SUN SET SWISH
石田順三(piano)/佐伯大介(vocal)/冨田勇樹(guitar)降り注ぐピアノサウンド、ハイトーンヴォイス、メロディックギターでちょっと懐かしく、優しい音楽を奏でる大阪府枚方市出身の3人組。2005年6月、シングル「明日、笑えるように」でデビュー。2006年3月にリリースした3rdシングル「マイペース」がCD売上20万枚を超え、着うた(R)は100万ダウンロードを超える大ヒットとなる。同年7月メジャーデビューし、10月には映画「天使の卵」の主題歌「君がいるから」、翌月11月に1stアルバム「あなたの街で逢いましょう」をリリース。
 
HEIWA
パチンコ機・パチスロ機メーカーである平和は、戦後の復興期である1949年の創業以来、技術面・サービス面の様々な工夫や独自の技術革新に努め新鮮で魅力的な娯楽として提供し、パチンコ産業の健全化と発展のために貢献してまいりました。また、経営の基本理念のひとつである社会貢献として、スポーツ・文化活動への協賛等、地域への支援活動に取り組み続けています。
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5月22日の放送は
渋谷陽一がお送りするこだわりの音楽番組『HEIWA REAL BEAT』。
5月22日のゲストは、RADWIMPS!
メロディアスなバラードからミクスチャー・ロックまで幅広いタイプの曲を網羅。演奏力・表現力・哲学的志向において、多くの音楽メディアでネクスト・ブレイクの筆頭格に挙げられている4人組ギター・ロック・バンド。
ニューシングル「ふたりごと」を持ってメンバー全員で登場!

冒頭一人づつ自己紹介をお願いしたところ・・・
野田洋次郎さん(Vo&Gt)「一応ヴォーカルやってます野田洋次郎です。よろしくお願いします」
桑原彰さん(Gt)「ちゃんとギターを弾いてます。桑原です。よろしくお願いします」
武田祐介さん(Ba)「ギリギリベースやってます。武田です」
山口智史さん(Dr)「たまにドラムやってます。山口です」
お決まりのフレーズの様に自己紹介。実は全部アドリブ。とても反射神経のよい彼ら。渋谷との年齢差34歳(!)、平均年齢20歳RADWIMPSとトークがスタート。

渋谷「さて、今夜は日本で1番歌詞カードに言葉の多いバンド、RADWIMPSをお呼びしたんですけれども。何で多いの?」
野田さん「一番って、うれしいですね。あんまり他の方の歌詞カードを読まないんで、そんな意識はないんですけどね。伝えたい事を伝えるというか。そんなに繰り返しもないんで、多くなってるかなって。そんなに尺的には長いと感じないですけどね」
渋谷「だからすごいんだよ。ユニークすぎるんだよ。普通サビやフレーズを繰り返してたりってそういう形式が普通のポップソングの定型なんだけれども、ラッドの場合はそれがない。とにかくどんどんどんどん、中に文章みたいな説明があるじゃない」
野田さん「歌詞はメンバー3人何も言ってくれないっていうか、言わせないっていうか。なにもさせないんでね。今、まさに歌詞を書いているんですけれども誰からも励ましのメールが来ないですよ(笑)」

と、真面目な話しをしながらも、楽しくトークは進んでいきます。ここで、音楽評論家・渋谷陽一がRADWIMPSについて具体的な分析を始めます。

渋谷「ロックを語って30年。評論家的に言わせてもらうと、歌詞が多いのは、このバンドの特徴であり本質なんですよね。言いたい事を言いたい。歌いたい。まず言葉ありきなんだよね。だから野田君の曲作りの方法ってのは、何を伝えたいって想いが、表現の1番基本になっているからこうなっちゃうんだよね。だからそういう風にしてものを作るでしょ?」
野田さん「そうですね。あと、自信ないってのもありますし、言葉数が多くなってしまうんです。」
渋谷「だから説明したいんだよね。何故説明したいかっていうと、具体的に言いたい事があるんだよね。具体的に言いたい事もあるし、具体的に伝えたい事もあるし、イメージがあって、それをディテールまで詰めていかないと不安でしょうがないんだよ。そういうかんじでしょ?」
野田さん「・・・あのこれどういう番組なんですか?」
渋谷「生活指導の番組です」
野田さん「(笑)いやーだいぶ当てられているかんじがあります」
渋谷「逆に言うと音楽的な傾向が雑多なんですよ。音楽的なアイデンティティが希薄って言えば希薄なんだけれども、このバンドにとってはあまり重要な事じゃないんだよね。それは音楽が伝える手段であって、基本は伝えたい言葉が野田くんにはあって、どう有効に伝えるかっていう所でこの音だろうとか、この音楽スタイルだろうとか、このメロディだとか、こういう楽器だろうとか、ってイメージが出てくるんだろうね。どうだ!すごいだろう?」
全員「笑」
野田さん「凄いですね。でも凄いだろう?って言われると、あまり凄いって言いたくないんですけど。悔しいですね。それは凄く当てられてる感じが。音楽のスタイルというか、何を伝えたいっていう事で、みんなにも役割を伝えてきてるんで」

RADWIMPSの皆さんは現在20歳。高校1年生からバンドを始め、現在のメンバーになってから2年が経過。かなり濃い時間を過ごしたと野田さんは話します。

渋谷「野田くんはこのバンドになって(今のメンバーが固定して)、ようやくバンドとしての手応えを感じているって発言しているんだけれども、他のメンバーはどう思ってるんですか?こいつは扱いにくくてしょうがないとか、思ってるでしょ?」
野田さん「おっと?」
渋谷「この際だから、生活指導の先生もいる事だし。結構わがままだよね?」
武田さん「(小さい声で)ええそうですね」
桑原さん「それがいいっていうか、そういう感じゃないと、むしろ成り立っていかないっていうか」
山口さん「すごい、インスパイアされる部分が大きいというか、曲のイメージ全体は洋次郎が持ってるんで、自分の新しいものが引き出されていく。僕は2年間の中で結構あったなって実感あります。」
渋谷「素晴らしいね!」
野田さん「結構バランス取れてるんですよ。俺、あーだこーだ言うんですけど、技術的な所は知らないんで、すごい抽象的に表現するんですよ。ドシャン、ガシャン、バーンみたいな。こいつらは逆に能力というか、技術というか、頭の部分は持っているから、そこはちょっとおかしんじゃないってところは、中和されて出て来たりとか。そういう意味では結構発見が多いっていうか」
渋谷「確かに音を聴いていると、沢山アウトプットを持っていて、メンバーが、その引き出しから色んなものが出てくるという、それをすごく野田くん自身が楽しんでるというか、これだこれだオレの求めてるのはこれなんだよっていう上手い循環がバンドの中にあって、されているよね。ただ、まだ若いし、これがどんどん続いていくと、お互いの同じ空気を吸うのをヤダッていうね、事になってきたときにどうなっていくか」
野田さん「えッ渋谷さんは、RADWIMPSどうしたいんですか?」
渋谷「(笑)色々な物語を作ってもらいたいの」

現在は、悪い雰囲気になったら野田さんが怒って打破したり、一旦休みを入れて休んだり、皆さんで食事をしながら改善しているそうです。

ニューシングル“ふたりごと”については、
渋谷「“ふたりごと”すごく面白いんだけれども。カップリングの“ラバボー”にも「お母ちゃん」という(歌詞から始まるけど)マイブームなの?お母ちゃん。」
野田さん「このシングルはマイブームでしたね」
渋谷「“ラバボー”の方はいきなり「お母ちゃん」から始まるっていう、そういう楽曲っていうのは日本のロック史にあまり存在してないからさ。色んな表現や何かに対して自由であろうって精神がすごく感じるんだけどね。それは意図的にやってるわけ?それともこれも自然に出ていてるの?」
野田さん「今凄い微妙なところにいて、これ書いた時は自然体でいられたというか、だけど、私的な部分とそうでない部分が最近ごっちゃになってきて、自分本当に嘘ついてないんだろうかとか、言いたい事言えてるんだろうかとか、
まさにここ2〜3日というか悪戦苦闘してますね」
渋谷「いいんだよ。本当に自然体というのはないんだから。みんな私的にやっているんですけれども。その微妙なさじ加減なんだけれども、でもそのへんの触れ幅の中でものを作っていくっていうのはいいなっていう。20歳だから。これからの可能性がすごくあるんで」

後半は、野田さんの現在の心境を赤裸々に語って下さいました。
そして最後は、
野田さん「今日は、RADWIMPSと渋谷さん本人のアピールと半々の番組になりましたね」
渋谷「あたりまえじゃないか。オレの番組なんだから。今年の夏もフェスに来ていただけるということで、ロック・イン・ジャパンって俺がやってるの知ってる?」
野田さん「(笑)1番偉いんですか?1番ってすごいですね」
渋谷「やってても実感ないんですけどね。やっぱり夏は青空の下で演奏出来るのは気持ちいいでしょ?」
野田さん「去年初めてだったんですよねフェスが。うわー、こんな楽しいものなんだってね」
渋谷「今年もいっぱい楽しんで下さい。待ってます」
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