社員パーソナリティによって1967年10月に産声を上げたオールナイトニッポン。今ではすっかりオールナイトニッポンから、社員の声を聴くことはなくなりましたが、40周年を記念して、ニッポン放送に在籍する社員パーソナリティ経験者の方々に、当時の思い出を綴っていただきました。
1983年、社会現象にもなった中島みゆきさんのオールナイトニッポンの後、午前3時から月曜第2部を担当した。
緊張と失敗ばかりの新米アナウンサーにとって、初めてラジオが楽しいと思えた番組だった。ホテル開業の宣伝のため、最上階のスィートルームからの生放送中に睡魔に襲われ、苦し紛れに「新宿、代々木、中野方面に住んでいたら、部屋の明かりを点けたり消したりして!」と呼びかけたところ、街中に点滅する光の数々が。懐中電灯などがいくつもくるくる廻る光景の中、午前5時を迎えた生放送は自分が経験した面白放送のベスト3に入る。
先日披露宴に出席した。会場には新郎が制作部時代にオールナイトニッポンで出会ったパーソナテリィーが駆けつけていた。深夜に濃密な時間を過すことによって独特の信頼関係が生まれるこの番組が、懐かしくもあり羨ましくもあった。そんな感慨にふけりながら、今度は午前3時に起床するこの秋からの私。
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