声優・山寺宏一が語る 国民的アニメで役を引き継ぐプレッシャー

2019年03月14日 11:30

 

2月28日(木)、よゐこ・有野晋哉と濱口優がパーソナリティを務めるラジオ番組「よゐこのオールナイトニッポンPremium」(ニッポン放送・毎週木曜18時~)が放送。よゐことは「おはスタ」(テレビ東京)で共演していた、声優・山寺宏一がゲストで生出演し、有野や濱口、リスナーからの質問に答えた。

山寺といえば、青年から老年、ヒーロー、悪役、動物など多数の役柄を演じ、ディズニー作品では10役以上を担当、洋画の吹き替えではウィル・スミスやエディ・マーフィ、ブラッド・ピットを演じる声優界の第一人者。しかし芸歴30年以上でもオーディションを受けることもあり、2011年12月放送の『ルパン三世 血の刻印 〜永遠のMermaid〜』(日本テレビ)から担当している銭形幸一(銭形警部)役では、今もで毎回緊張していると語った。

有野:リスナーからのメールです。「山寺さんクラスになっても、オーディションを受けることってあるんですか? オーディションに落ちた作品で、その合格者が自分よりも微妙な演技をしていたことはあるんですか ?」と……

濱口:それ聞いちゃう?

山寺:さすがにオーディションはそんなに(多くは)ないけど、たまに外国映画の吹き替えで『一応、山寺さんでいこうと思っているけど、声を聞かせてください』っていうのは今もあるね。数年前、某有名アニメで新しいキャラクターが出てきて、それでオーディションをしたこともあったな

濱口:落ちることは?

山寺:落ちることもありますよ。他にも、自分がやっていた俳優さんの吹き替えを他の人がやって、悔しいけど作品を見てみたら、俺の方が上手いのにな……っていうのも思ったし。思っちゃうでしょ? 逆に、やっぱり敵わないなっていうのもあるし。俺の方がいいのになって思うこともそれはありますよ

有野:山ちゃんは『ドラえもん』のオーディションを受けたの? 千秋とか、結構いろんな芸人さんも受けていて

山寺:僕は受けてないですね。そのつもりはなかった。誰かから引き継いだ役を僕もやりますけど、できればやりたくない。でも、他の人がやるならやっても良いのかなと思って。難しいよね、やっていた人(前任の声優)が偉大であれば偉大であるほどね

有野:塗り替えないといけないからね

山寺:そう、プレッシャーで大変ですよ。いまだに銭形警部は、毎回緊張していて

濱口:そうか! (銭形警部役を)引き継いだんですもんね

山寺:もう何年やっているの? って話なのに。でも(前任は)納谷悟朗さんですから……

濱口:『声が違う』とか、周りからはあったんですか?

山寺:それはもちろんあったでしょう、見ないようにしているけどね。『(山寺の声を)褒めてあったよー』って言われて、見てみたら貶していたりさ。それで落ち込むっていうのはよくあるね。敵うわけないんだけどね

有野:何やっても賛否がありますもんね

山寺:俺だって好きな役だからね

ほか番組では、『それいけ!アンパンマン』のチーズの声で、2月に誕生日だった有野にバースデーソングを歌ったり、アニメ『カウボーイビバップ』のスパイク・スピーゲル、『新世紀エヴァンゲリオン』の加持リョウジ、映画『オースティン・パワーズ』のDr.イーブルの声など、よゐことリスナーからの「あの声やって!」に全対応し、「よゐこのオールナイトニッポンPremium」の番組CMナレーションも即興で披露。ベテラン声優のサービス精神の旺盛さに、よゐこも「すごいな~、得したなあ」、「何でもできるなあ」と感心しきりだった。