマセン、人違いですよ!俺、城田優っていいます!」

ぎょぎょぎょぎょ!!!!!!!!!赤の他人に抱きついちゃった・・・
暗くてよく見えなかったけど、よくよく見ると、アシュトンではない。
アシュトンよりも日本人ぽい。

私「ご・・・ごめんなさい。彼氏にそっくりだったので。」

優クン「い・・・いえ。こちらこそ、急に声掛けて申し訳なかったです。
    タイムズ・スクエアに行きたいんですけど、道がわからなくて」

城田サンは、1人旅行中だそうだ。

ニューヨークのお勧めスポットなどを話ながら、私たちは目的地に
着いた。

私「あの・・・もし・・・ご迷惑でなければ・・・」

一緒に夕食でも・・・と言いかけた瞬間、城田サンは私を・・・

  ハ グ、ハ グ、ハ 〜 グッ !!!!!!!!

優クン「あなたのこと、好きになってしまいました!」

私「じ・・・実は、私もです!!!」
    
  そして、私たちは、タイムズ・スクエアの人ごみの中で・・・
  スペシャル スイートな Kiss!!!!!!


その後・・・城田サンが泊っているホテルの、キングサイズの
ベッドにDive in !!!!!!

私「今日、出会ったなんて・・・
  城田サンは、まるで、私のサンタクロースですね♪」

優クン「じゃぁ、あんなサンは、俺のソリですね♪」

カモーン、カモーン、カモーン、城田サンタ、乗車カモーーン!!!




★大阪府RN こーた


俺の名前は優。
職業は・・・・信じられないかもしれないけど、サンタクロースなんだ。
おっと、でもいわゆる「白いひげのおじいさん」じゃないよ。
あれはおとぎ話での設定だからね。

さて・・・今年のクリスマスも良い子のためにプレゼントを配ろう!

まずは、1軒目。
ここの家族は3世代家族で、いつもにぎやかだ。
1年間、良い子にしてた男の子の欲しいものは何かな?
俺は男の子から来た手紙を見た。

タラちゃん「サンタさんへ。ぼくは弟がほしいです〜」

・・・ん〜〜〜〜・・・、これは俺の管轄外かもね。
あとでコウノトリにこの手紙を転送しておこう(^-^;)

さ、次は・・・二十歳の女の子か。

女の子「サンタさんへ。お願いです。どうか私の願いを聞いてください」

手紙にはそれだけ。やけに切実な感じがする。
なんだろう?気になるな・・・。

俺はその女の子の家に行くことにした。

女の子は一人暮らしのようだ。
さすがに今どきの家には煙突がないので、俺は窓をたたいた。

女の子は俺に気づき、部屋に入れてくれた。

優「手紙・・・くれたよね。君の願いは何かな?聞かせてくれる?」

女の子「あ、あの・・・・・」

女の子は恥ずかしそうにうつむく。

女の子「私からサンタさんにプレゼントしたいんです」

優「え、君から?」

今までプレゼントをあげるばっかりだったので、そんなことを言われたのは初めてだった。

女の子「去年のクリスマスのときから好きでした。私を受け取ってください!!!」
と女の子は俺に抱きついてきた。

優「ちょ、ちょっと待って!俺はサンタクロースだから、プレゼントを貰っちゃいけないんだ」

女の子「じゃあ・・・これだったらいいですか?」
と女の子は手紙を手渡した。

その手紙には、
「サンタさんへ。私の欲しいものはあなたです」と書いてあった。

優「しょうがないな。じゃあ、君へのプレゼントは・・・・・俺だよ」

女の子「あの・・・プレゼントのラッピングを取っても、いいですか?・・・・きゃ、サンタさんの・・・すごい♪」

優「俺の特大ツリーをプレゼントフォユーーーー」

・・・こうして、俺たちは夜のジングルベルを鳴らした。








★愛知県 ミホ

私はバンパイア。人間の生き血で生きている。最近は取り締まりがきびしく、なかなかご飯が食べられない。


ミホ「今夜はご飯食べれるかな…この辺りで探してみるべ♪」

人の気配のない建物。ひんやりとした薄暗い廊下。素敵な雰囲気だ。

一つのドアがあった。鍵がかかっていてまるで大事な物がしまってあるみたい。

ミホ「こんな鍵なんて私にかかればなんてことないのよ♪」


<ギギギーーー>

中も薄暗く、窓は一つしかない。すると

真理谷「だぁれ?」

人がいた。

ミホ「あなたはだぁれ?」
真理谷「そんな事もしらないでココにきたの?」


やばい。コイツは強敵だ。私の本能が気づいた。
白い肌、白い服。ずっとココにいたような雰囲気なのに、なぜか髪は綺麗にセットされている!

ミホ「私はあなたの味方よ。」
真理谷「ふぅん。それで、君は僕に何をくれる?」
ミホ「…自由を」
真理谷「それは無理だね。誰も僕を自由になんかできないよ。」
ミホ「そうかな?」


私は彼と私の間にあった分厚いガラスを消した。

ミホ「私には不可能がないの。どう?あなたも私の仲間になる?」
真理谷「うわぁー!すっごいすっごい!なるなる!」
ミホ「それならあなたの血をちょうだい。」
真理谷「うん!いいよ!僕ドライバーで腕刺されても平気な位痛みに強いから!」
ミホ「あなたもバンパイアになるのよ?」
真理谷「それって君と同じ能力が使えるんだよね?僕からお願いしたいよ。」

私は彼と生きていく事にした。バンパイアの私は一人ぼっち。彼も一人ぼっち。こんな二人はお似合いかもしれない。

ミホ「いい?いくよ?」
真理谷「うん。来て…」

<ビービービービービー>
警報が鳴り、すぐ警備員がきた。

平泉成さん「そこを動くな!」

ミホ「もうちょっとだったのに…」
真理谷「大丈夫。僕らなら…これからずっと一緒だよ」
ミホ「そうね♪とりあえず警備員を消しておくよ。それからたっぷりあなたをいただくわ♪」

平泉成さん「なにをしている!はぅっ!」

私は警備員を念力で倒し、白い男と一緒に夜の闇に消えた…