人は“仮想敵”を作ることでモチベーションを保てる!?

By -  公開:  更新:

3月5日(日)夜放送のニッポン放送「高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと」で、朝井リョウの学生時代の話や、2人の仕事に対するモチベーションの保ち方が語られた。

人は“仮想敵”を作ることでモチベーションを保てる!?

前回の生放送では、終始便意にまつわる話をしていた2人。番組ハッシュタグ「#ヨブンのこと」がTwitterでトレンド入りしていたそうだが、反響は「自由だな」「ずっと便意の話してる…」など微妙な反応ばかりだったという。それに対して開き直った様子の朝井だったが、高橋によると、実は生放送後の車中で「大丈夫だったかなぁ…」と反省していたとのこと。

また、次回のスペシャルウィークをどうするか?についても語ったが、「プレゼントあげまくるとか」という高橋の発言から始まり、「現金とかいいですね」「BOXから聴いた口座番号に直で振り込むとかいいかも」など無茶苦茶な発言ばかりが飛び出す始末で、次に繋がるような提案はなかった。

一方、番組ブログでのみ聴くことができる「ホント ヨブンのこと」の中で語られた内容が、本編とは打って変わっていい話だったそうで、本編の放送でも流されることとなった。実はダンスができるという朝井の突然のカミングアウトに驚く高橋だったが、朝井がダンスをやっていたのには、ある理由があったという。

朝井:学生のときって、理不尽なルールに縛られるのがイヤじゃないですか。それがストレスを感じるのであれば、統べる側に回ればいいっていうことに気づいて。校則に従うのイヤだから作る側にいけばいいんだってことで生徒会長やったりとか。

高橋:すごいな~なに!?この子供ヤダ!扱いづらい!

朝井:あと当時から小説読むの好きだったんだけど、いろんなオトナの小説家が中高時代を書いているんですよ。それって、みんなそれだけ振り返りたい時間なわけですよ。なら中高時代できること全部やっておこうと思って。

高橋:その中の1つがダンスってことですか。

朝井:ダンス純粋にやってみたいって気持ちはあったんですけど、私早稲田大学に通ってて、そこって作家志望が多い大学なんですよ。

高橋:そうなんだ。

朝井:僕、書かない作家志望がホント嫌いで。いるんですよ、作家になりたいけど作品は作らないっていう人がいて。

高橋:その人ってどういう気持ちなんですか?なんなの?

朝井:書いたら俺は一番書けるんだぞ、みたいな。

高橋:あ~なるほどね。

朝井:で、その人たちが一番バカにしてるのがダンスサークルなの。だから、作家志望から一番バカにされようと思ったの。

高橋:なんで自分をそこの身に置いたんですか?

朝井:その人達が一番バカにしてる人たちの中から作家デビューしたら、一番傷つくんじゃないかと思ったんですよ。

高橋:あ~!

朝井:だからダンスサークルにいながら、作家デビューしたいと思ったんです。

こういった“仮想敵”を、いつも作っているという朝井。自らが嫌悪する“書かない作家志望”という存在を自らの敵と見立て、それらを打ち負かすことを目的に自らを奮い立たせていうという手法で、ダンスや作家業を頑張ってきたのだそう。朝井がダンスサークルにいながら作家デビューしても、実際は誰も気にしていることはなく、それは分かっているというが、それでも仮想敵がいることで頑張れると語る。

その話を聴いた高橋も共感することがあるといい、朝井から「高橋さんは何のために頑張ってますか?」とマジメな質問が飛ぶと、「応援してくれているファンのために頑張っているっていうところと、自分の幸せに向けて、自分の欲を満たすために頑張っているっていうところの天秤と。AKB卒業して売れてないって思われないように、必死でやってやろうっていう。」と、自身の仮想敵を掲げて頑張っている現状を語った。

番組エンディングで、「初めて意味のある回だった」と語った高橋。その言葉の通り、今回の放送は、2人の活動に対する思いや葛藤について知ることができる、今までにない熱い放送となった。この日の放送は、期間限定でradikoタイムフリーサービスで聴くことができる。

<期間限定!radikoタイムフリーで聴く>
番組名:ニッポン放送『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』
放送日:3月5日(日)22時30分~23時
パーソナリティ:高橋みなみ、朝井リョウ
タイムフリー:http://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20170305223000
番組HP:https://www.allnightnippon.com/yobunnokoto/

Page top