注目の美少女タレント!武井咲と300万部の大ベストセラー「空想科学読本」の著者にして、空想科学研究所主任研究員である柳田理科雄が夢のコラボレート!
アニメや映画、特撮の「あの名場面」を科学の視点から鋭く分析するという「空想科学」の世界を、日頃忘れていた理科や数学の話も織り交ぜながら「分かりやすく、痛快に、面白く」展開します。
二人の研究活動に是非ご期待ください!
武井咲
2006年「第11回全日本国民的美少女コンテスト」モデル部門賞・マルチメディア賞を受賞。06年から「SEVENTEEN」(集英社)の専属モデルを務める。テレビドラマ「オトメン」「GOLD」でのレギュラー出演のほか、CM・雑誌で活躍。愛知県出身の16歳。
柳田理科雄
1961年鹿児島生まれ。
ベストセラー『空想科学読本』著者で、現在は空想科学研究所・主任研究員。
明治大学理工学部物理学科の非常勤講師を務めるなど、多岐にわたって活躍する理系作家。
更新日: 6月14日
6/11放送の研究テーマは、
『夢の対決! キャプテン翼 vs 少林サッカー』でした。
ついに開幕しました「サッカー・ワールドカップ・ドイツ大会」!
4年に1度のスポーツの祭典の開催を記念して、
大空翼率いる「キャプテン翼」チームと、鋼鉄の脚・シン率いる「少林サッカー」チームを
“比較”という形で、科学的に戦わせました。
★「キャプテン翼」チーム メンバー
※ワールドユースチームをキャプテン翼チームとしました
GK 若林くん
DF 石崎くん 次藤くん 三杉くん 早田くん
MF 翼くん 岬くん 松山くん 葵くん
FW 日向くん 新田くん
★「少林サッカー」チーム メンバー
GK 5兄 魔の手 …手の動きが猛烈に速い
DF 2兄 鎧の肌 …全身が丈夫。腹筋が強く吸着力もある
3兄 旋風脚 …地面に両手をつき、足を自由に動かす
MF 長兄 鉄の頭 …頭が頑丈
FW 4兄 軽功 …体重を軽くし、自由に宙を舞う
シン 鋼鉄の脚 …キック力がものすごい
サッカーに欠かせない3つの要素「攻撃力」「守備力」「チーム力」で、
両チームを科学的に比べてみました・・
◎“攻撃力”対決! キャプテン翼・大空翼 vs 少林サッカー・シン
サッカーで欠かせないのが「シュート」という攻撃力。
両チームのエースストライカーを科学的に比べてみました。
「キャプテン翼」チームのエースストライカー、大空翼くんのキック力は、小学校の時から凄かった。
全国少年サッカー大会決勝戦では、シュートしたボールがゴールネットを破り、そのまま上空200m
ぐらいに達しました。このシュートの速度は時速410km。Jリーガーのシュートが時速170kmと
言われるので、恐るべきキック力です!
また、以前この番組で研究した岬くんとのツインシュートは、ゴールネットを破った上に、ボールが
コンクリートの塀にめり込みました。この時の速度は時速2900km! 単独で蹴っても、時速2100km
は出たはずです。そのスピードたるや、ピストルの弾に肩を並べるマッハ1.7! スゴすぎます!
一方、「少林サッカー」チームのエースストライカー、鋼鉄の脚・シンも負けてはいません!
シンは監督に初めて遭った時、空き缶を蹴ると、空き缶は空の彼方に消え、遠く離れたレンガの塀に
めり込んでいました。同じ塀へのめり込みでも、軽い缶でやったのが凄い! 同じ力でサッカーボールを
蹴れば、マッハ4.3!
また、練習中に高くボールを蹴ると、1時間ぐらい落ちてきませんでした。これを可能にする速度とは、
マッハ19! さらに、試合で蹴ったボールが敵の選手を8人まとめて10mぐらいぶっ飛ばしました。
この時のスピードは、マッハ31!
決勝戦では、台風のような猛風が起こり、競技場を破壊した。猛烈な回転による空気摩擦で、競技場を
覆う、少なくとも直径300mの台風が発生したと思われます。そのエネルギーでまっすぐ蹴れば、
マッハ4万3千!
マッハ1.7の翼くん、マッハ4万3千のシン、エースストライカーのキック力だけで比べれば、
明らかに、「少林サッカー」チームの勝ちと言わざるを得ません!
◎“守備力”対決! キャプテン翼・若林源三 vs 少林サッカー・魔の手
いくら「攻撃力」がスゴくても、「守備力」が低ければ、相手チームにどんどん得点されてしまいます。
サッカーでは、ゴールを守る守護神、ゴールキーパーの能力が試合の行方を左右します。
ということで、両チームのゴールキーパーを科学的に比べてみました。
「少林サッカー」チームのゴールキーパー、魔の手の守備力は超人的でした。練習試合で敵が
「最終兵器!」と叫んで、靴をゴールに蹴り込むという技を見せました。何が目的なのか、
全く分かりません。靴は全部で16個飛んでいましたが、なぜ11人のサッカーでそんなに靴が飛ぶのかも
分かりません。両足の靴を蹴った奴が何人かいたのでしょうか。ともかく魔の手は、ゴールいっぱいに
動き回り、それらの靴をすべてキャッチしたのです!
靴の先頭から最後尾までは5mぐらいでした。靴が時速50kmで飛んできたとすれば、0.144秒で
すべてキャッチしたことになります! 1個の処理にかかった時間は0・009秒。平均して片道2m
動いたとすれば、速度は時速640km!
一方、「キャプテン翼」チームのゴールキーパー、若林くんも負けてはいません!
Jr.ワールドユース大会のドイツ戦で、カール・ハインツ・シュナイダーが、左へ蹴ると見せかけて右へ
シュート。一度左へ飛んだ若林くんは、なんとゴールポストを蹴り、右へ飛び見事にキャッチしたのです!
シュナイダーのシュートがJリーガーと同じ時速170kmだとすれば、若林君のジャンプ速度は、
時速180km! 垂直跳びなら、高度130m!
もちろん、これでは魔の手には勝てません。しかしシュナイダーは、翼くんに勝るとも劣らぬ選手でした。
もし、シュナイダーのシュートも時速2100kmだとしたら、若林くんは時速2200km、マッハ1・8!
高度は1万9千m。飛行中の旅客機に跳び乗れます!
時速2200kmと時速640kmでは、1秒間に動ける距離が430mも違います!
キーパー勝負は、若林くんの勝ち! つまり、守備力は「キャプテン翼」チームの勝ちですね!
◎“チーム力”対決! 「キャプテン翼」チーム vs 「少林サッカー」チーム
サッカーは集団競技です。個々の選手が機能的にプレーしてこそ、試合に勝てます。ということで、
両軍のチーム力を科学的に比べて、試合をシミュレーションしてみました。
「キャプテン翼」チームは、チーム力は文句なし! 鉄壁の若林くんの前には厚いディフェンス陣が守りを
固め、絶対的司令塔・翼くんを、岬くんがサポートしてゲームを組み立てる。最前線には、日向くんと
新田くんのスーパーフォワードコンビ。ワールドユース優勝の実績もあります!
一方、「少林サッカー」チームも、華麗なチームワークを見せました! MF鉄の頭がヘディングでパス
すると、DF旋風脚がボールを自在に操り、空中のFW軽功にパス。軽功は空中でトラップしてオーバー
ヘッドシュート! それをDF鉄の肌が腹筋で受け止め、なんと腹筋でボールを打ち出す。ボールは敵を
ぶっ飛ばして、GK魔の手へ。ここで靴のシーンになるのですが、GKが靴ごとボールを掌で打ち出すと、
FWシンがシュート! ボールはゴールポストをひん曲げました。
さすが、兄弟の契りを交わした少林拳士。しかし、ボールがMF→DF→FW→DF→GK→FWと
渡っていますが、サッカーをよく知らないのか、それとも超高等戦術なのでしょうか!?
こうしてみると、組織力の「キャプテン翼」チーム、個人技の「少林サッカー」チームと言えるでしょう。
「少林サッカー」チームは、機動力のある選手が鉄の脚シンだけなので、長いパスを繋いでいくしか
ありません。それをDF陣がカットして、中盤から前線にかけてのマッハのパス回しで前線に渡し、
ゴール前で魔の手を翻弄してゴールにねじ込むという戦術が有効でしょう。
問題は空中の軽功ですが、若林くんの1万9千mのジャンプ力があれば、充分に対抗できます。この試合に
限っては、ゴールを若島津くんに任せ、若林くんもフィルダーとして活躍した方がいいかもしれません。
というわけで、チーム力に関しては、「引き分け」と言えるのではないでしょうか?
守備力・組織力の高い「キャプテン翼」チームと、攻撃力・個人技の高い「少林サッカー」チームの
戦いは、一方的な展開にはならずに、1点を争う好勝負になると思われます!
何はともあれ、「キャプテン翼」チームも「少林サッカー」チームも、見る人に夢を与える素晴しいチーム
ですね!
「キャプテン翼 vs 少林サッカー」…実際に試合を観戦したい所ですが、マッハのスピードでボールが
飛び交うので、我々の目でボールが追えるかどうか、そして、何より安全性が心配ですね。
6/18は、サッカー・ワールドカップ、
「日本 対 クロアチア」戦、生中継のため、
この番組の放送は、お休みとなります。
次回の放送は、6/25です。
日本ガンバレ〜!!
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