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魂ラジブログ
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1月15日 魂ラジレポート
未完成の新曲
冬の大感謝祭「Hotel de fukuyamaU」の中で歌われた2つの新曲。
まだタイトルも無い、歌詞も変わるかもしれない、
いわば“未完成”の曲を披露したことに対し、驚かれたリスナーも多かった様子。
そこには福山さんがこれまでの経験から築き上げた考え方と、そこに訪れた変化が影響していました。

○ラジオネーム:あやこ(埼玉県)
「LIVEの中で披露された2曲の「名もなき新曲」には驚きました。「いつもはスタジオや家でやることを実験的にやってみた」と言っていましたね。いつも完璧なましゃがタイトルも無い未完成の歌をお客さんの前で披露することに抵抗はなかったのですか?10日間歌ってみて感じたことや、「名もなき新曲」披露を決めたときのましゃの想いが知りたいです。」

F「デビューした当時への原点回帰というのと、僕自身がライブを楽しみたいという気持ちと、いくつかの考えがありました。エンターテイメントは「どうなるか分からない」ってドキドキ感に中毒性があるんですよね。」

音楽もお芝居も未熟なまま始まったデビュー当時。
それから30代半ばにかけて本番を繰り返す過程の中で、自分なりの方法論や技術、ロジックを学び、その精度を高めようとすること、完成度の高さを求めていくことが良いのだと考えていたそう。
その考え方に疑問を感じるようになったのは、ある人物に出会ったことがきっかけでした。

F「『構築していくこと』が一番優れた表現ではなく、瞬間的に何が起こるかわからないそのドキュメント感、ライブ感、ドキドキ感が、一番刺さるもの、ぐっとくるものなのかな、っていうことを一番最初に提示してくれた人が、植田正治先生なんですよ、写真家の」

写真家として、福山さんの『HELLO』や『HEAVEN』のジャケット写真も手掛けてくださった植田先生からこんな言葉を訊いたそうです。
『僕は永遠のアマチュアである。好きな者を撮りたい時に撮りたいように撮るんだ』

F「エモーションですよね、いわゆるね。その後に、偶然出会った、アメリカのフォト集団「マグナム・フォト」のエリオット・アーウィットさんも同じことを言っていたんです。『アマチュアでありたい』と。僕自身も音楽やお芝居の世界で具体的にはそのことを感じていたものの、未熟な人として始まっているから、そんな未熟な人がエモーションだって言うのは「バカ」に見えてたわけ。」

そのときに訪れる感覚・衝動だけ表現する、よく使われる言葉でいう「初期衝動」は、十分な技術と経験、もしくは天才的な技量がある人のみに許されるものだと考えていた福山さん。

F「でもあるときから、そういう先生方に会ったことで「俺が考えていることは違うかも」って、感じていることとやろうとしていることが違うかもって思ったんだよ。」

その違和感に気付いたころに出会った1つが大河ドラマ『龍馬伝』。
長回しの撮影現場で役者として追いつめられながらも、その分だけ解放される1年を過ごした後、昨年に公開された映画『そして父になる』の現場では自分の考えを壊され崩される中で出てくるものに「あ、俺こんなことしてたんだ」と気づく場があり…
そうした経験を経たことが、今回のライブでの新曲披露につながっていきました。

F「今回新曲をやったのは…。今そういう、自分の中で今このライブをやる時に、1番自分が新鮮に感じられるもの。自分がこの新曲を歌う時にどうなるかわかんないけど、すごい緊張しちゃって、歌詞も間違うかもしれないし、なんか違う言葉が浮かんできてどうしようっていう。でも、その自分がやりたいと思う、『初期衝動』があったわけですよ。「年末ライブで新曲をやるんだ」っていう、何の確信も確証もないけど、そういう初期衝動があったわけですよ。だったらやってみようと思って。頭で考えて構築していく部分と、本能的に求めている部分とっていう、半ばこう相反する要素が、人間の中に矛盾として、もしくは矛盾ではなく同時に共存しているじゃないですか。いつも、理性と本能は。理性で考えたら、ライブでわざわざタイトルも決まってない、歌詞も決まってないような曲をやる必要はないわけだよね、全く。でも自分の中のライブに向かう本能としては、それをやらないと、多分自分があの場所で心からドキドキするようなこと、心から新鮮に思うようなことが起こらないっていう。ライブに向かう本能として思ったから、(新曲を)やったんですよね。だからそれが成功か失敗かもちょっと良く分かんないし、喜んでくださったのかそうじゃないのかっていうのは分かんないけど。」

そんな気持ちで望んだ初日、初披露した2曲目が終わった後に福山さんを待っていたのは1万8千人のスタンディングオベーションでした。

F「ありがとうございます」と感じると同時に、このメニューでやっていいんだ、って教えてもらった年末ライブでしたね。」

この福山さんの考えを受け、エンディングには
「あの2曲を聞けたことがライブの良さ・醍醐味を一番色濃く感じられた瞬間だったなあと思っています。楽曲が日々進化する過程に立ち会えたことが本当に幸せでした」
という感想もリスナーの方からいただきました。

今後どのタイミング、どういう形で世に出ていくのかはまだ分かりませんが、“未完成”でのライブ披露という過程を経たこの2つの作品が、どんな“完成”された姿にたどり着くのか楽しみですね。


さて、次回も通常営業でお送りする魂ラジですが、
「え、あれってこの人だったの?」という内容のメールを募集しています。

紅白で「vs.2013〜知覚と快楽の螺旋〜」を披露した福山さんを見て、
「え、ガリレオの曲って福山雅治が作ってたの?」
と驚いた方がリスナーの周りで実は少なくなかったことを受け、
同じように、
「よく見たり聞いたりしていたけどあの人のだと知って驚いた!」
というあなたの実体験を教えて下さい。
福山さんや荘口さんも知らないであろうびっくり情報をお待ちしています。

メールは
masha@allnightnippon.com
まで。

次回の魂ラジもお楽しみに!
投稿時間:2014-01-15 17:34:58
 
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