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福山さんの機械事情 |
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福山さんと荘口さんという生粋のラジオマンのお2人が、ラジオトークで盛り上がった今週。「最近の若い人はラジオを持っていない?」というお話から始まったんですが…(詳しくは昨日の魂ラジレポートをご覧下さい!)
今まで福山さん世代の方々が当たり前のように使ってきていた機械が、だんだんと「使い方のわからない機械」へと位置づけられてきているようです。
番組には、こんなメールが届きました。
○ ラジオネーム:みきてぃー(栃木県)
「こんラジオ!!ましゃ、ラジオ持っていないとか、そういう話はまだ甘いですよ!私は中学校で働いていた時、生徒から『先生、公衆電話ってどう使うんですか?』って聞かれたことがあります☆みんなはスマホはすらすら使えても、公衆電話はだんだん使えなくなってしまうのは不安になったので、受話器をカチャッとあげてテレフォンカードを入れるところから丁寧に教えましたー!」
F「今はどうなんですか?テレフォンカード(または公衆電話)って。」
S「ちゃんと存在はしてます。あまりにも意識していないんで、どこにあったっけ?っていうのはありますけれども…まあテレフォンカード自体今持ってないかなあ、昔に比べて。」
公衆電話で電話をかける際に使う、テレフォンカード。距離や区域によって話せる秒数が変わってくるんですが、福山さんが上京して間もない頃、テレフォンカードを使って自宅に電話をかけるとえらい勢いで度数が減っていたんだとか。
S「やっぱり、遠いところだと、お金がすごくかかるっていう。」
F「ねえ。今はその感覚ないですもんね、電話かけるのにお金がかかるっていう…」
S「無料通話アプリなんかもありますしねえ。」
F「まあ、我々ももう50近いですからね。だって半世紀弱だよ?人生半世紀も経てばねえ、もう色んなことがあるよね。」
S「世の中がえらい変わりましたね。」
お2人が生きてきた45年の間に、世の中ではいろいろなことが変わり、
ついていけていないと感じるテクノロジーもたくさんある、と話す福山さん。
「知らないものを触ると壊れる」と考えてしまうんだそうで…
F「だから、スマホなんかでも、100%使えてるか、って言うと、全くそうじゃないですよ、僕は。使うものしか使っていないです。パソコンにしてもね。」
S「そうですよね。ちゃんと使えている人って、我々よりももっと便利に生きている可能性が高いと思います。」
F「なんか、もっと上手に目的地に辿り着いている気がするんですよ。エロ動画とかでも。それで、『ここかな?』と思って、クリックしたら広告だった〜、みたいなことに。」
S「バナー広告が上がった瞬間にクリックして『ああ〜っ!』っていう。」
最近は見かけなくなったようですが、昔は、『これかな?』と思ってクリックをすると、ブラウザ画面いっぱいにドン!ドン!ドン!と表示され、パソコンがフリーズすることもしばしば。そうしたトラウマがあるにもかかわらず、検索だけはやめない、と話す福山さんです。そんな福山さんの機械事情ですが…
F「そのくせ俺、ExcelとかWordも使いこなせてないんだよね。詞を書いたりセットリスト作ったりとかそういうことしかできないんだよね、なんか。」
自宅で楽曲を録音する「宅録」や海外のアーティストさんとコラボをする際に、1度も会わずに、海外と日本で録音したものを送り合って完成することができる技術など、ハードディスクレコーディングのテクノロジーも格段に進歩を遂げています。しかし…
F「なんか、本当にダメでさ、そういうところがさ。なんかそこをやろうとすると、本来やりたかった方向に向かう気持ちがそがれちゃうんじゃないかなと思って。それはまあ、専門の人にやってもらおうみたいになっちゃうんだよねえ。」
楽器やマイク、ケーブル、さらにはレコーディング卓などのインストルメンツには今後ともこだわっていくけれど、スマートホンの機能全て使いこなせるようにはならないかな、と話す福山さん。F「スマホも、らくらくスマホ的なのでいいかなって思うもん。」とおっしゃっていましたが、荘口さんがどのようにスマホを使っているか気になったよう。
F「何使ってる?彰久は、Twitterでしょ、メールやるでしょ、エロ動画でしょ?」
S「あとまとめサイトとかですね。」
F「まとめサイトでしょ?結局ネット散策じゃん。その中で、なんか他の仕事的なことやんないでしょう?使ってない機能の方が多いでしょう、圧倒的に。」
S「まあまあ。もっと色んなことできるんだろうなとは思いながらも。」
トランジスタ・ラジオ世代の福山さんが、もし中学生の頃に「ドリームマシン」であるスマートホンを持ったら、自分たちで映画を撮ったりしていたかもしれないとのこと。最近の若い人たちといえば、自分で動画を撮り、音楽をのせ、加工をしてSNSでシェアをする、なんて言うことを簡単にやってのけちゃうんです。
F「だから、写真を撮る技術もめちゃくちゃ上がったと思うよ。今の若い人って写真、うまいと思うよ。」
英語圏の2013年度の流行語は、「自分撮り」を意味する”selfie”
自分で自分を綺麗にとれるカメラも売れるような時代の今、「写真の撮られ方」も変わってきているようです。
S「だってみんな、我々が中学校の時みたいに間抜けな顔とか今ないですから、全然。」
F「あの、変顔でもないし、写りなれてもいない、あの素の状態の…、俺はね、ちょっと今回改めて自分のアルバムを見る必要があり、自分で昔のアルバムを見たんだけれどもさ。改めて思ったけど、やっぱりね、強いっすよ、『素』は。写真として。写りなれてないし。昔だってさ、カメラなんて一家に1台、冠婚葬祭やなんか法事の時に撮るって感じだったじゃないですか。」
写真に、フィルムもお金もかかる時代。勿体ないので、そんなにバンバンバンバン撮れない状態の中、撮り慣れても、写り慣れてもいない福山さんがそこにはいました。
F「だから、1枚1枚アルバムに入ってる写真っていうのはさ、まあその、仏頂面であるとか、今の若い人たちの写りに比べたら、どっちかっていうと侍に近いよね、写り方としては。もうじっと睨みつけるみたいな感じで、侍の方に近いんだけれども、その素の感じっていうのは、今となっては甘酸っぱいし、究極的にはそっちの写真の方が強いなと思いますよね、写真としては。」
今の若い人は、写真を撮られる時「キメ顔」をしたりなどして、仏頂面で写ることはほとんどないですよね?しかし、福山さんと荘口さんの場合は、「ただ困惑している」という状態だったんだとか!(笑)その困惑した、仏頂面ともとれる表情は、福山さん曰く、NHK大河ドラマ『龍馬伝』の時に色んな資料で見た近藤勇や近藤長次郎、さらには坂本龍馬などといった幕末の侍方面に近かったそうです。
S「そう考えると、写真でしか見たことがない龍馬さんだったりとか、本当に生きて動いていると、全然違う顔だったかもしれないですよね。」
F「もうちょっとニコニコしてたと思うよ。昔は、露光時間が長かったから、(写真を撮られる時に)止まっていなきゃいけなかったんですよ。だから躍動的な写真っていうのは無かったんです。シャッタスピードが長かったから、笑顔の写真っていうのはなかったって言われていますよねえ。」
と、幕末の侍の表情を想像するお2人でした。
さて、そんな福山さんの機械事情をお送りした今週ですが…
4月9日(水)からは初の試みとなるデジタルでのアルバム楽曲配信が解禁となりました!それに合わせて、未配信だった過去曲もレコチョク、アミュモバDX、iTunesなどでリリース。これを機に、スマホで福山さんの楽曲を楽しんでみてくださいね♪
明日の更新では、あの曲とあの曲の解説トークをお送りします!お楽しみに♪
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投稿時間:2014-04-15 17:55:37 |
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