人気劇作家の携帯に残り続けていた、銀座ホステス時代のある“データ”

By -  公開:  更新:

6月25日(月)深夜、劇作家の根本宗子と役者兼モデルの長井短(ながい みじか)がパーソナリティを務めるラジオ番組「根本宗子と長井短のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送)が放送され、以前銀座のクラブでアルバイトをしていた根本が、その当時お客さんをもてなすために行っていた地道な努力について語った。

人気劇作家の携帯に残り続けていた、銀座ホステス時代のある“データ”

先日、壊れた携帯電話を新しいものに買い替えるため、携帯ショップを訪れたという根本。根本は、携帯電話に関する契約や機能などの細かい説明がまるで分からず、母親に付き添ってもらって行ってきたそうだが、それでも「パスワードが分からない。」「何が分からないのかが分からない。」などの問題が生じ、店員も困り果てる中、ようやく買い替えを済ませたのだという。

そしてLINEなどのアプリは移行できたものの、データの移行までは完全にはできておらず、電話帳についてはまだ移行ができていない状態なのだという。しかしそのおかげで、以前根本が銀座のクラブでアルバイトしていた時代に登録された、お店のお客さんの連絡先をようやく断ち切ることができたという。

根本:銀座のクラブのお客さんの連絡先が200件ぐらい入ってて、それほんとに要らないなと思ってたから(笑) 別にさ、お客さんの携帯には(根本の連絡先は)もう入ってないじゃん?何年も前の銀座のクラブの女の電話番号なんかさ。

長井:そうだよね。そうか、まだ連絡先残ってたんだ。

根本:たまに電話帳から連絡先探すときにさ、もうほとんどその人たちなの(笑)3年ぐらい働いてたから、結構な人数に出会ってて。

長井:まぁそうだよね~。

根本:銀座のクラブって、最初に名刺を交換するのよ。で、「会社名」と次に「名前」を登録しなきゃいけないのと、「どんな話をしたか」を覚えておかなきゃいけないから、いちいちメモってんのね?

長井:へぇ~!

根本:携帯のプロフィールのところにメモったり、自分が分かる情報を書いたりしてて。「ちょっと小太り」とか「メガネ」とかね(笑)それは結構面白いから、それは取っておきたいんだけどね。

長井:確かにね。

根本:あと、(お客さんの)競合の会社の話をしちゃいけないから。

長井:あ、すご~い、そこまで。

根本:「お菓子の会社」とかだったら、そこのお菓子が美味しいって話をしなきゃいけないから。携帯のメモを見ながらテーブルで喋る、みたいな。

長井:へぇ~すごい世界だなぁ。

移行できなかった電話帳の話から、クラブに務めていた頃の苦労を思い返した根本。お客さんの情報に関しては今更使い道はないが、その情報を管理しておく技術は現在も役に立っているといい、当時のメモは前の携帯にしまって大事に取っておくのだと話した。

Page top