【1】Sディレクター談「裏番組は意識します。でも小倉さんがイチ番!」
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このコーナーは、ニッポン放送の番組プロデューサーやディレクター、
またパーソナリティの方に生の声をお聞きするインタビューゾーン。

今回お話を聞いたのは、
10月からスタートした注目の新番組「小倉智昭のラジオサーキット」
(土 午後1時-4時)の担当ディレクターSさんです。


-10月からスタートしましたが、ここまではいかがですか?

S「素晴らしい手ごたえですヨ!

番組スタート前からなのですが、小倉さんはラジオパーソナリティに
本当ふさわしい方だと思いました。

20秒の番組宣伝を録らせて欲しいとお願いした時に、
こちらで用意した原稿をしゃべっていただきました。

久々のラジオという事で、正直1、2回はNGを出しても仕方ないなと思っていたのですが、
見事に一発でバチッ!と決まったんです。

”とくダネ!”の時とは声の出し方が全く違う。
”HOWマッチ”のナレーションをされていた時のあの声なんです。

まさに小倉さんは”ミスター・ラジオパーソナリティ”と言えるのではないかと思います。

また、小倉さんは本当に多趣味なんです。

凄く引き出しが多くて、今回の番組のコンセプトにマッチしています。

”これからもっと番組が面白くなるな”というそんな期待をさせてくれます」


-小倉さんと一緒に番組を担当されている杉崎美香さん。
番組では彼女を”アシスタント”と呼ばず、”パートナー”と表現しているのはなぜですか?

S「小倉さんと杉崎さんの世代間のギャップ。
これを番組では出していきたいんです。

例えば”新宿”を特集すると、小倉さんはかつての新宿を語る事ができ、
杉崎さんは現在の新宿を語る事ができるんです。

その世代間のギャップを使った情報番組を作りたかったので、
 杉崎さんは小倉さんをただアシストするのではなく、
二人が掛け合いながら進行していくような番組を成立させたかった。

夫婦漫才じゃないですが、そういう意図のもとにパートナーと名付けました」


-二人に実際お会いして、イメージは変わりました?

S「お二人とも凄くギャップがありました。

小倉さんはクールな方かと思っていたんですが、
実際は温かくて凄く人間味がありました。

杉崎さんはお嬢様っぽく近づきがたいのかなと思っていたんですが、
そんな事は全くなく親しみやすい方でした」


-”小倉智昭のラジオサーキット”をどんな番組か紹介してください。

S「”大人の青春ラジオ”というキャッチフレーズがついています。

放送を聴くと、20代の時にやりたくてもやれなかった事が、
思わずやりたくなってしまいます。

例えば、心底サーフィンやスキューバーをやりたかったんだけど、お金がなくてできなかった。
というような、当事の悔しい気持ちを今もう一回思い出して、
歳は重ねてしまったけどまたやりたい” といった気持ちにさせてくれる番組です」


-番組の聴き所、イチ押しコーナーを教えてください。

S「小倉さんが昔、テレビ番組”世界まるごとHOWマッチ”のナレーションをされていた
という事を知らない人もいるでしょう。

小倉さんがブレイクしたのがこの番組で、
アノかつてのナレーションが聴けるのは”ラジオサーキット”だけです。

コーナーを挙げると、飯田アナが担当している”探偵団”です。

番組中、10分くらいの中継コーナーが計3回あります。
ニッポン放送でこんなに中継の入る番組はないでしょう。

1週間前から、スタッフが本番でインタビューする人に実際に会って、
どのような話をしていただくのかを予め全て聞きだします。

そして聞きだした事をこちらで構成して本番をといった感じです。

丁寧な作りを心がけ、このコーナーを聴いたご年配の方から
”こんな事あったよ”とか”当事の風景がよみがえってきた”
などというメールが多く寄せられます」


-番組に寄せられたメールの中で、特に印象的だったのは?

S「街を特集すると、深い思い入れのメールがたくさん来ます。

中でも築地を特集した時に、40代の方から寄せられた

”子供の頃、おじいちゃんに築地へ買い物に連れて来てもらいました。
おじいちゃんは他界しましたが、当事の築地の風景や匂い、音を放送を聴いて思い出しました”

というメールにはじーんと来ました。

単なる上辺だけじゃなくて、思い出に裏打ちされたような深いメールが
この番組には多く寄せられるんです」


-番組スタート前から騒がれていた”ラジオ戦争”。
裏番組は意識されますか?

S「もちろん意識します。同じ時間帯の他局の番組を全部聴いていますから。

久米さんの番組は、15000円を毎週プレゼントしているんですけど
”ラジオサーキット”は20000円です!

裏番組でラジオサーキットの事をどのようにしゃべっているかは凄く意識します。

でも僕は演出として、他局を意識して刺激するような事はやりません。

ただシャレでちょこっと”ここから聴いた方こんにちは”みたいな事はやります。

我々がすべき事は、小倉さんが多趣味で引き出しの多い、
”テレビではなくラジオパーソナリティの小倉智昭”という所を
うまく引き出し、リスナーの皆さんにそれを伝えていく事なんです」  

-最後にメルマガ読者へ番組のPRをお願いします。

S「メルマガから情報を得ようと思っている読者の方と同様に、
”ラジオサーキット”は、3時間しっかり聴くと色々な情報を得られます。

凄く聴き応えのある番組ですよ!

”なるほど”と感心したり、思わず人に話したくなったりする事がたくさん番組中に出てきますので、
メルマガを読む感覚で聴いてくださいネ!」

メールでの参加はこちら!
ogura@1242.com
 
次回は、「荘口彰久のブロードバンド!ニッポン」(月 午後6時-9時)をフィーチャーします。
担当のハマさんに、荘口さんの素顔について伺っていきます。お楽しみに!!

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