かつて『雷波少年』で武道館を埋めたアーティストの今

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24日(木)深夜放送のラジオ番組『SUPER BEAVER 渋谷龍太のオールナイトニッポン0(ZERO)』に、「BLUE ENCOUNT」の田邊駿一、「sumika」の 片岡健太の二人がゲストに登場。さらに、シークレットゲストとして、過去に放送されていた人気テレビ番組『雷波少年』(日本テレビ系)で一躍有名になった「Bluem of Youth(ブルームオブユース)」も出演し、生放送のスタジオで生歌を披露した。

かつて『雷波少年』で武道館を埋めたアーティストの今

『雷波少年』は、ロバを連れて日本縦断をしたり、約1年間海外へ行って麺だけを食べて“究極の麺”を作るなど、数々の体当たり企画で世間を賑わせたバラエティ番組。Bluem of Youthの別所悠二と松ヶ下宏之は、1999年に同番組企画で、ロシアシベリア鉄道で旅をしながら『ラストツアー~約束の場所へ~/Bluem of Youth』を完成させた。この1曲だけで日本武道館ライブを行い、1万人の観客を動員できなければ“解散”というルールだったが、目標を上回り会場を満員にした。

この日の放送で、番組のリスナーから、よく耳にするような曲ではないけれど、聴けば必ず「あー!知ってる!」と唸る隠れた名曲をメールで募集。パーソナリティの渋谷と、ゲストの田邊、片岡の3人が、楽曲が記載されたメールが入ったボックスから、ランダムで引いて、1990年代に流行った懐かしの名曲を紹介。

織田裕二が主演したドラマ「お金がない!」の主題歌『OVER THE TROUBLE/織田裕二』、アニメ「金田一少年の事件簿」のオープニング曲『Boo Bee MAGIC/鈴木紗理奈』、そして『ラストツアー~約束の場所へ~』が紹介され、各曲が流れる度にスタジオは「キター!」「くるよ~!サビがくる!」と盛り上がる。

『ラストツアー~約束の場所へ~』が紹介されると、「あの頃はすごくテレビが好きだった時期。夢中になって見ていた。」「ミュージシャンの生きざまみたいだった。追い詰められて曲を作って、それがドーンと広まった。」「テレビを見ながら一緒になって、武道館は埋まるのかな!?……って。ああいうドキドキ感が良かった。」と、三人とも世代だったテレビ番組の話に、話題が尽きない。

かつて『雷波少年』で武道館を埋めたアーティストの今

番組前半にもかかわらず、既に全員テンションが上がりきっているところで、Bluem of Youth“ご本人”の別所悠二と松ヶ下宏之がギターを片手に登場。渋谷たちがいるスタジオで『ラストツアー~約束の場所へ~』が生演奏された。そして、曲が終わるとBluem of Youthの2人も交えて、やはり話題はロシアでの旅話に。

別所:『ガチなんだ!』って思って。ホテルにアテンドされることはなく、マジでガチ企画だったんです

渋谷:いまもお二人は、この曲を歌われるんですか?

別所:2年前が20周年だったのでツアーを行って、その後またソロ活動をしていたので、今日も2年ぶりに会ったんですよ

渋谷:ええ!?2年ぶり?

別所:この番組のおかげで久々に会えて。久しぶりにまっちゃん(松ヶ下)の声も聞けて、ちょっと嬉しかったですよ

渋谷:今日はスタジオには入ったんですか?

別所:さっき初合わせだったんですけれど、ぜんぜん覚えていますね

渋谷:2年ぶりで!?

別所:中学の同級生ですからね

渋谷:二人で旅をされて、一番大変だったことは?

別所:今思うと楽しかった思い出ですが、シベリアのバイカル湖のそばで山ごもりを1週間以上したんですが、寒くて“たき火した石”を抱いて寝ていました

松ヶ下:やり過ぎるとね、服がとけるんですよ

渋谷:昨今、どんなにお金のないバンドマンでも、それはやらないですね(笑)

この後も、シベリアでリアルサバイバルした時の話で盛り上がり、異国でのストリートライブのことや、山ごもりをした理由などを明かした。

2002年には無期限の活動休止になったものの、2008年に活動を再開し、いまも活動しているBluem of Youth。放送の中では「2年ぶりにやらせてもらったので、これを縁にまたライブを少しずつしようかな」という言葉も残しており、渋谷たちにとって思い出だったことが、目の前でリアルに動き出す様子に感極まっていた。

かつて『雷波少年』で武道館を埋めたアーティストの今

そして番組後半、二組目のシークレットゲストとして、音楽ユニット「m.o.v.e(※2013年活動終了)」でラッパーのmotsuが登場し、この日二度目の最高潮の盛り上がりを見せた。

m.o.v.eといえば、カーレース漫画の代表作で若き“走り屋”たちの青春を描いた『頭文字D』のテレビアニメ版の全オープニングを手掛けたことをきっかけに、モータースポーツを中心に圧倒的な支持を得ている。中でも『Gamble Rumble/m.o.v.e』は代表作で、スタジオのメンバーにとっても懐かしの名曲ということで、深夜4時過ぎの放送時間というのはお構いなしに、エレクトロニクスなサウンドが響く。

これに、motsuの生ラップも合わさって、いよいよスタジオ内はクラブムードに。サプライズの連続と、明け方に流れるユーロビートで、番組エンディングギリギリまで盛り上がりは続いたが、最後の最後まで全員が心から楽しんだ様子だった。

この日の放送は、期間限定でradikoタイムフリーサービスで聴くことができる。

<期間限定!radikoタイムフリーで聴く>
番組名:ニッポン放送「SUPER BEAVER 渋谷龍太のオールナイトニッポン0(ZERO)」
放送日:8月24日(木)27時~28時30分
パーソナリティ:SUPER BEAVER・渋谷龍太
タイムフリー:http://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20170825030000
番組HP:https://www.allnightnippon.com/shibuya/

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