吉田尚記のコミパラ!

年間約500冊の漫画を購入する生活を20年以上続ける”マンガマニア”で、「マンガ大賞」の発起人でもあるニッポン放送・吉田尚記アナウンサーと、元千葉ロッテマリーンズのキャッチャーで漫画好きな里崎智也さんが、毎週1冊オススメの漫画を紹介する番組です!この番組を聴けば、アナタもお気に入りの作品に出会えますよ!

ベテラン漫画家が描くTwitterから生まれた8コマ漫画『夜廻り猫』!

2017年11月28日 13:30

年間約500冊の漫画を購入する生活を20年以上続ける“マンガマニア”で、“マンガ大賞”の発起人でもあるニッポン放送アナウンサー吉田尚記と球界きっての“漫画好き” 里崎智也さんが毎週1冊オススメの漫画を紹介する「講談社presents 吉田尚記のコミパラ!with 里崎智也」。

第33回目にご紹介したのは、モーニング・アフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト「モアイ」にて好評連載中の『夜廻り猫』(著:深谷かほる)!

深谷かほる先生といえば、テレビドラマ化もされた「ハガネの女」や「カンナさーん!」を始め、数多くの作品を世に送り出しているベテラン漫画家である。そんな深谷先生の最新作は、意外にも最先端のツール“Twitter”から生まれた――。

吉田:やっぱり凄いなって思うのが、自分で描きたいものを描いているときの漫画家さんのパワーってすげぇなっていう風に思うんですよ。これ、多分、(元々)Twitterで描いてるんで、本当に発表するところを決めないで描いているんですよ。『夜廻り猫』って何かというと、猫が夜回りをして、街に「泣いている子はいねぇか~」って探して、悲しい思いをしている人たちの慰めになるようなことを――、でも、決してお金くれたりとかでは当然ないんだけど、基本は話を聞いてあげるか、一緒にご飯を食べてあげるだけなんです。ご飯を食べる方に関して言うと、もう本当、ご飯貰ってるんです。野良猫だから(笑)

“夜廻り猫”に出来ることは限られているが、そんなことでも救われる人はいるのではないかと吉田アナウンサーは語った――。

吉田:でも、そういうことで人って救われることあるじゃない?みたいなことが延々、出てくる――。何て言うんでしょうね。やっぱり、絶対に若い漫画家さんじゃ描けないよね、これっていう、ベテランならではの味がジワンジワンにあるんですけど――。

そもそも、この『夜廻り猫』という作品を大ベテランである深谷先生が何故、Twitterでアップしようと思ったのか――。

吉田:じゃあ、何でこういう作品が出来たかというと、自分で深谷先生が描きたかったからだというのについて、「依頼もないのに、ただ描きたくて始めた漫画です」「50歳をいくつも過ぎ、残り時間が少なめに感じられた頃に、本当は誰かと話したかったこと、言わないまま終わりそうなことを描いてみようと思いました。毎夜、一枚の葉っぱを拾い、何かを描きつけて、そっと端に置きました。誰か拾ってくれる人がいますようにと思いながら、Twitterという道端に。風に飛ばされて見えなくなる葉っぱの手紙を受取ってくれる人がいたのですね」というこのコメントだけで作品になっている。

里崎:ポエムみたいですね。

吉田:このポエムがギリギリ説教臭くないの!いくらでも説教臭くなりそうなんだけど、この漫画。本当にね、ギリギリの寸止めのところで大切なことは言っているけど。説教されている気にならないんですよ。見ててジンワリし、野良猫が大変な生き物であるってことがちょっとずつ出てきて、今、街中で、寒くなってきたところで猫を見るとちょっと泣けるんですよね、今(笑)

この『夜廻り猫』という作品、吉田アナウンサーはこんなときに読んで欲しいそうです――。

吉田:9割、普通の物語が、普通のコマが続く中に時々、物凄い重要な一言がバーンって出てくるんだよなぁ。勉強できなくて受からなかった高校生が「ごめん」って家族に謝っているのに対して、お父さんが言うのが「タクヤが生きていけないとすれば、世の中がおかしいんだ」みたいなとかね。何かね、もうね、心が弱ったときにオススメ!ホントに!心が弱っているときか、もしくは、逆に「調子に乗ってんな、俺!」ってときに謙虚になって頂きたいみたいな感じの本かもしれませんね。

2017年12月5日(火)まで日本橋三越本店本館7階「はじまりのカフェ」にて“『夜廻り猫』のクリスマス展”も開催されている『夜廻り猫』は現在、第3巻まで好評発売中である。

吉田アナウンサーと里崎智也さんがモーニング・アフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト「モアイ」にて好評連載中の『夜廻り猫』(著:深谷かほる)を紹介している模様は、こちらから聴くことが出来る!

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