SUN SET SWISH
石田順三(piano)/佐伯大介(vocal)/冨田勇樹(guitar)降り注ぐピアノサウンド、ハイトーンヴォイス、メロディックギターでちょっと懐かしく、優しい音楽を奏でる大阪府枚方市出身の3人組。2005年6月、シングル「明日、笑えるように」でデビュー。2006年3月にリリースした3rdシングル「マイペース」がCD売上20万枚を超え、着うた(R)は100万ダウンロードを超える大ヒットとなる。同年7月メジャーデビューし、10月には映画「天使の卵」の主題歌「君がいるから」、翌月11月に1stアルバム「あなたの街で逢いましょう」をリリース。
 
HEIWA
パチンコ機・パチスロ機メーカーである平和は、戦後の復興期である1949年の創業以来、技術面・サービス面の様々な工夫や独自の技術革新に努め新鮮で魅力的な娯楽として提供し、パチンコ産業の健全化と発展のために貢献してまいりました。また、経営の基本理念のひとつである社会貢献として、スポーツ・文化活動への協賛等、地域への支援活動に取り組み続けています。
詳しくはコチラから…
 
4月3日の放送は
渋谷陽一がお送りしているこだわりの音楽番組『HEIWA REAL BEAT』、
ゲストはサンボマスター! デビュー以来、熱い魂でロックファンを震わせ、
もはやお茶の間の認知まで得ている、日本屈指のスリーピース。
遂に完成したサードアルバム、
その名も『僕と君の全てをロックンロールと呼べ』を持っての登場です。

渋谷「凄いですよね、18曲。今時ない物量ですけれども。これはもうハナから18曲のつもりだったんですか?」
山口さん(唄とギター)「(アルバム)1曲目の“二人ぼっちの世界”っていう曲が出来て。コンセプトアルバムにしようと思った時に、どうしても18曲必要だったっていうかね」
渋谷「ほおお」
山口さん「その“二人ぼっちの世界”っていう曲から(始まって)、最後の曲がね、“何気なくて偉大な君”って曲で終わるんですけど。“二人ぼっちの世界”ってまあ、渋谷さん、お子さんとか奥さん、いらっしゃると思うんですけど」
渋谷「はい」
山口さん「世界で、その渋谷さんと愛する人二人ぼっちなんだ、っていうところからね、愛から始まって、だけどこの人は、何気なくて偉大な人なんだって思うと。そこの心の動きって、たった一瞬だったりするでしょ? ほんとはもっと短い刹那の時間かもしんないけど。そこに、永遠っていうかなあ、エターナルなものを入れたいっていうか。一瞬の中の永遠っていうかね。なんかそういうのをアルバムで表現したいなあと思って、そのためにやっぱ18曲必要だったんですよねえ」
(中略)
山口さん「家の親父がジャズが好きでね。こう言うわけですよ。『偉大なジャズのレコードっていうのはね、タイムレスなんだ』って。『針を落とした瞬間にもう終わってる』と。だったら僕はそこに日本人特有のね、一瞬な中に永遠を見る、みたいな物語を入れられたらこんな新しいことないじゃないかと思ってて。で、今回はそれをやりたかったんですね、僕は」

渋谷のプライヴェートに踏み込んだり(笑)、音楽に造詣の深いお父さんの発言も交えての山口節炸裂! 高度なアルバム・コンセプトは、年に360日は一緒にいるという近藤さん(ベースとコーラス)、木内さん(ドラムスとコーラス)との間で、日常的に共有されていたと言います。その理由は驚きの作曲手法、レコーディング手法とも密接に関わっていました。

渋谷「曲の原形って山口くんからどういう感じで持ってくるんですか?」
木内さん「曲の原形は3人で、音合わせてる時に。リハスタジオとかで」
山口さん「俺、3人で音出してる時しか曲作んないんですよね」
渋谷「ほおお。じゃあ家で作ってっていうのはないんだ?」
山口さん「そう。家はねえ、たとえば中村八大氏(※“上を向いて歩こう”や“こんにちは赤ちゃん”などなど多くのヒットソングを生み出した偉大な作曲家)の歌って、何でこんなに優しいのかなあとかそんなことを」
(中略)
山口さん「(曲の原形は)みんなで最初にこう(音を)出して。僕の場合はドキドキタイムが来るわけです。ときめきタイムっていうかね。その間にワーっと作ったやつをテープに録っちゃう。そうするとですね、コードも自分で何押さえてるかわかんないから。こういう感じでやりたいんですって二人に話して、肉づけしてくわけですよね」
渋谷「すごいね。じゃあ本当にバンドのセッションの中から作品が生まれてくって感じなんだ?」
近藤さん「うん、全曲そうじゃないかなと思います」
山口さん「歌詞もそうですからね。3人で一緒にいる時がだいたい。キーワードになるのはその時に出てくる言葉ですからね」
渋谷「へええ。みんなと一緒にドキュメントを作ってるって感じですね」
山口さん「今回のアルバムはほんと、映画みたいな感じですよねえ。作ってる感じが」
近藤さん「記録を残したみたいな感じはありますよね、なんか」

さらにレコーディングは歌も演奏もワンテイクで録り切ります。アルバムの中にはレコーディングを前提としない音合わせの状態で盛り上がってしまい、そのままオッケーになったという驚きの曲“ゲットバックサンボマスター”も収録。山口さん曰く「夢のゼロテイク」! よく録音テープが回っていたもんだと思うのですが…

木内さん「僕らエンジニアは、セカンドアルバムぐらいからずっとやってくれてる人で。僕ら、そういうの繰り返してるんで。いつでも、あいつらあっち(スタジオに)行ったら押せ!みたいな感じで録ってくれてるんですよ」

『僕と君の全てをロックンロールと呼べ』はそんなドキュメント性と、コンセプトワークが見事に絡み合った傑作。渋谷が以前からサンボに望んでいた進化も、成し遂げられていました。

渋谷「(以前会った時)今度のサンボのテーマは音楽的なトライアルじゃないか、よりいっそう今までのサンボの音楽的なレンジを広げる、そういうことをやるべきなんじゃないだろうかと言ったら、それはもう次のアルバムでやってるから、おっさんガタガタ言わずに聴きなさいって言われてですねえ…」
山口さん「もう山口、おまえやんねえとほんともう、ロック・イン(ジャパン・フェス)とか絶対出さねえとか」
一同「はははは」
渋谷「というかまあ、僕はサンボマスター、日本のロックの未来です、と言ってしまって」
山口さん「あの後、大変後悔したって話ありません(笑)?」
渋谷「ずーっと後悔し続けているというか(笑)。で、この作品を聴いてですねえ、後悔しなくて済んだなあ、という」
山口さん「エラい!!」
渋谷「非常に手応えを感じて。メロディメイカーとしての山口くんに。普通に聴くと何かいつもギターがガーッとなって、凄くシャウトしていて、よくサンボって曲みんな一緒に聞こえちゃうってみたいなことあるけれども」
山口さん「そうそうそうそう(笑)」
渋谷「実はメロディそのものはですねえ、非常にいいんですよ。で、メロディがいいという本来の山口くんのポテンシャルが今度はすごくわかりやすく出ている、従来のサンボ的と思われているサウンドから、あるいはスタイルから離れた、そういう楽曲が作られてきてて、ほんとにメロがよりいっそう、タフになってきている。これは凄いなあと」
山口さん「とんでもございません。ほんとにエラいことでございますよ」
前の放送   次の放送   最新の放送  
Next Program
 
 
ニッポン放送トップページへオールナイトニッポントップページへ Copyright (C) 2007 Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.
{literal} {/literal}