吉田尚記のコミパラ!

年間約500冊の漫画を購入する生活を20年以上続ける”マンガマニア”で、「マンガ大賞」の発起人でもあるニッポン放送・吉田尚記アナウンサーと、元千葉ロッテマリーンズのキャッチャーで漫画好きな里崎智也さんが、毎週1冊オススメの漫画を紹介する番組です!この番組を聴けば、アナタもお気に入りの作品に出会えますよ!

映画公開中!伝説の大御所タッグが挑むヒューマンサスペンス漫画『羊の木』!

2018年2月9日 18:20

年間約500冊の漫画を購入する生活を20年以上続ける“マンガマニア”で、“マンガ大賞”の発起人でもあるニッポン放送アナウンサー吉田尚記と球界きっての“漫画好き” 里崎智也さんが毎週1冊オススメの漫画を紹介する「講談社presents 吉田尚記のコミパラ!with 里崎智也」。

第42回目にご紹介したのは、2011年から2014年まで『イブニング』にて連載されていた『羊の木』(作画:いがらしみきお 原作:山上たつひこ)!

今回、ご紹介するこの『羊の木』という作品。漫画好きならまず、原作を山上たつひこ先生、作画をいがらしみきお先生が担当していることに驚くだろう。

原作担当の山上たつひこ先生といえば、今なお語り継がれる伝説的ギャグマンガ『がきデカ』を始め、数多くの名作を世に送り出してきた漫画家である。作画担当のいがらしみきお先生といえば、30年以上に渡り、今もなお連載が続いている『ぼのぼの』など、こちらも数多くの名作を世に送り出してきた漫画家である。

そんな漫画界のレジェンドともいうべき二人の漫画家がタッグを組んで生み出された『羊の木』。一体、どんな内容なのかというと―――。

吉田:ストーリーでいうと、日本のある架空の地方都市の魚深市という、“魚”が“深い”と書いて魚深市っていうところがあって、昔から歴史がある町なんだけど、その町で――、今はそんなにぶいぶい言わせてる町じゃないから、もうちょっと町を栄えさせたいなっていう市長が現れて、その市長が――、まぁ、もちろん、それだけじゃないんですよ!すごい人道的な意味も含めてなんですけど、メチャクチャ重大な犯罪を犯して、でも、刑期を終えて出所してきた人たちを市民とかには内緒で、うちの町に受け入れるっていう約束をするんですよ。そのためにどうやら交付金とかも入っているのかもしれないみたいな。なんか大人でどろってしてるでしょ?

里崎:おぉ!興味ある!

吉田:ここから(物語が)始まるんですけど。ここから“のろろ祭り”っていう恐ろしい祭にね、何かちょっと乗じて、中には殺人犯とかもいる訳ですよ。その殺人犯とかがどう出るかなんだけど、もうレベルが違う!殺人犯が一律に良いとか、犯罪更生者がどうとか、そういうことじゃなくて、人が人を殺すときも、人は人を同じように殺さないみたいなのがテーマなんですよ。

里崎:おぉ!あっはははは(笑)

吉田:意味、分かります?(笑)動機も違えば、やり方も違うみたいなことを、まぁ、「ベテラン作家って恐っ!」みたいな。もうね、ホント、他にはない!!

里崎:そりゃ、ないっすよね!聞いたことないっすもん!

吉田:で、驚愕の展開!

そんな“驚愕の展開”を生み出すことが出来た要因について、原作担当の山上たつひこ先生が元々、ギャグ漫画を描いていたことと関係があるのではないかと吉田アナウンサーは分析する――。

吉田:元々、ギャグ漫画家さんって人の思想の裏を如何につけるかっていう商売なんですって。みんながこう予測しているのの裏行かないと駄目じゃないですか。それを出来るのって実は、ホラーの技術と表裏一体なんですって。ホラーも人が気が付いていないところを怖がらせないと意味ないじゃないですか。 気が付かないところから「えー!こんな風になるのー!?」っていうのが、まぁ、もう何人もの犯罪者が色んなことを勝手に考えて織り成している訳ですよ。それで最後に「うぅわ!」っていう風に――、まぁ、こう言ってはなんですけど、やっぱりまとまるんですよ、ちゃんと!

里崎:最後、気になりますね!

吉田:1巻読んだら、もう5巻まで読んでください!為になるし、読まない理由は分からない。

2014年に完結した『羊の木』だが、主演に“関ジャニ∞”の錦戸亮さんを迎えて映画化もされており、2月3日より絶賛公開中となっている。そちらも各界の著名人から絶賛されているようで――。

里崎:あと映画にもなっているんですもんね?

吉田:そうそう!だから、映画になると思うんですよ。この構成力だから。観た人たちが皆、絶賛!絶賛!の嵐なんですよね。江口洋介、夏菜、小出祐介(Base Ball Bear)、岡崎体育とか。本当に文化にうるさい人がみんな「すげぇ!」って言っているってなってて。映画、まだなんですけど、超楽しみなんですよ!

里崎:これちょっと、漫画も読んでみたいですけど、映画も観てみたいですね。

吉田:順番、どっちでも良いと思いますけどね。

里崎:どっちでも大丈夫ですか!?

吉田:僕はどっちでもイケると思います。多分ね。まだ、映画の方は観てないんで何とも言えないんですけど。漫画が面白いのは保証します!

漫画好きの吉田アナウンサーが面白さを保証する『羊の木』は、全5巻が好評発売中である。

吉田アナウンサーと里崎智也さんが2011年から2014年まで『イブニング』にて連載されていた『羊の木』(作画:いがらしみきお 原作:山上たつひこ)を紹介している模様は、こちらから聴くことが出来る!