吉田尚記のコミパラ!

年間約500冊の漫画を購入する生活を20年以上続ける”マンガマニア”で、「マンガ大賞」の発起人でもあるニッポン放送・吉田尚記アナウンサーと、元千葉ロッテマリーンズのキャッチャーで漫画好きな里崎智也さんが、毎週1冊オススメの漫画を紹介する番組です!この番組を聴けば、アナタもお気に入りの作品に出会えますよ!

【WEB限定】源義経=チンギス・ハーン!?義経が力と頭脳で世界を駆け回る歴史スペクタクル『ハーン -草と鉄と羊-』!

2018年4月27日 15:00

年間約500冊の漫画を購入する生活を20年以上続ける“マンガマニア”で、“マンガ大賞”の発起人でもあるニッポン放送アナウンサー吉田尚記と球界きっての“漫画好き” 里崎智也さんが毎週1冊オススメの漫画を紹介する「講談社presents 吉田尚記のコミパラ!with 里崎智也」。

この記事では、ナイター放送の関係で、WEB限定となった第54回の模様をお届けする。ページ下部には、音源もアップされているので、そちらも合わせてお楽しみ頂きたい。

第54回目にご紹介したのは、『モーニング』にて好評連載中の『ハーン -草と鉄と羊-』(著:瀬下猛)!

今回、ご紹介する『ハーン -草と鉄と羊-』は、歴史好きなら一度は聞いたことがあるであろう仮説が元になっている。それは、一体どんな仮説なのかというと――。

吉田:これ、結構、歴史好きの間では、有名な話なんですけど、源義経は、歴史上の色んな武将の中でも最も人気のある武将の一人じゃないですか。どうしても源義経が死んだと信じたくない人たちがいっぱいいまして。結局、源頼朝との確執によって死んだことになっているじゃないですか。死んだことになっているんだけど、最終的に義経は、実は生きていて、モンゴルに渡って、チンギス・ハーンになった説っていうのがあるんです!

里崎:ふっふっふ(笑)

吉田:蝦夷地から――、まぁ、北海道からモンゴルに渡って、チンギス・ハーンになった説っていうのを本当かどうかはともかく、そのストーリーは血沸き肉躍るじゃないですか?

里崎:うんうん!

吉田:「じゃあ、俺、漫画にする!」っていうがこの『ハーン -草と鉄と羊-』という漫画なのですが。

にわかには信じがたい説ではあるが、作者の瀬下猛先生の絵には、それを信じさせてしまう程の力があると吉田アナウンサーが力説した――。

吉田:一応、蝦夷地に行った後に、確かに船に乗るんですよ。船に乗って、難破するんですけど、船に乗って、難破したあとに中国大陸にちゃんと辿り着いているんですよ!

里崎:あっはっはっは(笑)

吉田:でも、それをあんまり変だと思わなかったのは、この骨太の絵だったからだと思う!(義経の)豪傑感が凄くて!この豪傑だったら、多分、あぁ、生き残る!生き残る!っていう説得力が画面に溢れているんですよね。

里崎:でも、絵は凄いっすよね!リアリティと躍動感が!

源義経は如何にしてチンギス・ハーンになったのか――。現在、発売中の1巻では、その序章が描かれているのだが――。

吉田:金の国(現在の中国)に流れ着いた後に、たくましい男でしかも頭も良いから、あっという間に言葉も覚えちゃうし、金の国の人たちの信頼とかも得る訳ですよ。でも、信頼を得たんだけど、この当時というのは、まさに騎馬民族のモンゴル地方からやって来る者と中国の国家は戦っているから、それで金でお世話になった人とかが倒されてしまっているので、「じゃあ、今度は俺が向こう側に行って」みたいなことをすると、何かちょっとスゲェ悪い感じの奴に見込まれて。(まだ)1巻じゃないですか?1巻でもう、ハーンのとこまで行ってるぞ!

里崎:あっはっはっは(笑) 早くない?(笑)

吉田:早いんだよ!早いんですけど、1個も飛躍は、読んでいる間は感じないのに、自分で説明すると感じるのは何故だ!?

最後に吉田アナウンサーは、副題となっている『-草と鉄と羊-』について考察した――。

吉田:一応、今回『-草と鉄と羊-』っていうサブタイトルが付いていて、人類の文化を大きく変えた物で、“銃・病原菌・鉄”っていう言葉があったりするくらいで。草と羊はもう分かるんですよ。草原まで辿り着けば、この2つは分かる。羊が食べられる、食べられないみたいな話もちょっと出てきているんですけど。鉄がね1巻の段階では、まだあんまりよく分からないんですよね。これ、鉄を手に入れる前後の物語とかに何かもう1つギミックが残っている――、仕掛けが残っているのではないかという感じはしますね。

里崎:鉄……。

吉田:何かね、鉄を持っている文明がいるんですって。文明っていうか騎馬民族の一派が。そこをどうやって倒すのかみたいなことを今どうも義経周りの一派は考えている。

里崎:馬にね、鉄の鎧をいっぱい着けているイメージありますよね。

吉田:でもね、それをやらなかったからモンゴル族は強かったみたいなのもあるんですよ。

里崎:へぇ~。

吉田:他はみんな、ガチガチに固めちゃうけど、そんな重くてゆっくりしたのよりは、もう躍動するように一気な勢いで来た方が強いみたいなのもあったはずで。

里崎:じゃあ、鉄、どこに繋がっていくんですかね?

吉田:いや、分かんないっす!

圧倒的で画力で描かれる源義経のロマン溢れる仮説を描いた『ハーン -草と鉄と羊-』は、現在、第1巻が好評発売中である。

『モーニング』にて好評連載中の『ハーン -草と鉄と羊-』(著:瀬下猛)を紹介している模様は、こちらからWEB限定版として聴くことが出来る。是非、お聴き頂きたい。