「やっぱり田舎が向いている」女優・上白石萌音が徳島への一人旅で取り戻したもの

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3月23日(金)深夜放送のラジオ番組「上白石萌音 good-night letter」で、パーソナリティの上白石萌音が、最近プライベートで行ったという徳島での思い出について語った。

「やっぱり田舎が向いている」女優・上白石萌音が徳島への一人旅で取り戻したもの

最近、1人旅で徳島に行ったという上白石。なぜ徳島に行ったのかといろいろな人に聞かれるそうだが、実はみかん農家に知り合いがいるのだという。最近バタバタしていて、生活のスピードが段々速くなっていたため、一度ゆっくりしたいという思いから、知り合いの家に泊まりに行っのだと理由を説明した。

今回の旅のメインは、そのみかん農家を手伝いに行くことだったそうだが、既に収穫の時期は終わっており、現在は冬の間に採って蔵で熟成させたものを今出荷する時期ということで、その出荷作業を手伝ってきたのだという。みかんをダンボールに入れてきれいに並べ、ダンボール用ホッチキスで留めて運ぶという作業で、上白石は1箱10キロの箱を100コ作ったといい、作業をしながら、自分にはやっぱり田舎が向いていると思ったという。

東京から離れた地で、自分のペースを取り戻すべく、自然と触れ合いゆったりした時間を過ごしていたという上白石。そうした中で1つ、一番強く心に残ったことがあると明かした。

「食べ物を作ること、出荷するこというのを初めて経験して。私たちが普段口にしているものって、お水もお米も全部、全部誰かが大事に育てて大事に出荷したものなんだなって思いました。

育てる過程では、いろんな生き物が犠牲になっていたりするじゃないですか。虫を捕ったり、作物を食べちゃう動物たちを遠ざけたり、そういうことをして、いろんな動物の命やいろんな人の手があっての、私たちの食事なんだなっていうのはすごく感じました。

だからもっともっとよく噛んで食べようって思ったし、食べて「美味しい~!」って思うのが、何より大事なことなんだなってすごく思いました。

今回の旅に行くきっかけが、生き急いでる感が否めなかったっていうのがすごくあったんですけど、やっぱりそうだったなって思って。帰ってきて、人より歩くスピードが遅かったし、食べるスピードも喋るスピードもすごく遅くなってたんですよ。これが本来の私の生きる速度だなと思って、それをすごく取り戻させてくれた感じでしたね。」

徳島での生活を通じて命の尊さを改めて知ると同時に、自分のテンポを取り戻すことができたと語る上白石。「本当にステキな場所なので、疲れてしまったあなた、四国の地でゆっくりしてみてはいかがでしょうか?」と最後にリスナーにお勧めした。

そんな上白石は、オールナイトニッポン50周年スペシャルラジオドラマ『明るい夜に出かけて』への出演が決定。この作品は、2013年4月から2016年3月まで放送されたラジオ番組『アルコ&ピースのオールナイトニッポン』のリスナーである登場人物たちの葛藤を描き、第30回山本周五郎賞を受賞した青春小説をドラマ化したもの。上白石の他に菅田将暉・山下健二郎・花江夏樹らが出演する注目作で、4月16日(月)深夜1時から、主演の菅田将暉がパーソナリティを務める『菅田将暉のオールナイトニッポン』内で放送される。

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