武井咲と柳田理科雄のラジオ空想科学研究所
注目の美少女タレント!武井咲と300万部の大ベストセラー「空想科学読本」の著者にして、空想科学研究所主任研究員である柳田理科雄が夢のコラボレート!
アニメや映画、特撮の「あの名場面」を科学の視点から鋭く分析するという「空想科学」の世界を、日頃忘れていた理科や数学の話も織り交ぜながら「分かりやすく、痛快に、面白く」展開します。
二人の研究活動に是非ご期待ください!
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株式会社 村田製作所
 
武井咲
2006年「第11回全日本国民的美少女コンテスト」モデル部門賞・マルチメディア賞を受賞。06年から「SEVENTEEN」(集英社)の専属モデルを務める。テレビドラマ「オトメン」「GOLD」でのレギュラー出演のほか、CM・雑誌で活躍。愛知県出身の16歳。
柳田理科雄
1961年鹿児島生まれ。
ベストセラー『空想科学読本』著者で、現在は空想科学研究所・主任研究員。
明治大学理工学部物理学科の非常勤講師を務めるなど、多岐にわたって活躍する理系作家。
更新日: 8月 2日
 
7/31放送の研究テーマは、
『教習所では教えてくれない“魔法のホウキ”の操縦法』でした。

実は7月31日といえば、最新6作目の「ハリー・ポッターと混血のプリンス」が
世界各国で発売されたばかりの、あの“ハリー・ポッター”の誕生日。
そんな話を受けて、「熊本から東京までホウキに乗って空を飛んで行きたい!」
という福田くんのために、ハリー・ポッターの通うホグワーツ魔法魔術学校や、
「魔法先生ネギま!」のネギ先生が卒業したメルディアナ魔法学校では教えてくれても、
教習所では教えてくれない“魔法のホウキ”の操縦法を
前回の「ガンダム」に続き、柳田主任が教官となって研究していきました。


★“おサルの駕籠屋(かごや)”を見習え!

  鉄棒にまたがった時、しっかり握っていなければ、体が横向きにグルリと回転して
  落ちてしまいますが、同じように空中で固定されていないホウキにまたがると、
  人間の「重心」が股間よりもやや上にあるので、どんなにしっかりつかまっていても、
  ホウキと一緒にグルリと回転して落ちてしまいます。(※画像参照)
  要するに、人間がホウキに乗るのは、額に入った絵を壁に飾る時に
  1本のクギの上に額を乗っけるようなもので、不安定極まりないのです。

  安定させたければ、誰でもそうするように、額についたヒモをクギに引っ掛けるのが一番。
  よって、ホウキに乗るときも“ゴンドラ”をぶら下げて、人間はゴンドラに乗るべきとのことでした。
  まるで“おサルの駕籠屋”ですが、空中で逆さになるよりはマシですよね。


★スキーウェアを着ろ!

  ホウキで自分が進むと、前の方から同じ速度の風が吹いてきます。
  例えば、時速100qで飛ぶと、風速は27m。これは弱めの台風のような風で、
  熊本でセットした髪型も、東京に着く頃にはグシャグシャになってしまいます。
  さらに“時速200q”なんて出したら、「風圧」は体重と同じぐらいになってしまいます。
  したがって、ホウキでの飛行は、冬なんて凍死してしまう可能性もあるので、
  電車の屋根に乗って旅をする覚悟が必要です。
  というわけで、ホウキの理想的な乗り方は、“おサルの駕籠屋”をぶら下げて
  その中にスキーウェアを着込んで乗ることが、オススメとのことでした。

  それを受け、「やっぱり、私は飛行機の方がいいかな〜…」と、
  ホウキに乗ることを諦めた福田くんでした。


さて、今回は「魔法のホウキ」について研究しましたが、
今回が“西洋の魔術”なら、次回は“東洋の魔術”について研究しますので、お楽しみに!

 
実際にホウキ(?)にまたがって実験する2人。
実際にホウキ(?)にまたがって実験する2人。
 
 
 
実験用の「魔法のホウキ」を製作中の柳田主任。決してノッポさんではありません。
実験用の「魔法のホウキ」を製作中の柳田主任。
決してノッポさんではありません。
 
 
 
柳田主任お手製「魔法のホウキ」。身近な物を駆使するあたり、地球にやさしいですね。
柳田主任お手製「魔法のホウキ」。
身近な物を駆使するあたり、地球にやさしいですね。
 
 
 
図解「魔法のホウキの乗り方」。工作も得意なら、絵も上手な柳田主任。器用ですね。
図解「魔法のホウキの乗り方」。
工作も得意なら、絵も上手な柳田主任。器用ですね。
 
 
 
福田くん開発「安全ぼうき」。おさらいの時間で、「風圧」と答えなければならない所を“重圧”と答えていた福田くん。結構プレッシャーを感じていたんですね…
福田くん開発「安全ぼうき」。
おさらいの時間で、「風圧」と答えなければ
ならない所を“重圧”と答えていた福田くん。
結構プレッシャーを感じていたんですね…
 
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