福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル 魂のラジオ 毎週土曜日23時30分から25時までオンエアー。
魂ラジブログ
2014年5月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
カテゴリー
・すべて表示
・魂ラジレポート
・福山雅治インフォメーション
・魂ラジインフォメーション
・最愛
・5年モノ
・スタッフ日誌
・小原信治の草の根広告社
 
ニッポン放送がインターネットで聴けます!!
すべて表示
5月8日 小原信治の草の根広告社
『ぼくの休日』
 
 短いながら今年も、ゴールデンウイーク休暇を取ることができた。
 去年は福島の会津までお世話になっているニンニク作りの名人に逢いに行き、天然の山菜を満喫したけれど、今年はどこにもいかなかった。4月から福山さんの全国ツアーで週末ごとに旅をさせて貰っているので、休みくらいは家にいようと思った。

 やりたいことが、たくさんあった。
 
 晴れた日には、数週間前に耕して肥料を入れておいた畑に様々な夏野菜の種を蒔いた。食べ切れないほど実っていたスナップエンドウを収穫した。ゆでたてのをディップにつけて冷たいビールと一緒にたらふく味わった。
 
 いつもの海沿いの道をランニングした。沖にはたくさんのヨットが帆を上げていた。浜辺はバーベキューの匂いと子供たちの笑い声で溢れていた。

 いただいた佐賀のおいしいお米で握ったおむすびを持って、近所の山を登った。不思議な花が自生しているのを見つけた。ツイッターで投げかけたら、たくさんの方々が「シャガ」という花だと教えて下さった。東京都では準絶滅危惧種に指定されている花なんだそうだ。そうそう、お礼を言えてなかったんです。どうもありがとうございました。

 公園のグラウンドで行われていた子供たちのサッカー大会をしばし眺めた。ひとつのボールに全員がダンゴ虫のように群がっていく。フォーメーションなんてあったもんじゃない、かわいらしくも一生懸命なプレイにほっこりした。

 雨の午後には、冷たいビール片手に、カリフォルニアのサーフィンの歴史を描いたドキュメンタリー映画を観た。見終わる頃には、窓の外の海の上に雨上がりの夕焼け空が広がっているといいな、と思いながら、酔いしれた。

 子供の日にはランニングついでに、近所の和菓子屋さんで手作りのかしわ餅を頂いた。子供の日にかしわ餅を食べるなんて何年ぶりだっただろう。

 毎年、海岸でやっている野外上映会で映画を観ようと思ったものの、例年にない人出でチケットが完売していたので、ふてくされてひと駅向こうの町にあるバルまで足を伸ばした以外は、ずっと日々暮らしている町で、忙しくも、のんびりとした時間を過ごした。

 休みだからって特別な場所に行かなくても、いつもの日常にある風景でも、感じ方次第でこんな風にいくらでも豊かな気持ちになれるんだと知ったのはいつからだろう。子供の頃ならテーマパークなどの刺激のある場所に行かないと宿題の絵日記が書けないとゴネていたかもしれない。いや、テーマパークとかそんなに好きじゃなかったかもしれないけど。

 すべては30代の時に福山さんのナビゲートで経験させて貰った『旅』で、お金じゃ買えない『豊かさ』を感じる物差しが自分の中に出来たからだと思う。
 オートバイで走り抜けた北海道のどこまでも続く真っ直ぐな道。スケール感が日本とはまるで違うハワイ島の大自然。スペインの安くておいしいバルが生み出す人々の笑顔。手付かずの美しい自然の中を日が暮れるまで歩き続けた屋久島やスウェーデンは王様の散歩道…。
 そんな旅の体験を通じて僕はお金じゃ買うことのできない『豊かさ』を感じる心を育てて貰ったんだと思う。その流れで興味を持った「農業」をきっかけに今度は日本の里山を見て回るようになって、そういった旅先でしか得られなかった『豊かさ』が日本の身近なところにもたくさんあることを知った。美しい自然とそこで暮らす人々の営み。そして、自らも小さな畑を営む為に辿り着いたのが、海と山に囲まれたこの町だった。ここではみんながそういったお金に換えられない様々なものを大切にしながら暮らしている。壊したくないし、大切にしたい。そのことを改めて感じた、2014年のゴールデンウイークだった。

小原信治


投稿時間:2014-05-09 01:54:33
 
Copyright © 2014 Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.