武井咲と柳田理科雄のラジオ空想科学研究所
注目の美少女タレント!武井咲と300万部の大ベストセラー「空想科学読本」の著者にして、空想科学研究所主任研究員である柳田理科雄が夢のコラボレート!
アニメや映画、特撮の「あの名場面」を科学の視点から鋭く分析するという「空想科学」の世界を、日頃忘れていた理科や数学の話も織り交ぜながら「分かりやすく、痛快に、面白く」展開します。
二人の研究活動に是非ご期待ください!
mail
株式会社 村田製作所
 
武井咲
2006年「第11回全日本国民的美少女コンテスト」モデル部門賞・マルチメディア賞を受賞。06年から「SEVENTEEN」(集英社)の専属モデルを務める。テレビドラマ「オトメン」「GOLD」でのレギュラー出演のほか、CM・雑誌で活躍。愛知県出身の16歳。
柳田理科雄
1961年鹿児島生まれ。
ベストセラー『空想科学読本』著者で、現在は空想科学研究所・主任研究員。
明治大学理工学部物理学科の非常勤講師を務めるなど、多岐にわたって活躍する理系作家。
更新日: 8月 2日
 
7/30放送の研究テーマは、
『心に愛があるスーパーヒーロー! キン肉マン』でした。

放送当日の7月30日が「プロレス記念日」ということで
「キン肉マン」について研究しました。
彼はただ強いわけではありません。いかに素晴しい男か科学的に研究しました。


★キン肉マンの強さは、ブタのおかげだ!

 キン肉マンの強さは、彼の出生の秘密に表れています。キン肉マンが生まれてまもなく、キン肉大王夫妻が
 地球へ一泊二日の旅行に出かけた時のことです。幼いキン肉マンのベッドにブタが紛れ込んでいました。
 驚いた大王夫妻は、ブタを宇宙船の窓から捨てたつもりでしたが、捨てたのはなんとキン肉マンの方! 
 以来、キン肉マンは20年間地球で暮らしました・・凄すぎる親子です! 自分の子供をブタと間違えて
 捨てた後20年も放置するなんて!? 見知らぬ異国の星で自力で20歳まで成長したキン肉マンも凄い!
 
 キン肉マンは根性と運で優勝した第20回超人オリンピックの後、ハワイの隠れた強者・カメハメの下で
 鋼鉄の体と48の必殺技を身につけます。そのbPの技とは、敵を月にぶつける投げ技。
 しかし、本当は冥王星にぶつけるつもりだったとか。
 冥王星は太陽から60億km。地球の40倍も遠くを公転する惑星。地球からここまで物体を到達させる
 には、秒速29km、マッハ85で投げなければなりません。相手の体重を100kgとすると必要な力は
 400万t! パワーは84億馬力! 84億馬力とは世界の発電力の300倍! 
 キン肉マンは、極悪超人だけでなくエネルギー不足からも地球を守ってくれます!

 そんなキン肉マンの恐るべきパワーが、さらに大きくなるのが「火事場のクソ力」! ピンチになって、
 闘争心が腹の底から燃えるとパワーアップするのですが、これについて、こんなことが言えます・・


★火事場のクソ力は、愛がなければ出せない!

 「火事場の馬鹿力」とは、火事のような場面で発揮される、ものスゴイ力のことを言いますが、
 この力は科学的にも立証されている現象です。
 普段、脳から筋肉への命令は常に「力を入れる」「力を入れるな」という正反対のものが同時に届きます。
 これは、力を入れすぎて、筋肉や骨が壊れるのを防ぐためです。ところが、火事場のような緊急事態では
 「力を入れるな」という命令が停止します。これによって筋力はおよそ30%アップするそうです。
 
 ところが、キン肉マンの火事場のクソ力のアップ率は、こんなものではありません。「キン肉マン」では、
 超人たちの強さが「パワー」で表されています。キン肉マンは普通は95万パワーですが、火事場のクソ力
 では7000万パワー以上! つまり70倍、7000%もアップしています! これは一体どんな原理
 なのでしょうか?

 実は人間の火事場の馬鹿力も30%では納まらないかもしれません。トラクターの下敷きになった我が子を
 お母さんがトラクターを持ち上げて助けたという話があります。トラクターの重さは2tぐらい。片方の端
 が地面についていたでしょうから、お母さんはその半分の1tを持ち上げたことになります。30%説が
 正しければ、このお母さんは普段から800kgの荷物が持てたことになります!
 もちろん、そんなはずはありません。子供を助けたいという親の「愛」が数十倍もの力を出させたので
 しょう。キン肉マンの火事場のクソ力も、「地球を守りたい! 友を救いたい!」という強烈な思いから
 生まれるに違いありません!

 そんな火事場のクソ力の源となる“愛”、キン肉マンで言うと、これに当たります・・


★痛みを超える友情パワー!

 キン肉マンは友情のためなら、どんな試練も乗り越えます。例えば、7人の悪魔超人が、お目付け役の
 ミート君の体をバラバラにして、「10日以内に全員に勝てば、ミートの体を返してやる」と言われて、
 始まった戦い。キン肉マンは、ミートくんのために信じられない根性を発揮しました。
 最も凄かったのが1回戦のステカセキング戦。この超人は、全身がヘッドフォンステレオになっており、
 足のヘッドフォンを相手の耳に押し当てて、100万ホーンの音を聞かせる技「悪魔のシンフォニー」を
 得意としていました。

 100万ホーンとはどれほどの音なのでしょうか? ジェット機のエンジン音が120ホーンで、
 これは1秒あたりのエネルギーにして、1Wでしかありません。音というものは、小さなエネルギーで
 大きなダメージを与えるのです。
 計算上、100万ホーンというエネルギーは、1のあとに0が9万99888個ついて、単位はワット!
 こんなエネルギーが宇宙にあるのか? 太陽が毎秒放出するエネルギーは、4のあとに0が26個W。
 宇宙の始まりのビッグバンでさえ1の後に0が77個ついたWが1秒間放たれたのに等しいエネルギー。
 100万ホーンを1秒間聞かされると、ビッグバンの9万9803桁大きいエネルギーを食らうことに
 なります。キン肉マンは、友情のために、これほどの苦痛に耐えたのです!

 そんなキン肉マンは、間違いなく心に愛があるスーパーヒーローと言えますよね?
 我々もキン肉マンに負けじと、友達や家族のことを大事にしましょう!
 
図解「火事場のクソ力」。
図解「火事場のクソ力」。
 
 
 
沙紀ちゃん作「キン肉マン」。
沙紀ちゃん作「キン肉マン」。
 
 
 
筋肉モリモリ!?
筋肉モリモリ!?
 
[≪]最初 [←]前へ [→]次へ [≫]最新
このエントリーをはてなブックマークに追加


ニッポン放送トップページへ | オールナイトニッポントップページへ
Copyright © 2012 Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.