吉田尚記のコミパラ!

年間約500冊の漫画を購入する生活を20年以上続ける”マンガマニア”で、「マンガ大賞」の発起人でもあるニッポン放送・吉田尚記アナウンサーと、元千葉ロッテマリーンズのキャッチャーで漫画好きな里崎智也さんが、毎週1冊オススメの漫画を紹介する番組です!この番組を聴けば、アナタもお気に入りの作品に出会えますよ!

アニメ放送中!時が止まった世界で繰り広げられる家族と宗教団体の戦いを描いた漫画『刻刻』!

2018年1月12日 16:45

年間約500冊の漫画を購入する生活を20年以上続ける“マンガマニア”で、“マンガ大賞”の発起人でもあるニッポン放送アナウンサー吉田尚記と球界きっての“漫画好き” 里崎智也さんが毎週1冊オススメの漫画を紹介する「講談社presents 吉田尚記のコミパラ!with 里崎智也」。

第38回目にご紹介したのは、『月刊モーニングtwo』にて連載されていた『刻刻』(著:堀尾省太)!

1月からアニメも放送されている話題作『刻刻』。過去には、吉田アナウンサーが発起人となっている“マンガ大賞”にもノミネートされた作品である。一体、どんな内容なのだろうか――。

吉田:まずね、(時間を)止められるにも色々あるじゃないですか。これはね、“止界術”、世界を止める術。“止界術”を使う一家が出てくるんですよ。一家が出てきて、その一家が佑河家っていうんですけど、その佑河家が――、まぁ、一番おじいちゃんが色んな事情を知ってる訳です。うちの家は代々、こういう石が伝わっていて、この石に血を垂らして、触ると“止界”っていって、時間が止まった世界に入れてしまうと。それを他の家族は知らないんだけど、色々と謎を持った組織に自分の家族が一番大切にしている子供がさらわれてしまって、それを助けるために「じゃあ、“止界術”を使おう!」みたいなことになる訳ですよ。初めの段階は。でも、これが罠なんですよ!

『刻刻』の主人公・佑河樹里の祖父は、“止界術”という森羅万象、世界の時間を止める術の継承者であり、そのことを家族にも秘密にして生きてきた。ところが、ある日、謎の宗教団体・真純実愛会に家族がさらわれる。残された樹里や祖父たちは“止界術”を使い、時を止めることで家族を救い出そうとするというところから物語は始まる。

主人公・樹里の活躍ぶりや他の家族のダメっぷりなども見どころの一つなのだが、この漫画の重要な要素である“時が止まった世界”の表現について、吉田アナウンサーが解説する――。

吉田:この漫画の最大のポイントはですね、何かというと、漫画って読んで頂くと、“オノマトペ”って分かります?

里崎:何ですか? “オノマトペ”って。

吉田:例えば、砂利の上の道を歩いた場合、漫画で“ザッザッザッザッ”って足音が書き文字で書いてあったりとかするじゃないですか。ぶつかったときに“ガキーン”っていう音がしてたりとかあるじゃないですか。これってこの漫画の凄いところは、時が止まった世界――、でも、漫画って元々、止まった絵しか描いていないじゃないですか。時が止まった世界観っていうのがスッゴイ出てるんですよ。何でこんなに『刻刻』は、世界が止まっている感じが上手く伝わってくるんだろうなぁっていうのを冷静に考えたらですね、基本、その書き文字の“ザッザッ”っていう効果音とか“オノマトペ”がない!

里崎:ほぉ~!

吉田:この漫画は!

里崎:確かに!

吉田:“バサッ”とかたまにあるのは、それは、自分たち――、動けている人間たちが動いたときのみ、その音がするんですよ。だからね、世界全体が静かなのが何とそういう手法によって伝わってくるんです。

里崎:え~! 凄いっすね!

吉田:これが思いついたから、この漫画描ける!って思ったんじゃないのかなって、勝手に推測しますけど。

さらに、吉田アナウンサーがこの『刻刻』の魅力を語った――。

吉田:あんまり細かいことは言えないですけど、すごい悪い――、悪いというか恐ろしい存在が出てくる訳ですよ。怪物みたいなのが。怪物が物凄いね、カサカサしてるんですよ!水分が少ない感じの。どこまで言って良いのか。“管理人”っていうものが出てくるんです。それがカッサカサしてる。そのカサカサ感が物凄い本当にパサパサしてるのが伝わってくるんです。

里崎:あっはっはっは(笑)

吉田:この『刻刻』は、物凄いストーリー自体が面白いとか見どころがありますけど、僕からするとタイムストップ感が超出てるのと相手の出てくる嫌な感じのがカサカサしてるのとか――

里崎:カッサカサ感(笑)

吉田:出てくるチンピラたちが皆、本当に駄目な戦いを挑むときの嫌ーな感じとかが全部出てて、質感がヤバい! この漫画は! 漫画で読まないと分からないこの質感をこの1月からアニメでやるんです!

里崎:やるんですよね!

1月からアニメ放送がスタートしている『刻刻』は、全8巻が好評発売中である。吉田アナウンサーが絶賛するタイムストップ感と独特の“質感”を是非、味わって頂きたい。

吉田アナウンサーと里崎智也さんが『増刊モーニング2』にて連載されていた『刻刻』(著:堀尾省太)を紹介している模様は、こちらから聴くことが出来る!