注目の美少女タレント!武井咲と300万部の大ベストセラー「空想科学読本」の著者にして、空想科学研究所主任研究員である柳田理科雄が夢のコラボレート!
アニメや映画、特撮の「あの名場面」を科学の視点から鋭く分析するという「空想科学」の世界を、日頃忘れていた理科や数学の話も織り交ぜながら「分かりやすく、痛快に、面白く」展開します。
二人の研究活動に是非ご期待ください!
武井咲
2006年「第11回全日本国民的美少女コンテスト」モデル部門賞・マルチメディア賞を受賞。06年から「SEVENTEEN」(集英社)の専属モデルを務める。テレビドラマ「オトメン」「GOLD」でのレギュラー出演のほか、CM・雑誌で活躍。愛知県出身の16歳。
柳田理科雄
1961年鹿児島生まれ。
ベストセラー『空想科学読本』著者で、現在は空想科学研究所・主任研究員。
明治大学理工学部物理学科の非常勤講師を務めるなど、多岐にわたって活躍する理系作家。
更新日: 7月12日
7/10放送の研究テーマは、
『ウサギに勝ったカメから学ぶ! 勝利のテクニック』
でした。
“地道に努力を続けていけば、いつか才能のある人にも勝つことが出来る!”
という教訓が込められたイソップ童話、ご存知、「ウサギとカメ」。
誰もが当たり前に知るお話ですが、よく考えてみると、
かけっこの勝負でカメがウサギに勝つなんてあり得ませんよね?
そこで今回は、世紀の一戦「ウサギvsカメ」のかけっこで、どうしてカメが勝てたのか、
文部省唱歌の「うさぎとかめ」を題材に、科学的に検証していきました。
勝負はウサギによるカメへの威嚇、そして欠点の指摘から始まりました…
「♪もしもし かめよ かめさんよ
せかいのうちに おまえほど あゆみの のろい ものはない」。
ところが! カメも負けてはいません。売られたケンカをしっかり買いました…
「♪なんと おっしゃる うさぎさん そんなら おまえと かけくらべ
むこうの 小山の ふもとまで どちらが さきに かけつくか」。
ハッタリをかまし、自らルールを提示してまで勝負に挑むとは、
カメもハンパではない心意気!
ところが、このかけっこの勝負、走る速さがあまりにも違い過ぎます。
ウサギが走る速度は時速72q。カメの速度は時速192m。
およそ360倍ものスピード差がありながらウサギが負けたのは、
もちろん、油断して昼寝したからですが、一体どのぐらい寝ていたのか検証すると…
「♪どんなに かめが いそいでも どうせ ばんまで かかるだろう」。
このウサギの読みが当たっていたと考えると、
朝の9時にスタートして、カメが午後7時にゴールしたとすれば、レース時間は10時間。
その間、カメが地道に歩けば2q。この距離なら、ウサギはたったの1分40秒で走れます。
ということは計算上、ウサギは最低でも「9時間58分20秒」は寝ていたことに!
これはもう、お昼寝ではなく普通の睡眠。
でも、いくら油断していたとはいえ、
睡眠がおよそ8時間というウサギが10時間近くも寝るとは異常事態。
もしかしたら、この勝負は何かカラクリがあったのでは!?…と柳田主任が推理。
ウサギはカメにも威張るぐらいなので、
きっと他の動物にも“自分の足の速さ”を威張っていたはず。
そんな奴とカメが、かけっこの勝負をするとあれば、
福田くんも「絶対カメを応援する!」といっていましたが、
ギャラリーの動物たちも、きっとカメの肩を持って熱い声援を送ったに違いありません。
確かに、もしウサギがイイ奴でたくさんの仲間から慕われていたら、
大きな音を出すなりして、昼寝を起こしてくれたはずですもんね?
そんな、ウサギの完全アウェー状態だったであろう、この勝負。
ギャラリーの動物たちが「何とかしてあげようよ!」と、
柳田主任の言う通り、ウサギが寝ている間にカメを運んであげたり、
はたまた、ニンジンに睡眠薬を入れていたとしても、全く不思議ではありません。
もちろん、そんなことをしたらズルだということは分かりますが、
ひたむきに一歩一歩進むカメの姿を目の当たりにしたら、
いたたまれなくなるのも分かりますよね?…
“耳”は柳田主任が紙で工作。
柳田主任作「ウサギとカメの空想レース実況」@
A
B
福田くんが考える「ウサギとカメ」のウサギ(想像)。
[≪]最初
[←]前へ
[→]次へ
[≫]最新
ニッポン放送トップページへ
|
オールナイトニッポントップページへ
Copyright © 2012 Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.