自動翻訳“ほんやくコンニャク”の時代はいつ来るのか

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英語を勉強しようと思いつつ何も動けていない人や、でもどうやったら良いんだろうと悩んでいる人もきっと多いはず。そんな方に向け、実際の声を通して、留学や語学学校、海外の魅力を伝えていく企画をお送りします。Webメディア「allnightnippon.com」と、留学・語学学校の総合サイト「School With」が協力し、新連載でお届けしています。

第7回のテーマは「英語学習の必要性」。英語の勉強に苦戦したり、外国の方と思うように会話が出来ずにもどかしい思いをした時、『自動翻訳技術があれば』と願ったことがあると思います。そんな中、ニュースでは自動翻訳機能を搭載したイヤホンの登場や、AIによる超高精度自動翻訳を実現する研究が進められている、といった話題が取り上げられていますが、私たちは今後も英語学習は必要なのでしょうか?School Withの太田英基さんにお聴きします。

自動翻訳“ほんやくコンニャク”の時代はいつ来るのか

●現在の翻訳技術ではコミュニケーション量が半減する

現在のリアルタイム翻訳というのは、あくまで通訳の領域であり、本当の意味でのリアルタイムではない、と思っています。自分が考えていることがそのまま瞬間的に相手に伝わることが、リアルタイムではないでしょうか。自分が話した日本語が次の瞬間から英語に翻訳されて、何らかのデバイスから発せられ、相手がそれを読み取って理解する。それを双方がすると、通常30分のコミュニケーションで終わる内容のコミュニケーション量が、単純に倍の60分はかかります。双方が英語でコミュニケーションできれば通訳する必要は無いので、これは大いなる時間の損失だと捉えています。

●『ほんやくコンニャク』や『攻殻機動隊』の世界はまだ来ない

私たちが理想に描く自動翻訳、リアルタイム翻訳というのは『攻殻機動隊』の世界観にあるような、もはやテレパシーの領域。ドラえもんに出てくる『ほんやくコンニャク』も、日本語から他言語に訳されているわけではなく、そのまま互いが分かり合えるアイテムです。これらが実現すれば、語学学習はいらないかもしれませんが、それらは技術的に未知数で、実現の可能性が不明であるため、現時点の結論からいうと、英語は自ら話せるようになるべきだと考えています。

●自動翻訳に頼らず、英語を自ら身につけるべき理由

英語は自ら話せるようになるべき理由は3つあります。

(1)既に世界中のビジネスマンは英語を扱えているから
私は2010年から約2年かけて、世界50ヶ国を旅しました。現地でビジネスをしている人や、マーケティングや広告の仕事をしている人たちとアポイントを取って話を伺ったり、暇があれば現地の大学キャンパスに訪問したりしました。驚くことに、英語ネイティブの国でなくても、英語公用語の国でなくても、中東やアフリカ、中南米でも、大学生やビジネスマンの多くが英語を当たり前のように話していました。彼らにとって、英語ができるかできないかは、キャリアを考えるにあたって死活問題。もし、仕事における会食でワイワイやる際に、自動翻訳デバイスを掲げてコミュニケーションをし、音声認識エラーなどが出てしまって「今一度頼む!」というのは興ざめしますよね。

(2) 2020年以降、日本の若者も英語を話せるようになるから
大学入試が2020年に大きく変わります。特に英語試験は、劇的な変化があると言われています。既に文科省からも発表があり、英語はこれまでリーディングとリスニング偏重だったところから、「スピーキング」と「ライティング」を重要視していくそうです。つまり、2020年以降に大学に入学してくる若者、2024年頃に社会人となる方々は"英語できるのが当たり前"の世代となります。

(3)英語は人生の選択肢を拡げてくれる究極のスキルだから
英語以上に、たったひとつのスキルで人生の選択肢をここまで拡げてくれるものを、他に挙げられるでしょうか。英語のメリットは仕事においてだけではなく、友達をつくるとき、海外旅行、インターネット検索をして日本語では出てこない情報も、英語であれば必要な情報を手に入れられる場合も多くあります。英語は私たちの可能性を拡げてくれるスキルです。

●いつか、誰もが自由に英語を話せるようになる

自動翻訳技術の発達、若者の英語力急上昇からの突き上げ、他にも様々な要因があるにせよ、近い将来英語ができることがキャリアアップを目指す社会人のスタンダードになることは明白だと考えます。その時代に突入すること自体は大歓迎であり、そうなることでキャリアの選択肢も地球規模で考えることができます。面白そうな仕事も世界中から見つけ出し、海外移住することもあたりまえの時代となり、何よりも人生において出逢える人の幅が大きく異なってきます。ぜひ、“世界を舞台にする人が当たり前の社会”を誰よりも楽しむために、英語から逃げずに立ち向かってみてください。

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取材・文:太田英基(School With)
※留学・語学留学の総合サイト「School With」内「留学ブログ」より

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