ニッポン放送のスタジオのケータリングにピュレグミあるとほぼ開ける説

2018年6月1日 12:00

『ケータリング』
楽屋やスタジオに置いてあるお菓子や軽食のこと。

半分は出演者の、半分はスタッフの空腹を満たすため、あとは番組としてのおもてなし的な意味あいも含まれる。このチョイスによってスタッフのセンスが問われることもあり、新人が「なんか買ってきて」と言われ、いざ買い出しに行くと、何を買おうか迷い、無難なチョイスに終わることが多い。

そこにグミが置かれることは少ない。お菓子としてはやはり歴史が浅いからだろう。ただ、今回はあえて、そこに新しいケータリングの定番としてピュレグミを入れてみたらどうか、という説を提唱したい。

というのもピュレグミの「意外と好き率」、特に女子ウケは高く、サッとおすそ分けした時に「ありがとう」よりも「あ、好き~」率が高いと感じている。会話も盛り上がり、コミュ力、気が利く力、おすそ分け力も上がる。実はケータリングにもってこいなのではないかと思っている。

ということで「ニッポン放送のスタジオに置いたら、どうなるか?」を実際に検証してみた。ちなみに、ニッポン放送は、たまに局全体で別の食べ物が差し入れされ、「ご自由にお食べください」的なことが行われることがあるのだが、大体のモノがあっという間に無くなる。「タダ」という言葉に弱い人達が多く集まっている会社だ。そこで……

これらは今回「カンロ」さんから商品提供頂いた、ピュレグミである。主力のレモン味、グレープ味、マスカット味とアセロラソーダ味の4種類が箱で届いた。1種類×2袋ずつ+他のお菓子を1セットとして、いくつかの現場に送り込む。数は用意した。あとは迎え撃つだけである。

《1日目22:00~》
まずは、ピュレグミ世代=若手スタッフが多く集まる夜の帯番組『ミュ~コミプラス』のスタジオに置かせてもらった。

夜10時。スタッフがスタジオに来る。男子2名と女子1名。「ご自由に」と置いておくと、まず男性AD(20代後半)が「いいんすか?」「ピュレグミうまいっすよね」と興味を持ち、マスカット味を開ける。

「え~、じゃあ私はこれにします」
と言って女子スタッフ(20代前半)も別の味を開ける。

「あ~、やっぱりこの味!」
と喜ぶ中、その後も男性ADの方がやや前のめりで「他の味も開けちゃっていいすか?」
と聞いてきて、あっという間に全種類が開封される。わずか数分の出来事だ。

それぞれの味を回しあって一通り食べた所で、好みの味を聴いてみると、
「俺マスカット好きっすね」
「マスカットいいですよね!」
とマスカット味が好評。この日の一番人気。

そして、放送終了後、それぞれ作業しながらつまんでいる中、全員が帰る頃、確認すると、4つはすでに全部無くなっており、残った2つも開封済み。8袋中6袋が開封された。

《2日目 19:00~》
番組以外の場所として、会議にも置かせてもらえることになったので、20代のスタッフが多く集まる番組の会議に用意してみる。

と、ここで予期せぬ強烈なライバルが現れた。誰かが宮崎のお土産を持ってきていた。マンゴー味のケーキ。ぐぬぬ、ちょっと美味しそうだ。そして、珍しさからかどんどんハケていく。

目新しさで言えばピュレグミは不利な状況……。かと思いきやお土産を持ってきた張本人が「じゃあ俺ピュレグミもらっていいですか?」と1個開けだす。チャンス到来。

「ピュレグミうめぇ!」
の一声を皮切りに、
「じゃあ僕は……」「私は……」
と別の人が他の味を開け出す。

気付けば4種類をみんなで回しだした。昨日と同じ現象が起きた。どうやら1種類開き出すと他の味も食べたくなるようだ。

ピュレグミをつまみながら会議は進んでいく。が、会議は会議なのだが、ピュレグミを食べながら話している姿を見ると、すごく女子会のような雰囲気を感じる。ギスギスしている現場は、そっとピュレグミを置いてみても良いのではないかと思った。

《2日目 22:00~》
その流れで昨日と同じ夜の番組『ミュ~コミプラス』もう1日置いてみた。前日とは別の20代の男性ADが猛烈な勢いで食べ出した。

「いや~、止まらないっすね」「正直全部うまい」「ハズレがない」
どうやらガチのピュレグミ好きだったようだ。

またミキサーの男性スタッフ(30代前半)も「手が汚れないからいい」と喜んで食べていた。

この日の人気は圧倒的にアセロラソーダだった。「他の3つは定番で食べたことある味だけど、アセロラは新しい味でいい」ということで好評だった。

さらにこの日も放送終了後、軽い反省会込みの打ち合わせがあったのだが、その際もピュレグミが弾みドンドンなくなる。「脳に甘いものを」的な発想なのかわからないが、何かを話す際にも案外需要があるようである。結果、この日は用意した8袋全てが開封された。ピュレグミッション・コンプリートだ。

《3日目 6:30~》
朝の番組のディレクターを20代の若手女性スタッフがやっていると聞き、そこにも置かせてもらうとになった。そのスタッフに話を持ちかけた際「(ピュレグミ)好きですよ。学生の頃はよく食べてました」「置いてくれるならいくらでも!」と好感触。さらに、アルバイトの女の子もいるらしく、ここでも期待が持てそうだ。

ということで、早朝にお邪魔してスタンバイ。朝の番組になるとこのように目覚めのコーヒーがあったり、バイトちゃんが作ったおにぎりや朝ごはんが置いてあったりする(この日はまだでした)。

そして、番組終了後、スタッフの男の子から報告が入る。

『主にチーフディレクター(50代男性)、ミキサー(50代男性)、構成作家(40代男性)が食べてました!とくにグレープ味が人気でした』とのこと。なんだ、おじさんばっかじゃないか!

そして送られきた写真がこれ。

想定していない画が撮れた。しかし、分かってきた。ピュレグミが喜ばすのは若い女子だけではない。男子スタッフやおじさんも意外と喜ぶようだ。その後、その女性ディレクターに話を聞くと「あ~。私も開いてたやついくつか食べましたよ。バイトちゃんも食べてました」とのこと。う~ん、なら、そっちの画を撮ってほしかった!

ちなみに、この日の戦果はこんな感じ。8袋中2つがなくなり、2つが開封済。まずまずの結果。

《4日目 AM5:00》
最終日。スタジオでのデータは採れたので、制作スタッフールームにも置いてみた。フロアの半分はオープンスペースになっており、広く見渡せるようになっている。

その中央にど~んとピュレグミ。スタンバイ完了。

が、さすがに朝5時は早すぎた……。全然人が来ない。

9時頃になると続々と他の部署の人も出社してくるが手はつけない。そりゃそうだ、皆さん仕事で会社に来ているのである。基本的にはお菓子を食べに来ているわけではない。

その後も随時定点観測を続けてみる。何人かチラ見こそするものの昼頃まで減らない状況が続く。確かに、スタジオと違い、オープンスペースに置いてあるものをヒョイヒョイ食べるのは、大の大人はちょっと抵抗あるかもしれない。「ご自由にどうぞ」と主張しているが、自由こそ不自由なのかもしれない。

しかし、ここまで結果を残してきたピュレグミ。もしかしたら見張っているのがバレているのかもしれない。そう思い、一旦この場を離れる。そして、お昼の3時頃戻ってくると……

あっ!!!なくなってるっ!やった!!なぜか嬉しい!!わかりやすく『3時のおやつ』になったのだろうか。が、見張り役をつけ忘れていたせいで、どんな人が食べたかはわからない。そこだけは失敗だった。

そして、夜6時。

食べるのが大好きな男性ディレクターさん(40代・男性)によって全ての袋が開封された。

これによりこの日もピュレグミッション・コンプリート。完全なデータ収集こそ失敗したが、いずれにせよ、“ほぼ開ける説”は実証できた。ということで、ここで実験を終えた。

《まとめ》
4種類×2袋を4日分試してみた結果、どの場所でも半分以上の袋が開封された。特に興味深かったのが、女子主導で開けると思いきや、男性スタッフの食いつきが良かった点だ。

結論『 ピュレグミは、女子も男子も、なんならおじさんも食べる!! 』

ということで、ケータリングを買う機会があるスタッフはもちろん、文化祭・運動会など催し物があってみんなで食べるものを買うとき、友達が家に来るときなど、ピュレグミをおすそ分けしてみると、老若男女喜んで食べてくれるので、ケータリングの新しい定番として試してみてはいかがだろうか。

《幸せの #星ピュレグミキャンペーン も!》
そんなピュレグミでは、現在、『幸せの #星ピュレキャンペーン』なるものも実施されている。基本的にはハート型のピュレグミの中に、星型のピュレグミ(通称:星ピュレ)が入っているが、キャンペーン期間中はその星ピュレが通常よりも増量されており、その星ピュレを写真に撮って自身のSNSに投稿すると、オリジナルグッズが当たるというもの。

詳しい応募方法などはピュレグミのサイトにて載っているので、合わせてチェックしてみて欲しい。
https://www.kanro.jp/pure/