“歌が上手くなりたい”という8歳の少年の悩みに共感

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3日(木)深夜放送のラジオ番組『SUPER BEAVER 渋谷龍太のオールナイトニッポン0(ZERO)』で、“歌が上手くなりたい”という8歳の少年の悩みに答えた。

“歌が上手くなりたい”という8歳の少年の悩みに共感

番組後半に行われる人気コーナー「夜明けのぶーやんダイヤル」は、専用で設けられた“留守番電話”にリスナーが悩みをふき込み、これに対して、ラジオの生放送で渋谷が相談に乗り、それに合った音楽を1曲送るというもの。メールでも、葉書きでもなく、“生の声”で悩みを聞くことで「どんな風に悩んでいるかが、すごく密に、近い位置でわかる気がする」と渋谷は話し、毎週自分のことのように悩み、答えている。

この日、番組の留守番電話に入っていたメッセージは、これまでで最年少の8歳の小学生から。歌うことが大好きで、SUPER BEAVERのライブを見て、渋谷のように歌が上手くなりたいと民謡を習い始めたという。今年の夏祭りの舞台で、初めて歌を披露できる予定だったが、メンバーから外されてしまい、その悔しさがメッセージに込められていた。

この、思いもよらない、小さな少年からの“歌うこと”への悩みに、年齢は大きく違っても、悔しく思う気持ちは一緒だと語り始めた。

「選抜で外された悔しい思いが、もう、すごい伝わってきた。これは何でもしてあげるよ、30歳のおじさんが何でもしてあげる。ガンガン職権乱用するよ!(笑)

そうだよね、歌が好きで、好きだからこそ自分の歌を聞いてほしいって気持ちはよく分かるんです。どこかで彼の歌を流してあげたいな。電波に乗せて、色んなひとに自分の歌が届く感覚って、こればかりはやってみないと分からないと思うの。

選抜から外されてしまった挫折感も、よく分かる。
俺たちのバンドは活動が13年目に入っているけれど、人並みに紆余曲折があって、山あり谷ありだったから、悔しい気持ちがわかるんだ。友達のバンドがドカーンってヒットしたりとか。今でこそ、夏フェスに呼んだりしてもらっているけれど、僕たちは10年間そういうのに出たことがなかった。後輩がそういう所に出ている時の、何とも言えない気持ちがわかるんだ。で、それに近いものだと思って。

でも、このメッセージからは、もっとピュアなもの、歌が好きで歌いたいのに、悔しくて眠れない感じは、すごい本物だと思う。もしよかったら、番組で歌を流してあげるから、夏祭りで披露できなかった分をここで披露しよう?充足感とか達成感につながると思うんだ。

つたない番組だし、知らないひとの方が多いラジオだけれども、自分の歌がオールナイトニッポンで流れたってことは、将来すごい自慢になると思うんだ。これがきっかけで“何か”にならなくても、嬉しいという気持ちが生まれるなら、何でもしてあげたいと思いました。」

途中、「ああ、どうしよう、こんなに熱くなっていいのかな」と、感情が入りすぎた自分を冷ますような場面もありながら、「自分が小さい頃から聞いて、歌って、『良いな』って思った曲を流します。アトムみたいに強い子でいてほしい」と、『アトムの子/山下達郎』を曲のプレゼントとして送った。

この日の放送は、期間限定でradikoタイムフリーサービスで聴くことができる。

<期間限定!radikoタイムフリーで聴く>
番組名:ニッポン放送「SUPER BEAVER 渋谷龍太のオールナイトニッポン0(ZERO)」
放送日:8月3日(木)27時~28時30分
パーソナリティ:SUPER BEAVER・渋谷龍太
番組HP:https://www.allnightnippon.com/shibuya/
タイムフリー:http://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20170804030000

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