23歳から82歳までが登壇!女性が強くしなやかに活躍できる社会を創出するビジネスカンファレンスが大盛況!

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女性が強くしなやかに活躍できる社会を創出することを目指すビジネスカンファレンス『MASHING UP』(主催:株式会社メディアジーン)が、2月22日(木)から23日(金) にかけて渋谷TRUNK(HOTEL)で開催され、会場には男性女性を問わず、ミレニアル世代を中心に多くの参加者が集まり、大盛況のうちに幕を下ろしました。

23歳から82歳までが登壇!女性が強くしなやかに活躍できる社会を創出するビジネスカンファレンスが大盛況!

近年、企業や行政も女性活躍推進の取り組みが著しく増えています。しかし多くのコミュニティは業種別、年齢別、国籍別で分けられ、互いに交わる機会は限られています。女性のみで構成されることも多く、女性以外を十分に巻き込めていない点は多様性を真に社会の活力としていく上で、重要な課題であると考えられます。

そこで『MASHING UP』では、異なる性別・年齢・国籍・業種・業界をマッシュアップ=混ぜ合わせ、新しい対話を生み出し、ネットワークを築くことはもちろん、新しいビジネスを創出する場の提供を目指しました。

初開催となる今回のテーマは『Unleash Yourself』=自分を解き放つ。

ジェンダーや年齢、働き方、健康の問題。身の回りにある見えない障壁を取り除き、すべての参加者が新しいインスピレーションを得て、次の一歩を踏み出し、ビジネスや働き方に役立つ化学反応を起こすことを目的としたカンファレンスやメンタリングセッションが全39セッション。下は23歳から最高は82歳まで、各業界の動向を左右するようなパワーを持つ“ゲームチェンジャー”たちが登壇して、聴くひとを障壁や呪縛から解き放つ、貴重な提言が数多く飛び出しました。そのうちのいくつかをご紹介しましょう。

《新時代リーダーに必要なものとは?》

23歳から82歳までが登壇!女性が強くしなやかに活躍できる社会を創出するビジネスカンファレンスが大盛況!

《新時代リーダーに必要なものとは?》ではスピーカーに『Soup Stock Tokyo』の株式会社スマイルズ遠山正道社長が登壇。手がけている5坪で1冊の本を売る『森岡書店銀座店』や香川県豊島の1日1組しか予約を取らない『檸檬ホテル』を例に挙げ、「分母が小さい、だからリスクが少なく思い切ったことができる」「利益が出れば会社が小さいことに価値が生まれる、小さく始めるのがコツかなー」と、起業を成功に導く秘訣をサラッと語っていました。

《会社員かどうかではなく、枠にとらわれない働き方を考える》

23歳から82歳までが登壇!女性が強くしなやかに活躍できる社会を創出するビジネスカンファレンスが大盛況!

《会社員かどうかではなく、枠にとらわれない働き方を考える》では、学生時代に起業した株式会社ハピキラFACTORYの社長で、現在ソニー株式会社にも籍を置く正能茉優氏らが登壇。会社員でありながら『副業』ではなく『複業』する、ボーダレスワーカー、パラレルワーカーの勧めが語り合われました。

「上司を巻き込むと、複業も上手くいきやすい」、「やりたいけど踏み出せないなら考え方を変えてみる。組織というベースがあることで失敗を恐れず複業にも力を入れることができる」、働き方改革が話題になる昨今、自律的なキャリア形成を促す発言が多く聞かれました。

そして、2000年代に社会人になった“ミレニアル世代”に響くカンファレンスが多い中、大人世代の主張も繰り広げられました。

《自分サイズの暮らし方とは?》

23歳から82歳までが登壇!女性が強くしなやかに活躍できる社会を創出するビジネスカンファレンスが大盛況!

《自分サイズの暮らし方とは?》には東京在住アフロライターという肩書きでご活躍中・元朝日新聞の稲垣えみこ氏、そして大手銀行から独立され、現在は鎌倉投信株式会社の鎌田恭幸社長が登壇。

稲垣氏は「近所の年配の夫婦が経営している古いスーパーで買い物をするのは、そこが街のお年寄りたちの憩いの場であったり、気軽に配達も請け負ってくれる近所になくてはならないお店だから。少々高くでもそこで買い物をすることで、私もそのお店を支え、ひいては地域がよくなることに貢献できるはず。人が元気になるもののためにお金を使いたい。回り回って大きくなって帰ってこーいって1000円札を送り出せるの」と語りました。

一方で鎌田氏は「投資信託ではいろんな方からお金を預かって投資して増やしていきますが、鎌倉信託ではどういうところに投資したお金が生かされているのかを見えるようにしたのです。すると投資家の行動変異、つまり投資家のマインドも変わってきて、自分も社会に貢献できることはないかと、一消費者として考えて行動するようになるんです」と語り、大きな組織を離れた今だからこそできる、手の届く範囲での社会貢献についてのお話が展開されました。

23歳から82歳までが登壇!女性が強くしなやかに活躍できる社会を創出するビジネスカンファレンスが大盛況!

《おじさんVS世界》

そして様々なカンファレンスの中で特に異彩を放っていたのが《おじさんVS世界》。こちらには元WIRED JAPAN編集長の若林恵氏、ヤフー株式会社の安宅和人氏、Campus for H石川善樹氏。おじさん世代ふたりとおじさん予備軍のメンバーが登壇しました。

23歳から82歳までが登壇!女性が強くしなやかに活躍できる社会を創出するビジネスカンファレンスが大盛況!

今、おじさんはなぜ世界(=若者)から敵と見なされるのか?という問いに対して、3人は以下のように解説。

石川氏「昔は年齢を重ねた方が価値があったのに、今は若い人の方が価値がある風潮です」。

若林氏「年長者の経験やノウハウが重要だったから。ある時期まではよくも悪くも作る側、つまりおっさんの論理で世の中が動いてきたわけですが、それがいつからか消費者が中心になってきた。そうなると女性と若者が前に出てくる。その消費行動をおっさんが担保してきたの。でもおっさんの持ち分だった作る側の論理やそれに付随するプロ性みたいなものは出番がなくなるんです。消費者になるとおっさんはとにかく一番後進的でマイナーな存在。消費のプロフェッショナルって、ないもん。今は構造が変わってきた。年をとることが恐怖に変わってきたよね。おっさんの知恵も全部が無駄じゃないのに」。

安宅氏「おっさん層に期待されている仕事を、おっさん自身が育てていくことで、若い世代に将来への希望を持たせることも大事かもね」

大人世代も自らが持つ価値を再確認し若い世代に示すことができるか、そこが鍵なのかもしれません。

23歳から82歳までが登壇!女性が強くしなやかに活躍できる社会を創出するビジネスカンファレンスが大盛況!

今回紹介しきれなかったカンファレンスでも若い世代の来場者で熱気にあふれ、パソコンを広げながら熱心にメモを取る姿が多く見受けられました。またどの会場でもスピーカーたちの話術の確かさが光り、ハズレなしのクオリティの高さも感じられました。

主催者側によると来年の開催も計画しているとのこと。その頃には世の中が様々な枠や枷から今よりも少し解き放たれている、この1年がそんな手応えを感じられる年になることを願ってやみません。

【取材・文:高盛雅子】
【写真提供:株式会社メデイアジーン】

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