朝井リョウがさりげなく結婚を発表!夫婦円満に繋がる「生き方のヒント」語る

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2月4日(日)夜放送のニッポン放送「高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと」で、パーソナリティの朝井リョウが、実は結婚していたことを初めて公にし、その夫婦関係について語った。

朝井リョウがさりげなく結婚を発表!夫婦円満に繋がる「生き方のヒント」語る

以前の放送で、会話の中でさりげなく“妻”という言葉を使ったことに対するリスナーからの追求を受け、それに答える形で、サラッと自身の結婚を明かした朝井。芸能事務所にも所属しておらず、わざわざ結婚発表などを行うこともしたくないとのことで、敢えて友達に言うような言い方で伝えようと思ったのだという。

あまりにサラッとした発表に戸惑ったパートナーの高橋みなみだったが、それよりも高橋やリスナーが気になったのは、朝井が結婚式をやったのかどうかということ。以前番組の中で朝井は、結婚式というものが苦手で「結婚式で読む手紙はウソだと思っている。」「新郎新婦を祝うモチベーションがわいてこない。」と考えていることを幾度も話し、友人の結婚式から出禁を食らっていることも明かされたが、そんな朝井が結婚式をしたのかどうかが、どうしても気になる様子だった。

結論からいうと結婚式はしておらず、その理由として朝井だけでなく妻も結婚式が苦手であることを挙げた。必要ではないと思うことをするのが苦手な2人なのだそうで、そういう風に考えていった結果、一般的に行われる結婚式というものは、自分たちには必要ないという話になったのだそうだ。お互いの両親への説明も通常ならば難航しそうだが、相手の両親がこの番組のリスナーで朝井の思考を理解してくれていたという。おかげで説明がすんなりいき、朝井は初めて「この番組をやっていて良かったと思った」そうで、番組の存在に初めて感謝の言葉を述べた。

さらに高橋は、「朝井さんの結婚生活が見えない。」と話し、その実態についても興味を示した。その夫婦関係についても謎だったが、実際明かされてみると、それは実に朝井らしく、それでいて前向きで健康的なものだった。

朝井:私は、誰かと一緒に生きていくっていうのは、逆説的に、自分の人生の主語を自分にすることだなってすごく思ったんですよ。

高橋:ほぉ。

朝井:それは夫婦とか関係なく、人と人との関係全部に言えることだと思うんですけど、例えばAKBで総選挙っていうものがあるとして、応援するときに私は「あの子のために」っていう風に自分の考えや人生を誰かに預けるってことをした途端に、人間の関係は不健康なものになると思っていて。

高橋:ほぉ。

朝井:それは何でかっていうと、ファンは「あなたのために投票してます」、アイドル側も「ファンのみんなのために活動してます」っていうのはよく聞くんですけど、でもそれって、続けていくといつか、「あなたのためにこれだけやった“のに”」っていう。

高橋:あ~。

朝井:“のに”が出てくるんですよね。

高橋:確かに、出てくるね。

朝井:「こんなに応援した“のに”スキャンダルが出た」とか、アイドル側も卒業した途端についてきてくれなくなったりしたら、「こんなにファンのために、いろんなこと我慢してやってた“のに”」って。

高橋:あ~、付くね、“のに”。

朝井:“のに”がついてくるなと思って、で、それは夫婦や親子にも言えるなと思うんですよね。例えば女性が男性に料理を作ってあげたとして、「あなたのために料理をした」っていう風になっちゃうと、いずれ「私はこんなに家事をやってきた“のに”」ってなっちゃうわけですよね。

高橋:うん、なっちゃうね。

朝井リョウがさりげなく結婚を発表!夫婦円満に繋がる「生き方のヒント」語る

朝井:だから人に何かをするときに、“主語を自分にすること”がすごい大切だなと思って。

高橋:ほぉ。

朝井:自分が、「あなたのことを大切に思っている気持ちを表すために、料理を作った。」ってなると、そのあと何か裏切られるようなことがあったとしても、「自分の気持ちを表現するために料理を作ったん“だから”」って。

高橋:あ~、“のに”にはならないね。

朝井:順接になるっていうか、そこで気持ちが捻れることがないのかなって思っていて。

高橋:はぁー・・・

朝井:健康な人間関係が結べると思っていて、(私の妻は)それをすごく分かってくれる人だったんです。が言わなくても、自分の人生の主語は自分だということを感覚的に分かっている人だったんですよね。

高橋:うん。

朝井:私たちは、今の時代をお互いに健康的に生き抜くために手を組んだって感じなんですよ。

高橋:はぁ~。

朝井:もちろん大切だし、好きで結婚しましたみたいな言葉も当てはまる部分はあるんですけど、共闘する仲間を見つけて手を組んだって感じなので、言葉にすると、なんか離婚理由みたいなの。「2人の人生のために」って。そのあと「別れました」って付くじゃん(笑)

高橋:確かに確かに(笑)

朝井:「それぞれの人生を豊かにするために別れました」ってみんな言うんだけど、私たちの場合は、それぞれの人生を豊かにするために入籍しましたって感じなんですよね。

朝井夫婦の健康的な考え方に、今までになく感心した様子の高橋。この考えについて朝井はのちの小説にするそうだが、そのときに「あ、ラジオで言ってたことだ!」と言うのは禁止だと、リスナーに釘を刺していた。

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