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コンドーム先生の格言 |
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「コンドームの達人」こと岩室先生をお招きして、エイズについて、HIVについて、セーフセックスについてリスナーと一緒に考える年に1度の「世界エイズデースペシャル」。
みなさんからの素朴な疑問や、人には聞きにくい質問など、先生から最新の正しい知識を伺いながらお答えいただきました。
○匿名希望(愛知県)
「僕はバイセクシャルで、男と性交したこともあります。記憶は曖昧ですが、HIVは性交から感染し同性愛者から広まったと保健体育で学んだと思います。これは誰にでも当てはまるのでしょうか?」
I「2人が検査を受けてウィルスを持っていないことが分かったら、交換するものが無いんですからHIVの感染の心配はありません。だから他の病気は置いておいて、そもそもコンドームで予防する必要はないと。」
両性愛者から広まったということも言えず、あくまでセックスをすれば誰にでも移る可能性があるとのこと。
ただ、広まりやすくなっていることにはこんな理由がありました。
I「男性間だとなかなかコンドームを使えないんですよ。男女だと『避妊のため』って言えるんですけど、男性間だとその心配がないので『あんた病気持ち?』『持ってない』となると使えないんですよね。」
F「自己申告でしかないと。」
I「でもやっぱり同性間だろうと『立ったらつけようコンドーム』です。」
コンドームの達人こと岩室先生からのお言葉、
どなたもセックスをするときには、「立ったらつけようコンドーム」です。
避妊だけでなく、いろいろな病気の感染を防ぐためにもお忘れなく。
○匿名希望(宮城県)
「先日、私に初めての彼氏ができました。デートから家に誘われ、部屋でいい雰囲気になりそのままセックスしそうな空気になったときに『ゴム、ありますか…?』と聞いたらすごく嫌な顔をされました。今回はなんとかしないで済みましたが、ゴムをつけてもらうにはどう言えばいいでしょうか?」
F「もうこれは先生に聞くまでもないですよ。ズバリ言っていいですか?」
S「お願いします。」
厳しい表情で一言。
F「別れなさい!」
答えは明白なようです。
F「だって嫌な顔をするってそれだけダメでしょ?」
I「ダメですね。」
F「もう人として男としてダメ!」
この女の子の気持ちを代弁する福山さん。
F「彼氏が生まれて初めてできて、部屋まで行くっていうだけでもドキドキだし勇気がいるのに、そこで『ゴムありますか?』って女の子から言うのは相当勇気がいりますよね?」
I「すごいですよ。拍手したいです。」
F「彼女は発言としても行動としてもいたって正しいわけです。それにも関わらず、すごく嫌な顔をする男だったわけですよ。」
ということで結論は…
F「別れなさい!!こういう人とは付き合わない方がいいですよ。だって仮にゴムを付けてもそのうちしなくなるよ?」
S「確かにそうかもしれませんね。」
F「新しい、他にいいのがいるから。」
もしかしたら、同じような経験をしたことのある女子は多いのかもしれません。
他にもこんな相談が届きました。
○ラジオネーム:くろねこ
「私は付き合って半年の彼氏がいますが、ゴムをつけない主義です(中では射精しませんが)『妊娠したら結婚するしいいじゃん』と言います。妊娠はもちろん、最近は病気も心配です。将来は彼との赤ちゃんも欲しいので病気になりたくないのですが、もう何かしらに感染している可能性はありますか?」
I「女の人は、HIVよりはるかに多いクラミジアという病気をもらってもなかなか症状が出ないんですよ。コンドームをつけてない場合には、感染の可能性はあります。」
「中では射精していない」と妊娠の可能性を否定しているこの彼ですが、実際はそんなことないと注意する岩室先生。
I「男は勃起をしただけで、もう射精が始まっているんです。」
S「分かりやすい射精じゃなくても。」
F「いわゆる『がまん汁』といわれるものですね。」
I「だから『気をつけよう、その1滴で子ができる』です。」
コンドームの達人からの2つ目の格言が
「気を付けよう その一滴で子ができる」
間違ったり安易な行動をしたりしている男子みんなに覚えていてほしい言葉ですね。
I「最近ゴムつけないこととかを『主義』って言う人がよくいますけど。」
S「なんなんだろうって思いますよね。」
I「『膣外射精は避妊じゃありません』ってちゃんと高校の教科書に書いてあるんですけどね。」
間違った認識をしている方もいらっしゃるかもしれません。
改めて教科書などを含めて、基礎的なことから学び直す機会が必要ですね。
魂ラジにも、14歳の女の子からこんな質問が届きました。
○ラジオネーム:あい
「エイズについてこの前保健で習ったのですが、性交などからも感染するんですね。エイズは感染したらどうなるんですか?保健では軽くしか習っていないので、詳しく知りたいです。」
I「14歳だと中学校もなかなか丁寧には教えられないんでしょうけども、HIVウィルスをもらってもなんの症状もありません。早い人では1年で、エイズという抵抗力の低い状態になって肝炎になったりガンになったりということがありますので、コンドームなしでエッチをしたことがある人は、早めに検査をして下さい。
よく「症状から分かりますか?」と先生も聞かれるそうですが、無いと思っておくしかないとのこと。
そのためにも、まずは検査を受けることが大事になってくるようです。
F「症状が出たときにはもうエイズを発症しているということになりますからね。」
I「治療をする状態になったら、今は1日1錠や2錠という薬が出てます。」
F「そんなに減ったんですか?昔はものすごい飲んでましたよね。」
昔は1日に5回、計10何錠も飲まなければならかったのが、今先生のもとでは食事関係なく1日に1回、2錠の薬を出しているそう。
副作用がある場合には違うタイプに変え、1日に3回飲まなければならないものがあっても、以前に比べてはるかに状況はよくなっているようです。
次の質問では福山さんらも初耳の事実が明らかになりました。
○匿名希望
「自分は今、彼女が妊娠して結婚しました。検診で検査をすると、彼女には多少の反応があったのですが、子供には影響が出るのでしょうか?」
F「多少の反応というのは、陰性・陽性がはっきり分かるわけじゃない、曖昧な反応みたいなのってあるんですか?」
I「『偽陽性』って言って、実は感染していないんだけど少し反応が出るってのもあるんですね。それは検査の限界なんです。」
F「と言いますと?」
I「1つの検査法だと引っかかることのある妊婦さんが300人に1人はいらっしゃいます。」
S「その後はどうなるんですか?」
I「私のところのような専門のところに来れば、より詳しい検査ができますから、ウィルスが本当にあるのかを調べられます。」
これは体質の問題で、検査に引っかかりやすい方がいらっしゃるとのこと。
以前にも2人のお子さんを産んだ方が2回とも引っかかって、先生のもとで精密な検査をして大丈夫なことが分かったことがあったそう。
F「検査自体がそういったものにセンシティブに反応しすぎるってことがあるんですか?」
I「見落としちゃいけないので、よりセンシティブに反応するようには作ってありますね。だから万が一『反応がありました』って言われてもそこで心配せずに、より専門的なエイズに詳しい医療機関に行って調べれば、特に妊婦さんの場合は多くの方が大丈夫ということになりますので。」
妊婦さんは体内に他の生命が宿るという状況の分、血液検査で反応が出やすくなるそうです。
I「そのときに一番気を付けてほしいのは、産婦人科の先生たちなんです。偽陽性を知らずに『感染しています』って言い切っちゃう先生もいらっしゃるので。」
F「もし魂ラジを聴いている産婦人科の先生やそれに近い方がいらっしゃったら、そういうこともあるって認識しておいてほしいですね。精神的に不安定になって子供にも悪影響が出ちゃうかもしれませんから。」
S「気を付けてほしいですね。」
初めて知った方も多いのでは?
今妊娠されている方や、これからそういう場に立ち会う機会がある方はぜひとも覚えておいてほしいことですね。
もし何か反応が出ても、より専門的な機関で検査をしてみてください。
明日はルーマニアの「明日の家」からお越しくださったラビニアさんとの対談をお伝えします!
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投稿時間:2013-12-10 17:53:51 |
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