社員パーソナリティによって1967年10月に産声を上げたオールナイトニッポン。今ではすっかりオールナイトニッポンから、社員の声を聴くことはなくなりましたが、40周年を記念して、ニッポン放送に在籍する社員パーソナリティ経験者の方々に、当時の思い出を綴っていただきました。
オールナイトニッポン放送開始から8日目の1967年10月10日、私は1年間の休職期間を終えて仕事に復帰、すぐにオールナイトニッポンのDを含む何本かの番組制作に戻りました。
しばらくして電話リクエスト番組の進行役を務め、それが1年後のANN土曜日DJに繋がります。進取の社風や制作部の大先輩・高崎一郎さんがお喋りの道を作ってくださったことなどが相まって、僕は制作もDJも大変自由にやらせてもらうことが出来ました。
当時のノートによると自分のモットーは(1)聴く人の記憶に残る番組を作ろう(2)決して人真似はしない、初めてのことをやろう(3)自分がドキドキするようなことをやろう(4)儲けることを忘れるな(5)疲れた時、どうしてもノー・アイデアの時は、しょうがない、こっそり人の真似もしよう、でした。笑っちゃいます。
喋ること、作ること、仕事は厳しかったが充実していた日々。先輩や友達にも恵まれ、結果、すべてが血となり肉となった5年余でした。
お喋りも大変ですが、裏方の人はもっと大変でしょう。新しい持代の新しいラジオに期待しています。
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