魂のラジオ


●魂ラジお前の夏休みの宿題を手伝ってやる!!

●税金についてのレポート(経済アナリスト・森永卓郎さんにインタビュー)

 
●こんばんは、経済アナリストの森永卓郎です。

新潟県のラジオネーム・バードさんから税の作文を書いて欲しいのですが、それが終われば後半分になるんでお願いしますというメールをいただいたんですが、そのほか広島市のあきさん、他たくさんのかたから税金の問題について作文を書かなくてはいけない、と。ただ、それで何を書いたらいいのか分からないというお便りをたくさんいただいていますので、そのヒントになるような話をさせていただきたいと思います。


全部で三つお話をしたいと思います。

●ひとつは消費税は何パーセントまで上げる必要があるのか。
2番目は税金は金持ちから取るべきか庶民から取るべきか。
3つめは税金を取るっていっても無駄遣いもあるんじゃないですか、という3テーマでお話をしたいと思います。

●消費税は何パーセントまで上げる必要があるのか。

今後高齢化に伴って社会保障費がどんどん増えていきます。

お年寄りに年金を払ったり、介護にお金がいるようになったり、お金がどんどん必要になってくるのですが、
その財源をどうするかが今政治家の皆さんの最大の関心事になっています。

自民党総裁選挙では谷垣財務大臣が2010年代半ばには
少なくとも消費税率10パーセントは必要だと、今の消費税を二倍にしようという構想を発表したんですが、
大変評判が悪く、谷垣大臣は最近ではあまり言わなくなってしまいました。
それぐらい消費税というのはわれわれの生活に直接大きな影響を与えるからなんです。
過去、消費税の引き上げを断行した政権はまもなく倒れるというのが日本の歴史にもなっています。

私はですね、消費税を上げるということをしなくてもなんとかなるんではないかと思っています。
これはあまり多くの人は言ってないんですが、実は景気が回復をすると税収はどんどん増えていくんですね。
例えば昨年度、当初に見込んでいた税金よりも決算では最終的には5兆円も税収が増えているんです。

ですから、景気をどんどん回復させていってなおかつ無駄遣いをやめるという2つをずっと積み重ねていけば、私は必ずしも消費税を上げる必要はないのではないかと思うんですが、ただ、ほかのいろんな財政需要もあるのである程度安定的な財源を得なきゃいけないというのが主流派の意見になっています。ただ、消費税というのは一般庶民にかかるので、どうもお金持ちが税金を取られたくないために、自分たちの被害を最小限に抑えるために消費税というのを前面に持ってきているのではないかな、と思います。


●2つ目は税金をお金持ちを取るか、庶民から取るかということなんですが、

今の税制改革というのはずっとお金持ちを減税して、庶民を増税するという方向にどんどん変わってきています。例えば1986年まで所得税の最高税率は70パーセントだったんですが、どんどん下がってきて今は37パーセントと半分になっているんです。

一方、庶民のほうはどんどん増税されています。例えば2003年の5月に発泡酒とワインが増税されました。7月からたばこが増税されました。2004年の1月から配偶者特別控除が廃止になって、昨年は公的年金等控除が圧縮され、老年者控除が廃止され、そして今年からは定率減税が半減、来年は全廃という全部庶民の税金をどんどん増やすということになっていて、こういう一方的な流れというのは良くないんだと思うんですけれども、なかなか反対の動きが出てこない。これはなぜかというと、こういう税金を決める公務員、政治家、財界の偉い人たちがみんなお金持ちなんだからだと思います。


●三つ目の税金の無駄遣い。これはまだまだたくさんあると思います。

もっと税金を払ってくださいという前に無駄遣いをやめるべきだというのはどの政治家もおっしゃるんですけれどもなかなか進んでいません。
公共工事は減ってきたとはいえ、実はまだ無駄な工事はあります。
例えば地方へ行くとですね、ずっと片側一車線の二車線道路が、元町長の家の前になると突然四車線になったり、誰もいない山の中を国道よりも立派な林道が走っていたり、ここはノインシュバンシュタイン城かというような市役所が建っていたり、どんな大きな会社の社長よりも立派ないすに町役場の普通の公務員が座っていて、しかもじゅうたんの毛足が4、5センチもあるというようなところも世の中にはあります。

こういうのを是正してからでないと、私は国民に負担を求めるのは間違ってると思うんですけれども、皆さんも身の回りでこういう無駄遣いがあるぞというのを公共施設や役場へお出かけになるときっと見つかると思うのでぜひ見つけてみてください。ちなみに私、昨日大阪に行ったんですけれども、国際会議場の立派なビルの中に誰も使っていない大きな茶室がありました。

わたくしは、常に目指せ福山雅治をモットーにがんばっているんですけれども、お腹がどんどんせり出してますます遠のくばかりです。





 
 
魂のラジオ