2007年M-1王者・ノンスタ石田が、後輩芸人ニューヨークに“M-1優勝の秘訣”をガチ伝授!

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2008年M-1グランプリ王者・NON STYLE(ノン・スタイル)の石田明が、19日深夜放送の「ニューヨークのオールナイトニッポン」に登場し、ネタの作り方や、去年のM-1グランプリについての総評、そして、相方の井上についても語った。

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石田は、3時間以上も早くスタジオの控室で待機してから、「ごめんね~気を使うくらい早く入って~」と律儀に登場した。

現在活動を自制している相方・井上の話では、1月19日の時点で3回だけ電話で話したこと、活動の再開は未定だということ、そして、「復帰用の台本は書き終えている」ということが伝えられた。

石田が、舞台や営業を全て “ピン”で活動していることについて「復帰一発目の営業は、舞台に出て行った瞬間『スタンディングオーベンションになるのでは?』と思うくらいの拍手があがった。よく来た!石田!って感じで」と、温かい歓迎をされたという。他の仕事でも、「おしゃべりな相方の井上がいないから。やりやすいな(笑)」と笑いを交えた。

話は本題へ。大先輩の石田に、ネタ作りを楽しくできていないこと、完成されたスタイルの台本が出来ていない、とニューヨークの二人が本気の悩み相談をぶつけた。

屋敷:M-1で優勝した2008年より前の時点で、ネタを「こうした方がいい」「ああした方がいい」という構想があったんですか?

石田:2007年までは全然違う形で漫才をしていた。井上の“カッコつけ押し”だけでやって、頂上叩いたと思っていた

屋敷:ネタじゃない部分で、でっかく変えた所ってあります?台本を作るペースを上げたとか……

石田:たまたまレッドカーペットブームがきたから、それはあるな。“1分間で漫才する”という波がきていたけれど、これくらいだったら誰でもできる、っていうのがあったから。
ボケの本線と違うところで、笑いを取りたいと。二重奏じゃないけど、二つのことを並行しながら笑いを取っていけたら……ということが頭にふんわりあって、それをやろうと。だから、色々試行錯誤があってあの形に。突っ込まれたときに、また自分が突っ込んだり

屋敷:システムから考えたということ?

石田:そう、あの時はね。でも、システムから考えるときは楽しくない

屋敷:そうですね、枠がぼんやりあって。僕らはその作業がもの凄くヘタ(笑)

石田:でもこれって、お笑いとしてアカン方向。だから最近システムばっかりになってきているんだと思う。もっとタコ殴りで良いと思う!

屋敷:キャッチーなワードとかも意識した方が良いのかなと

石田:そんなの面白くないだろ?

嶋佐:あとは井上さんが戻ってくるだけですよ!(笑)

石田:それが一番問題やーー!!(笑)

番組後半では、どうすればM-1でいい結果が出るのか、M-1の決勝に残っても有名になることが難しい中、何故メイプル超合金のカズレーザーが売れているのか、決勝の3組に共通していた戦い方。そして、ニューヨークがM-1で優勝するための本気のアドバイスや、面白くなくても客がウケ続ける“床暖システム”など、石田が惜しみなく後輩芸人に漫才のノウハウを伝授した。

パーソナリティが「一回オンエア止めたいな、他の奴に聞かせたくない……」とまで言った、お笑い好きにはたまらないこの放送の模様は、radikoタイムフリーサービスで聴くことができる。

<期間限定!radikoタイムフリーで聴く>
番組名:ニッポン放送『ニューヨークのオールナイトニッポン0(ZERO)』
放送日:2017年1月19日(木)27時~28時30分
パーソナリティ:ニューヨーク(屋敷裕政・嶋佐和也)
タイムフリー: http://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20170120030000

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