小休止を経て原点に戻る。目の前にいる人に歌いきって初めてそこに留めはねが成立する。

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10月28日(金)22時からニッポン放送「森山直太朗のオールナイトニッポンGOLD」が放送された。

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23時の冒頭、活動小休止を経て原点に戻ったという「森山直太朗」の今に迫る話を語った。

昨年の10月から今年4月まで、音楽活動をちょっとお休みしていた直太朗。番組にはそれに関するメールがたくさんきていた。小休止の理由は特になかったが、一番近しいスタッフから「長く音楽活動を続けていきたいなら、忙しさの充実だけを求めていては人生そのものや活動の未来は先細っていく」と言われた。

周囲の関係者からの止めが入るかと思ったが誰も止める人はおらず、すんなり休みに入ってしまい、休みに突入してからジタバタしたという。覚悟を決めて新しい環境や状況に足を踏み入れると、人や物との別れや出会いがあった。

秘密基地のような場所を5〜6年探し続けていたが、そのタイミングでふわっと浮かび上がるように良い山小屋に巡りあい、そこで生活をした。朝は早く起き夜は怖くて早く寝る…そんな山小屋での一人暮らしの中で、過去の曲を整理していくうちに「自分は過去の曲たちを本当に理解して、それを伝えきれていたのか?そこに悔いを残しながらやっていたのがモヤモヤの原因だったのではないか」と気付いたという。

それを一回受け入れて整理していくことで気持ちがスッキリし、たくさんの曲が生まれ、急遽今年6月に1年7ヶ月ぶりのオリジナルアルバム「嗚呼」をだすことになった。

小休止を経て、自分がどんなことに感動し何が心地よいのかというシンプルな感覚に舞い戻り、デビュー当時の気持ちに戻った感があるという直太朗。

楽曲についても、御徒町と曲をつくりレコーディングして完成ではなく、それを目の前にいる人に歌いきって初めてそこに留めはねが成立するんだ…と。

放送の冒頭で聞いた、15年前の番組初登場で挨拶もせずいきなり歌い出した「高校三年生」、あの時のように歌いきって、そこに広がる空気や景色をもって初めて曲をつくり終えたことになるんだ…ということに改めて気付いた。アルバム表題曲の「嗚呼」はその感覚を取り戻すキッカケになった曲だという。

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・番組前半は、インディーズ時代の「直太朗」からデビュー直後の「森山直太朗」の原点に迫った。直太朗はメジャーデビュー直前の14年前に「オールナイトニッポンR」のパーソナリティーを担当。また、直太朗がニッポン放送に初登場したのは2001年、インディーズアーティストを応援する番組「LF+Rフライングナイト〜LF+R Record Special」への出演がきっかけ。番組ではそのニッポン放送初登場時、初めて披露した生歌「高校三年生」や、当時のトーク音源をオンエア。直太朗は15年前の自分の初々しくたどたどしいトークを聞き、恥ずかしさにいたたまれなくなる。

・番組後半は、直太朗の「原点」を語るには欠かせない楽曲共作のパートナー、御徒町凧さんを迎えた。御徒町さんは、直太朗の高校時代の後輩で、デビュー前から一緒に楽曲の作詞・作曲を手がけているほか、ライブの演出なども担当している。盟友御徒町凧とともに、「森山直太朗」の音楽活動について語った。

・秋の夜長に森山直太朗が奏でる弾き語りの生歌披露
22時台、最初にお送りしたのは2002年10月2日に発売されたデビューミニアルバム「乾いた歌は魚の餌にちょうどいい」の1曲目に収録された「レスター」、23時台には不思議と心に引っかかると昨今改めて注目を集めている話題曲「どこもかしこも駐車場」、エンディングにベストアルバム「大傑作撰」収録の楽曲から「花」を弾き語りによる生歌披露。

・突然、母こと森山良子さんが電話で出演!
森山良子さんの「この広い野原いっぱい」。この歌詞は、リスナーが作ったもの…と直太朗は主張し、御徒町さんは、パンフレットの裏表紙にのっていたもの…と主張。どっちが正しいのかハッキリさせるために直接森山良子さんに電話をかけるハプニングが…。最後に母から息子へ15周年おめでとうメッセージをもらった。

・インフォメーション
なお直太朗は現在、15周年を機に全国のショッピングモールなどでスペシャルライブ&感謝状贈呈式を開催中。ストリートライブで生歌を届けることからキャリアをスタートした直太朗にとってまさに「原点」とも言うべきこのフリーライブ企画は、各地で動員記録を塗り替えるなど大盛況を博している。番組と合わせてこちらもぜひチェックを。

【1週間限定】radiko タイムフリー
「森山直太朗のオールナイトニッポンGOLD」
http://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20161028220000

■15周年記念オールタイムベストアルバム「大傑作撰」 発売中
初回限定盤 CD【花盤】+CD【土盤】(ボーナスディスク)
&特典DVD UPCH-29225 ¥4,536(税込)/¥4,200(税抜)
通常盤 CD UPCH-20426 ¥3,024(税込)/¥2,800(税抜)

■スペシャルライブ&感謝状贈呈式(写真撮影付)
11月5日(土) 16:15~ 鹿児島:かんまちあステージ(JR鹿児島駅隣接・上町ふれあい広場)
11月6日(日) 15:00~ 山口:イオンタウン防府(山口県防府市) / イーストコート
11月12日(土) 13:30~ 阪急西宮ガーデンズ(兵庫県西宮市) / 4階スカイガーデン・木の葉のステージ
11月19日(土) 16:00~ 埼玉:イオンモール羽生(埼玉県羽生市) / 専門店街1階 西コート
11月27日(日) 13:00~ イオンモール高松(香川県高松市) / 1F シーコート特設ステージ
11月27日(日) 18:30~ エミフルMASAKI(愛媛県伊予郡) / エミモール 1Fグリーンコート

詳しくは 『大傑作撰』特設サイトへ
http://po.st/naotaro15thbest

■森山直太朗 15thアニバーサリーツアー『絶対、大丈夫』
http://naotaro.com/special/2017_zettaidaijobu/

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