12日(火)夜、『ココリコのオールナイトニッポンPremium』に、ゲストにお笑いコンビ・キャイ～ンの天野ひろゆきが登場。芸人が出したヒット曲を聞きながら、その芸人にまつわるエピソードを語り合った。

天野といえば、日本テレビ『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』内の企画で、「ウッチャンナンチャン」の南原清隆、台湾人タレントのビビアン・スーと共に音楽ユニット「ブラックビスケッツ」を結成。「STAMINA」や「Timing」などのヒット曲を生み、紅白歌合戦に出場。現在はニッポン放送の音楽番組「billboard JAPAN HOT100 COUNTDOWN」（毎週土曜13:00～16:30）でパーソナリティーを担当している。

そんな天野が、毎回様々な分野で活躍する達人をスタジオに招いて話を聞くコーナーに、 “音楽の達人”として登場。自身の思い出に残る“芸人ヒットソング”を紹介した。

天野：皆、たぶん芸人は聞いてると思うんだけど、たけしさんの“浅草キッド”…

田中：うわ、出た！良いですね～…

遠藤：良いよね～。これこそね、ちょっとお酒入っちゃったりなんかすると…

天野：（相方の）ウド、すぐ泣くのよ、これ聞くと。で、“くじら屋”に行ったこと
あるの？って聞いたら、無いって

遠藤＆田中：ははははは（笑）

天野：どういう気持ちで聞いてるのか分からないけど。そんなに熱い想いあるんだったら行けよ（笑）

遠藤＆田中：ははははは（笑）

天野：（お笑いコンビ・イワイガワの）岩井ジョニ男がね、モノマネで熱唱する、これ

遠藤：へえ～本当ですか

天野：それ、さんまさんが大好きで。「さんまのお笑い向上委員会」で連発してる

田中：はいはいはい！そうですね、そうだ、そうだ！たけしさんね～…

天野：ちょっとしっとりさせちゃったね

田中：たけしさんとキャイ～ンさんってどんな感じですか？

天野：たけしさんと一緒にレギュラーをやらせてもらってたことあるんだけど

遠藤＆田中：そうなんですか！？

天野：“ビートたけしのつくり方”っていう番組で。結局、つくり方が分からずに終わっちゃったんだけど

遠藤＆田中：ははははは（笑）

天野：大川興業（芸能事務所）さんのライブに出て、高田文夫さんと知り合って。高田文夫さん主催のライブみたいなのがあったりとかして。で、そこに浅草キッドさんが何かの用事で出れなくなって、キャイ～ン来てくれって言われて行ったんですよ。そのシークレットゲストにたけしさんが居て

遠藤：へェ～…

天野：そこで俺、たけしさんに会えるなんて思ってなかったから。で、実はお前、今日たけしさんが最後にシークレットで登場するんだよって言われて。ちょうど俺たち、その出番の前に漫才やって、結構ウケてまあ良かったなって思ってたんだけど。たけしさん、その時は（キャイ～ンのネタを）観られてなかったのよ。で、その後、来た時にモーゼの十戒みたいにブワーっと道が開いて

田中：うわ～…

天野：たけしさんが登場して。うわー！来たー！みたいな感じで。それで打ち上げあるから、“あんちゃん”たちも来いよって言われて。

遠藤：“あんちゃん”って言うんですね

天野：それで高田先生も紹介してくれて。で飲んでて、お前らさあれだよ、たけしさんせっかく居るから、ネタ観てないからネタやれよって

遠藤：うわ～

天野：普通だったらさ、無茶言うなよって思うよね

遠藤：なかなかの振りですよね

天野：でも、バカなスイッチが入って。俺大好きだから、観てほしくてやります！って。こんなチャンスめったにないから。それでやったらさ、あんちゃんたち面白いよ。頑張れよって言ってくれて。俺、漫才やりながらすごい泣いてるのよ

田中：うわ～

天野：どういう感情か、分からないような感じになっちゃって。たけしさんそれ、やっぱ印象で覚えててくれたみたいで

その後、1998年のヒットソング“Timing”を引っ提げ、「ブラックビスケッツ」の一員として紅白歌合戦に出場した際の話題へ。「南原さんが緊張すんなよって言ってて、一番上がってたね」と天野は当時を振り返り、「同じなんだから、お客さんなんだから。お客前でやるんだから別に（変わらない）って、ガッチガチに“タイミング”ずれてた。タ、タ、タイミングって」と語り笑いを誘うなどして最後まで盛り上がった。