工藤大輝と偶像音楽論

Da-iCEの工藤大輝がお届けする、月イチ連載コラム!

工藤大輝が語る はちみつロケット 「汎用性と専門性を併せ持つ、黄金の七人」

2018年09月06日 17:40

 

【月イチ連載コラム:工藤大輝と偶像音楽論(通算 第24回)】

 

汎用性と専門性を併せ持つ、黄金の七人。

はちみつロケット / 花火と漫画とチョコと雨

大手事務所スターダストプロモーション内のアーティスト・音楽部門STARDUST PLANETから輩出された7人組。ももクロさんやエビ中さんなどの後輩にあたり、もちろんスタダ系のアイドルらしさはしっかりと持ちつつ、同じ場所に括れない楽曲の良さとその幅広さ。

例えば個人的にプッシュしているフィロのスさんのブレない年代感やファンク感、などとはまた違って、はちロケさんの場合「圧倒的J-POPアイドルソング」と言う核があって、その上でジャンルを広げている感覚。

作家陣にジャニーズさんの楽曲を手掛けている方が多いのが何よりの証拠かなと思っています。

挙げさせていただいた新曲がリリースされるまでの個人的な暫定1位は「フレンドリーム」だったのですが…

というのも「フレンドリーム」は分かりやすく言うと声優さんがCV名義でリリースするようなアニソン属性で、アニメのOPでかかっていてしっくりくるような疾走感とメロディラインが印象的な楽曲。蓋を開けてみればやはりと言うべきでしょうか、作曲家さんは数々のアニソンを手掛けている睦月周平さん。最高の采配じゃないですか。

これの何が良かったかと言うと、アニメのタイアップも無く、メンバーの誰も声優ではない、のに敢えてこのジャンルに踏み込んだところ。今後増えてくるオムニバス形式のイベントまわりでのライブセットリストで必殺の一曲になる時がいつか来るはず。

と、本題は「フレンドリーム」ではなく「花火と漫画とチョコと雨」でした。

そう、まずはやはり作曲者に注目せざるを得ないのです。なんてったって林田健司さんですから。みなさんご存知、SMAPさんのスマッシュヒット曲の殆どを手掛けていらっしゃいます。10$、君色想い、青いイナズマ、加えてKinki Kidsさんのビロードの闇や夏模様、もう挙げ出したらキリが無いですし、しかも東京女子流さんの楽曲なども手掛けていて、女の子楽曲にも強い。最強です。

どことなくJ-POPの90年代を感じる譜割りだったり、爽やかさと切なさが入り混じるメロディライン。

夏曲といえば盛り上がるロック系か四つ打ちシンセ系が定番になりつつある中、投下された新たな曲調の、いや、懐かしい曲調の夏曲。モーニング娘。さんの「真夏の光線」を彷彿とさせる涼しさ。当時「真夏の光線」がぶっちぎりで大好きだった僕の琴線に触れるのは時間の問題だったのでしょう。

今までのリリース曲漏れなく全てのジャンルが異なり多種多様な楽曲達。しかし何となく感じられる統一感と安心感。これはいつも言ってることですが、しっかりと下積みをクリアしてきたメンバー達の努力とオリジナリティの賜物だと思っています。大人達が好きなことをやっても散らからないように最終的にバランスを取れることの強さみたいなものは確実に必要です。それがこの7人には備わっているんじゃないかと思います。

とは言え、何を隠そう僕はまだ生でライブを観たことがないので近々どうにか観に行きたいと思っている所存です。

と言うことで今回はこの辺で終了とさせていただきます。次回も楽しみにしていただけると幸いです。