正しいお金の使い方と、お正月の過ごし方で運気好転!絶対に真似するべき2017年の過ごし方は?

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子供にお金の使い方を教える『こども お金の教科書』が出版され、早くもセブンネットショッピングで購入ランキングが1位となっている。父であるドクターコパ氏の家業を手伝いながら、実業家、神主、童話作家であるこの本の著者・こばやしてるひろ氏に、お金をこれから学ぶ子供たちへのメッセージ、年始に向けてのアドバイスを聞いた。

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彼は、今回の『こども お金の教科書』を出版するにあたって、子供たちが一年で一番お金を手にする1月1日より前の発売に合わせたという。2020年にオリンピックを控えた日本は、世界中の人が買い物をしやすいよう、現金ではなく電子マネーに比重をおいた社会に向かっていっている。お金の形が変化している一方、使う側の考えはほとんど進化せず、特に日本の家庭はお金に汚いイメージがあるせいか、話をすること自体を嫌がる。

彼は、「今の子供たちは生まれた時からスマホがあるように、電子マネーがある。親は、お金のことを「無粋」「下品」「お金持ちは悪い」といって、子供とお金の話をしない。電子マネーがこれだけ普及する今になってもそんなこと言っているのは変ですよ、という説明をちゃんとしたかった」と出版の意図をはなす。

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編集部:子供が一年で最も大金を手にするお正月。お年玉はどんな風に使うべきなのでしょうか?

こばやし:お正月はみんなが皆、「明けましておめでとう」と言いますよね?「おめでとう」と言われてもらうお年玉は、その時いちばん自分がほしいものに使うのが一番いいことです。お年玉は家庭環境によって金額がまったく違うから、もしすぐに手に入らないものが欲しいのだったら、どうやって買おうかと先のことを考えて貯金することはとても意味があります。

一番新しいお金の貯め方は電子マネーを使うこと。少し前までは、貯金箱にお金を入れる方法しかなかったけれど、nanaco、Suica、WAONなどの電子マネーを使って払えばポイントが付く。例えば、この本を書くにあたって一番力を貸してくれたセブン-イレブンのnanacoだと100円で1ポイントつく。これを利用して、お父さんやお母さんが買い物をするときに、「わたしの電子マネーでお買い物をして」といえば自分のカードにポイントがたまっていく。うちのこどもはこのポイントをドラゴンボールの戦闘力と思って貯めていますよ。

(株)セブン-イレブン・ジャパンはとても安全や安心を考えている会社で、電子マネーに入ったお金は使用上限もあり、現金をなくすと手元に戻ることは難しいけれど、nanacoはカード一枚ずつに固有の認識番号がついているから、無くした時も安全なんですよ。

もし家庭の方針で、お年玉は貯めなさい、というのであれば、何のために貯めるのかを親に聞いてみて、おめでとう、と言われてもらったお金を、安全に楽しく貯めていけるようになれば“おめでとう”と言われてもらえたお金が一番嬉しいものなんだと感じるようになります。

編集部:お年玉のように「おめでとう」と言われてお金をもらうことは、大人になったら無いですよね。お正月は、貴重な日だったんですね

こばやし:いつもは誰かに会ったら「おはよう」「こんにちは」というところを、誰もが「あけましておめでとう」と挨拶し合う新年はとても重要な日。年始や誕生日以外、一年間で「おめでとう」と言われることはほとんどないですよね?でも、年の初めは日本中が“おめでとう”で溢れている。そんな時にもらうお年玉は、凄く縁起のいいお金なんですよ。

お正月は、大人も子供関係なく多くの人が一年の抱負を考えます。例えば、学生だったら部活を頑張ろう、彼女作ろう、親孝行をしてみようなど。そういった、気持ちを何かに向かわせようとしている時にお金があるというのは、とても良い状態の自分を引き出すんです。

風水では小銭入れがいっぱいになると“心が穏やかになる”といわれていて、お金には気持ちを豊かにしてくれる効果がある。この豊かにしてくれるというのが凄く大事で、いつもよりいい状態の自分になれるということです。

だから、お年玉は日本に伝わる凄く素敵な風習なんです。

編集部:『こども お金の教科書』には“幸せになる3つのおまじない”と題して、成功するための風水が紹介されています。年始から良いスタートをきる為の風水はありますか?

こばやし:3つあります。

まず1つ目。年始は、色んな友達と色んな神社へ行った方がいいということ。神様もお正月は機嫌がいい時だから、1回だけ行くのではなく、何度も行った方がいい。同じ日に、家族で行って、友達と行って、さらに彼女と行くなど、お正月はそういうことをしてもいい日なんですよ。特に中・高生は遊びとして楽しく神社へ行けるときだから、作法だなんだとガタガタ言わず、二礼二拍手一拝、帽子・マフラー・手袋をはずすだけで大丈夫。お正月でみんな機嫌がいい1月7日くらいまで、じゃんじゃん、楽しく神社へ行きましょう。

2つ目は、1月1日に、5分でいいから仕事をすること。風水では1日から仕事をする人が一番運が良いと言われている。学生や受験生は、勉強をするのはもちろん、勉強で使うノートに2017年と書いたり、そういうことでも良いんです。5分の仕事はいつ実行してもいいけれど、23時55分からやりましたって言われてもね(笑)風水は日が出ている時間を1日としているから、できれば15時過ぎくらいの外が明るい時間までにはしましょう。

3つ目は、たくさん乾杯をすること。年末年始はなるべく乾杯をしましょう。神社やお寺で鈴を鳴らしたり、お賽銭を入れるときの二拍手は「神様こっちを向いて」という意味。ずっと昔から、手拍子するといいことがあると言われていて今も続いているから、やった方が良いんです。ぜひ、カウントダウンの時もみんなで乾杯をしてください。

編集部:子供はまず神社を楽しむ、ということですが、神社での作法で大人向けのアドバイスはありますか?

こばやし:よく、神前のど真ん中に並ぼうと頑張る方がいるけれど、あれは正式な作法ではないですからね。どんなひとでも知らない人が真正面に立たれたら、失礼な人だな、と思いますよね。神様の前でもなるべく正面に立ってはいけないんです。そして、神前に立ったらまず、神様に「ありがとう」とお礼をいいます。そのうえで、○○をしたいと思っていて、それが、もし叶ったら、こんなことが出来るんですよね~、とお願いするのが一番いいと神主の世界で伝わっています。初詣へ行ったら、ちょっと神前の正面から外れた所からお賽銭を入れて、神様にお礼を言って、なるべくササっと帰りましょう。

編集部:クリぼっちならぬ、お正月に一人ぼっちの方もいるのではなないかと思います。どのようにお正月を楽しめばいいのでしょう?

こばやし:1人ぼっちも大歓迎!初詣に行けば、大勢のひとがいるから良いんです。人はどうしてひとりなのか知ってる?風水で素敵な言葉があって、ひとは誰かと出会うためにひとりでいるんですよ。ひとりの人は、これから出会い放題だし、出会った人を大切にできますよね。

編集部:ありがとうございました。

『こども お金の教科書/こばやしてるひろ 著』
<セブンネットショッピング>
https://7net.omni7.jp/detail/1106731821
https://7net.omni7.jp/detail/1106731820

【取材・文:allnightnippon.com編集部 望月知世】

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