武井咲と柳田理科雄のラジオ空想科学研究所
注目の美少女タレント!武井咲と300万部の大ベストセラー「空想科学読本」の著者にして、空想科学研究所主任研究員である柳田理科雄が夢のコラボレート!
アニメや映画、特撮の「あの名場面」を科学の視点から鋭く分析するという「空想科学」の世界を、日頃忘れていた理科や数学の話も織り交ぜながら「分かりやすく、痛快に、面白く」展開します。
二人の研究活動に是非ご期待ください!
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株式会社 村田製作所
 
武井咲
2006年「第11回全日本国民的美少女コンテスト」モデル部門賞・マルチメディア賞を受賞。06年から「SEVENTEEN」(集英社)の専属モデルを務める。テレビドラマ「オトメン」「GOLD」でのレギュラー出演のほか、CM・雑誌で活躍。愛知県出身の16歳。
柳田理科雄
1961年鹿児島生まれ。
ベストセラー『空想科学読本』著者で、現在は空想科学研究所・主任研究員。
明治大学理工学部物理学科の非常勤講師を務めるなど、多岐にわたって活躍する理系作家。
更新日: 2月26日
 
≪2月26日放送分のおさらい≫

今週も、先週に引き続き、

2月12日(日)に、ニッポン放送・イマジンスタジオで行われた、


公開録音のもようをお届けっ!

 

会場に集まってくれた100人のリスナーの皆さんを前に、

「可能性はゼロじゃない」シリーズを展開!

今週は、数々のアニメ・漫画で取り入れられる
「瞬間移動」をピックアップ!

リスナーの皆さんの「驚愕」&「納得」などなど、リアルな反応と共にお送りしました!

詳しい内容は、↓↓↓をチェック☆
 
 

【 空想科学 分析室 】━━━━━━━━━━★


◆ 2月のマンスリーテーマ ⇒⇒⇒

 「超空想科学!可能性はゼロじゃない!?スペシャル」


  咲ちゃんがふと漏らした願い・・・「雲の上を歩いてみたい♪」という発言から、

  今月は、アニメ・漫画で見られる「驚愕のシーン」や「設定」に照準をあて、

  「現実でもできる可能性」を、科学の力で迫ります!


  2月26日の公開録音では・・・「瞬間移動」を大分析!
 
 「ドラゴンボール」シリーズの孫悟空、「ドラえもん」のどこでもドアなど、
 乗り物や魔法を使わずに、瞬間移動できる時代は来るのか!?
 可能性を探りました!


◎ 「瞬間移動」分析その@ 『ワームホールを使う!』◎

 まずは、「どこでもドア」の原理について、可能性が高いと議論されている「ワームホール」!
 この「ワームホール」とは、点Aと点Bを結ぶ「トンネル」のようなもので、
 「入口」に入ると、遠く離れた「出口」から一瞬で出ることが可能!
 

 ただし! 「ワームホール」には、問題点が3つ!
 
 @ 出口が指定できず、どこに出るかわからない! 
 A 常時生まれは消えるので、なかなか入ることができない! 
 B 直径が1億分の1oの、1兆分の1の、そのまた1兆分の1しかない!

 ・・・つまり、
 「0.00000000000000000000000000000001mm」ってこと!
 
 ちなみに、「原子」の直径でさえ1千万分の1mmなのに、
 これじゃあ到底「人間」が入ることはできません!

 やはり、「瞬間移動」は不可能なのでしょうか!?
 
 

◎ 「瞬間移動」分析そのA 『サイクロイド』◎

 いやいや!「可能性はゼロじゃない」を分析するのが今回のテーマ!
 次なる可能性は・・・「サイクロイド」!
 
 「サイクロイド」とは、「ひとつの円」を転がした時に、
 円周上の1つの点が通った跡をつないだ曲線のこと!
 丁度、スイカやメロンを食べ終えて、皮だけが残った時の形をしています。
 

 この「サイクロイド」の最大の特徴は、
 物体が坂道を滑り降りる際、いちばん速く下(底)までたどり着けること!
 
 つまり、地面の下に「サイクロイド型」の穴を掘り、
 表面をツルツルに仕上げ、ここに飛び込めば。。。
 スーッ!と最速で滑りぬけ、
 さらに摩擦が無ければ、その勢いで目的地の出口から出ることができます!
 
 例えば! 咲ちゃんが、東京から260キロ離れた地元・名古屋に帰る場合!
 新幹線では、約1時間40分ほどかかるところ、
 「サイクロイドの滑り台」を使ったとすれば・・・なんと、たったの6分48秒で到着!
 「すぐ帰れる!!!」
 これには咲ちゃん、嬉しい悲鳴♪

 ただし!やっぱり「サイクロイド」にも問題が。。。
 サイクロイドのいちばん下を通る際のスピードが、時速4600q!
 マッハ3.7にまで加速します! 
 おまけに、少しでも「摩擦」が生じてしまうと、出口に登りきる前にスピード減退!
 入り口方面に逆戻り! 最終的には穴の底で止まってしまうという危機!

 さらに、「サイクロイド」の深さは、円周260qの円の直径と同じ!
 260÷3.14で、その深さ83q!(地下鉄の1000倍ぐらいの深さ!)
 この深さは、地球の「マントル」にまで達し、その温度1000℃!
 火傷どころ騒ぎではありません!
 
 
 ならば! もっと近い距離なら可能!?
 
 仮に、家から直線距離で3qの学校までで考察してみると。。。
 穴の深さは「950m」でOK!
 最高速度は「490Km」まで減速します。

 さて、これに有する時間は!?
 

 ・・・なんと44秒!
 (咲ちゃん)「チャイムが鳴ってから家を出ても間に合いますね!」
 まさに夢のような通学路です!

 とはいえ、時速「490Km」はF1マシーンより遥かに高速^^;
 恐らくサイクロイドを抜けた時、髪の毛はグチャグチャです!(笑)
 でも、「東京−名古屋」間に比べると、
 かなり「可能性」がUPしたように思えますよね!?
 いつか「科学の力」が叶えてくれると信じて、未来を待ちましょう!


★ 咲の赤ペンチェーック! ★

 今日の分析を受けて、咲ちゃんのあらたな疑問!

 『“可能性”は限界がなくて、きっと瞬間移動も出来る日が来るような気がします!』
 
 そのとおり! 「どんな夢でも可能性はゼロじゃないと本気で思う!」と主任。
 私たちが、「こんな事ができたらいいな♪」という夢を持っていれば、
 科学者や技術者が、必ずいつか実現してくれるのです!
 そのためにも、みんなでできるだけ大きく! たくさんの「夢」を思い描いてくださいね!
 
 

【 空想科学 相談室 】━━━━━━━━━━★

今回は、公開録音に来てくれたリスナーさんの「科学の質問」に、
主任が生分析を披露してくました!

▼ 茨城県 ともひろくん(14歳 中学3年生)の質問

 「人はどうやって“電波”を発見したんですか?」


 眼に見えないし、普通に生活していたら絶対に見つからないのに、
 どうやって発見したのか、不思議に思ったそうです!


↓↓ 主任のお答え ↓↓

 18世紀、フランスの「アンペール」という学者が、
 「電流が流れると、付近の方位磁石がクルっと動く事」を発見。
 これはつまり、電気が流れた周囲に磁石がつくった「磁場ができた」ということ。
 
 しばらくして、今度は「ファラデー」という物理化学者が、
 「それなら、磁石の力で電気を流すことができるのでは?」と考え、
 数々の実験の末、「電気を起こすには、磁石を動かす必要があること」を発見。
 
 さらに時が経ち、こんどはドイツの物理学者「ヘルツ」が、
 「C字型の回路」に強い電流を流すと、その間を電気が「バチ!」と放電し、
 それによって発生した「電場」と「磁場」が重なりあって、
 遠くにあった「C字型の回路」も、同じく「バチ!」と放電することを発見。
 つまり「電気が飛ぶ」事を証明!・・・これが、「電波」の始まりなんだそう!

 少し難しかったかもしれませんが、
 この時発見された「電波」が、様々な研究によって形を変え、
 今日の私たちの生活に役立っているのです!
 「ラジオ放送」だって、そのひとつ!
 歴史に名を残した科学者&物理学者に敬意を表して、
 これからも「ラジオ空想科学研究所」は、
 リスナーの皆さんに「楽しむ科学」をお届けしていきます♪
 
 
 
番組では、リスナーの君からのメールをお待ちしています!

「空想科学 分析室」では、分析して欲しい作品を書いて送って下さい!
アニメや特撮、漫画や映画など、ジャンルは問いません。

普通のお便りも大歓迎☆

そして、「空想科学 電話相談室」では、出場者を大募集しています!
柳田主任に聞きたい“科学に関する疑問”を送って下さい!(※電話番号も忘れずに!)
どんなに些細な疑問でも構いません! 
柳田主任がズバッと回答してくれますよ!
なお、出場してくれた方には、
村田製作所さん特製の激レアアイテム「ムラタセイサク君ストラップ」を差し上げます!

すべてのメールの宛先は・・・
kagaku@allnightnippon.comまで!

※送ってもらったメール、質問内容等は、
 番組のイベントや書籍などに使われることがあります。予めご了承ください。


【武井咲's インフォメーション】*********************

我らが咲ちゃんが恋スルキモチ』で歌手デビュー!

楽曲提供は「GLAY」のTAKUROさん!!!
17歳の咲ちゃんが織りなす、等身大のラブバラード!
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番組本!

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▼ 次回(3/4)の放送もお聴き逃しなく!
 
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