吉田尚記のコミパラ!

年間約500冊の漫画を購入する生活を20年以上続ける”マンガマニア”で、「マンガ大賞」の発起人でもあるニッポン放送・吉田尚記アナウンサーと、元千葉ロッテマリーンズのキャッチャーで漫画好きな里崎智也さんが、毎週1冊オススメの漫画を紹介する番組です!この番組を聴けば、アナタもお気に入りの作品に出会えますよ!

ゲストに“泣かせの名人”石井徹編集長、登場!“講談社まんが学術文庫”シリーズ『幸福について』!

2018年5月11日 19:00

年間約500冊の漫画を購入する生活を20年以上続ける“マンガマニア”で、“マンガ大賞”の発起人でもあるニッポン放送アナウンサー吉田尚記と球界きっての“漫画好き” 里崎智也さんが毎週1冊オススメの漫画を紹介する「講談社presents 吉田尚記のコミパラ!with 里崎智也」。

第56回目にご紹介したのは、“講談社まんが学術文庫”シリーズより『幸福について』(原作:ショーペンハウアー、漫画・漫画原作:Team バンミカス、伊佐義勇)!

普段は、吉田アナウンサーと里崎さんの2人でお届けしている当番組だが、今回は特別に“講談社まんが学術文庫”の石井徹編集長がゲストとして出演。石井編集長は、これまでにも数々の名作を手掛けてきたようで――

吉田:“講談社まんが学術文庫”の石井徹編集長にお越し頂きました!宜しくお願い致します!

石井:宜しくお願いします。

吉田:見た感じ、球団のヘッドコーチみたいな感じの方がお越しに――

里崎:あっはっはっは(笑)雰囲気はありますね。

吉田:ありますよね!何か教えてくれそう感が凄いあるんですけど、なんとこの石井さんなんですけど、伝説の編集者のお一人でいらっしゃいまして、入社は、(昭和)57年で、少年漫画・青年漫画一筋に過ごしていらっしゃって、それこそ里崎さん、ずっとマガジンを読んでて――

里崎:もう、これ『鉄拳チンミ』、『名門 第三野球部』、『風のシルフィード』。僕のバイブルじゃないですか!

吉田:まさにだって野球をやっている真っ最中に『名門 第三野球部』とか読んでる時代ですよね?

里崎:めっちゃ読んでますよ!『風のシルフィード』を読んで、一瞬、騎手になりたいなと思いましたよ。

吉田:その体格で?(笑)

里崎:はい(笑)

そんな石井編集長が今回、新しく立ち上げたのが“講談社まんが学術文庫”シリーズ。どんなコンセプトのシリーズなのかというと――

吉田:石井編集長が新しく立ち上げたのが、“まんが学術文庫”っていうシリーズなんですよ。講談社さんの。これが今回、ショーペンハウアーの『幸福について』って話をしましたけど、他もドストエフスキーとか親鸞、唯円(親鸞)っていうのが正しいんですけど、荻生徂徠、ゾンバルト、マルクスーー

里崎:聞いたことはありますね。

吉田:僕も学生のときにマルクス、4ページくらい読んで「無理!」って思ったのは、覚えているんですけど(笑)

里崎:あっはっはっは(笑)

吉田:これを漫画にして、実は今回出そうと思ったのって――

里崎:漫画だと理解しやすいっすよね!

吉田:まず、それは、実はこれ読ませて貰うじゃないですか。読ませて貰うとショーペンハウアーの『幸福について』、主人公がショーペンハウアーなの!ビックリした!本当に!主人公がショーペンハウアーで、ショーペンハウアーが色々と報われていないんだけど、色々あって報われて、しかも何か女の子と仲良くなるっていう漫画なんですよ!「えっ!?」と思って。

里崎:もう歴史の教科書、漫画にして欲しいっすよね!

石井編集長が今回、“講談社まんが学術文庫”シリーズを立ち上げたきっかけについて、吉田アナウンサーが尋ねてみた――

吉田:これを今回、石井さんが企画されたということは、少年漫画というか青年漫画を作るつもりでスッゴイ有名な原作に取り組んだわけですか?

石井:データがありまして。大体、40歳くらいのいつもネクタイしているようなサラリーマンの方がこの手の市場で大きいんじゃないかという――

吉田:いわゆる、昔の名作とされるものをもう一回読んでみたくなっちゃうみたいな。

石井:そうでしょうね、多分。多分、吉田さんが仰ったように、みんな黙っているけど、恥ずかしいから。挫折しているんですよ。

吉田:分かる!(ドストエフスキーの)『罪と罰』、最後までやっぱり読んでないもん。

石井:お恥ずかしい話なんですけど、じゃあ、そういうものをやると。いわゆる難しかった本ですよね。そういうものを漫画にしようという企画は去年の3月頃から進んできたんですけど。恥ずかしい話なんですけど、出版社に来る人間は、本が読むのが好きで入ってきているんですよ。だけど、小声で「実は途中で断念したんだよ」っていう本ばかりですよね。

吉田:みんな?

石井:みんな結構言いますよ。その人たち向けに、強引なんですけど、元々、論文なんですよ、哲学書というのは。それを何とか強引と言われようが何と言われようがストーリー漫画で楽しく読んで頂けたらなということでこういうシリーズを作りました。

吉田:確かに挫折してて、ショーペンハウアーの『幸福について』聞いたことあったんですけど、まぁ、この辺で挫折している人間は読まないよね。基本的にね。

里崎:挫折してるだけ、まだ良いっすよね。僕、入り口すら入ってないですからね(笑)

吉田:で、残念ながら挫折したやつを手に取って、たまに漫画になっているやつあるんですよ、名作系の。でも、何かまんま描いてあるんですよ、普通。あのそのまんま、『資本論』というとマルクスがこう言っているっていうのが、単に文章じゃなくてコマで描いてあるだけみたいなものが多いんですけど、今回、『資本論』とか普通に商売を始めるんですよ!本当に!これが「あれ?」って思ったんです。こんな大胆に色々と翻案されている漫画の名作系ってないなと。

石井:吉田さんがさっき仰ったようにマルクス(の『資本論』を漫画化したもの)はマルクスの言葉が露骨に出てきて、それを解説するっていうと、大体ネットなんかを見ると、まぁ、そういうのは売れないんですけど、ボロクソに書いてあるんですよね。「学習漫画、読んでるんじゃねぇぞ!」と。「漫画を読ませろ!」っていう。

吉田:分かる!これ、学習漫画じゃないんですよ、今回も。“まんが学術文庫”と言いつつ、あの学習漫画の学校っぽさ、ありますよね? 学習感?

里崎:うん。

吉田:学習感、全然ないんですよ!でも、確かにこの方がまんま元々の荻生徂徠の『政談』を読むのよりは間違いなく読みやすいはずというか面白く読めてしまう。

吉田アナウンサーも「今まで1か月掛かって挫折した名作が30分で読めたりする」と太鼓判を押す“講談社まんが学術文庫”シリーズ。既刊情報など、詳しくはHPをご覧ください!
https://man-gaku.com/

吉田アナウンサーと里崎智也さん、ゲストの石井徹編集長が“講談社まんが学術文庫”シリーズの『幸福について』(原作:ショーペンハウアー、漫画・漫画原作:Team バンミカス、伊佐義勇)を紹介している模様は、こちらから聴くことが出来る!